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◆まとめ 中国の山西省は首都北京から360kmほどと近く、万里の長城の一端を担っている省でありながら、日本国民にはあまりなじみが薄い省だと思います。しかし、山西省は「中国文化財の宝庫」と言われるように、中国3000年の歴史や文化の中核を占める石窟、寺院そして文物に恵まれた場所でもあります。 雲崗石窟 出典:wikipedia 平遥古城 出典:wikipedia 地形的に見ると、山西省は平均標高が1000mもあり、3000mを超す山々も多数あるなど全体として山岳地域にあります。山西省南部には黄土高原があります。黄土高原から流れ込む土が黄河の「黄」の源であり、また日本で有名な「黄砂」(こうさ)のもとともなっています。それら山岳地帯一帯には中国道教や中国仏教の源流となる仏教、道教の寺院が散在しています。さらに、懸空寺や綿山寺院など岩山の崖にへばり付く寺院は観光客にとって大きな見どころとなっています。 本稿はそれら稀有で秀逸な遺跡、文物の一部をお伝えできれば幸いです。 「神怡舘」内部展示より 万里の長城の山西省部分 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2016-12-22 黄土高原の風景(山西省渾源県付近) 出典:Wikipedia 黄土高原の分布 Shanxi が山西省 出典:Wikipedia ◆山西省ツアーについて 実際に現地に行くには、日本から北京あるいは上海まで行き、そのあと鉄道や国内便飛行機で太原か大同まで行くのが一般的です。日本から北京、上海へは往復で2〜3万円のLCC便た多数があり、便数も多数あります。また北京、上海から太原か大同にもリーズナブルな列車が多数出ています。 ※ 列車予約サイト 以下は、大同ー北京西、大同ー運城の予約検索例です。 検索例 出典:Ctrip 検索例 出典:Ctrip 下は北京市から太原市への列車のルートと時間です。途中、新幹線に乗り換えれば1時間ほど短縮されます。残念ながらこの経路にはまだ新幹線がないため5時間半かかりますが、車窓の風景が楽しめるはずです。 出典:グーグルマップ 太原や大同からは、中国の旅行者が企画する1泊から5泊などのツアーが多数あります。 これらのツアーでは専用車、日本語ガイド、食事、ホテルが含まれているのが一般的です。視察先も標準的なものから、オーダーメイド、プレタポルテタイプまでさまざまのバリエーションがあります。それらツアーの大部分は大同市、太原市、晋中市を対象としたものです。さらに綿山や黄土高原など山西省の南部には、大同や太原から列車が出ており、列車の主要駅からは各種のバスがあります。また南部の駅を集合場所としたツアーもありますので自分なりの山西省ツアーを計画してみてください。 ◆埼玉県小鹿野町にある日中友好記念「神怡舘」に行くには 「神怡舘」内部展示より 神怡舘の案内 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2016-12-22 神怡舘 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2016-12-22 「神怡舘」に行くには、以下を参考にしてください。 住所 埼玉県秩父郡小鹿野町両神小森 交通アクセス 関越道花園I.Cより約34km 西武秩父駅より町営バス約48分 秩父鉄道三峰口駅より町営バス約20分薬師堂下車徒歩約5分 駐車場有り 出典:グーグルマップ 本稿はこれで終了 |