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文化財の宝庫・中国山西省

太原市 <晋祠

青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda
December 25, 2016
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文化財の宝庫、中国山西省
総論 神怡舘再訪  山西省概要1  山西省概要2  万里の長城1  万里の長城2
大同市 五台山 雲崗石窟  懸空寺  応県木塔 南禅寺 佛光寺  九龍壁
太原市 双塔寺 晋祠 玄中寺 天龍山石窟
晋中市 平遥古城 平遥古城壁 双林寺 綿山
臨汾市 小西天 東岳廟 運城市 関帝廟 永楽宮
その他 仏像 工芸品 民族楽器 書・絵画 まとめ 補:他寺院



晋祠
(しんし)


「神怡舘」内部展示より
 
以下は晋祠の位置を示しています。


出典:グーグルマップ

概要

 太原市南西約25kmにある晋の始祖の祖廟で、5世紀の北魏時代の創建です。聖母殿(1030年頃建築)は宗を代表する建築家で、殿内の女官像などは、宗代塑像の一品です。

詳細(出典:山西省)

 太原市から西南 25kmの?瓮山麗に位置する「晋祠」は、西周「武王」次男、晋建国の君主の祠として造られました。

 歴代にわたり修復された現在は、「全国重点文物」として保存されています。庭園式の観光地として名高い「晋祠」は、大きく中部・北部・南部の3部分に分かれています。

 主な建築物が多くある中部には、「金人台」「越坊」「鐘鼓楼」「献殿」「魚沼飛梁」「聖母殿」等、起伏の激しい北部には、「文昌宮」「経東岳祠」「関帝廟」「祖閣」等、南部には「瀛モウ楼」「経白?亭」「真趣亭」「水母楼」「公?子祠」等の建築物があります。

 その他最南端には、唐代開国大将「尉恭」の別荘と言われている「十方奉聖禅寺」や北には高さ 30m、7階建て、八角形の「舎利生生塔」があります。

 この塔は隋時代に造られ、その後宋、清時代にわたり修復が繰り返されました。

 手すりには瑠璃が施され、上からは「晋祠」全景が見渡せます。また祠内には「晋祠三絶」と呼ばれる「難老泉」「周柏」「侍女」の像もあり、国内外の「王氏」「張氏」祭祖の聖地にもなっています。

・聖母殿(せいぼでん)

 「晋祠」の主殿「聖母殿」は、「魚沼飛梁」前方にあります。

 聖母とは「虞」の母「邑姜」を指しており、「聖母殿」はもともと「女郎祠」と言われていました。

 宋時代に建てられたこの大殿は、まず7部屋、更に奥には6部屋があり、柱がないため、広々とした造りになっています。廊柱に刻まれた木彫りの龍は、国内で現存する最古の木彫龍とされています。また「晋祠」でも珍しい 43 体の「侍女像」が祀られています。

・周柏唐槐(しゅうはくとうかい)

 「周柏唐槐」は、「晋祠」の代表的な古木です。「聖母殿」北側にある「周柏」は、「斎年古柏」といわれ、元は2株でした。

 2800 年経った今も健在であり、不老長寿の象徴とされています。「唐槐」は、「水鏡台」の前にあり、「晋祠」のエンジュの中で一番古いものですが、生き生きと茂っています。

・山西省太原市晋祠博物館

 晋祠博物館は前世紀五十年代に成立され、太原市文物局に属し、省、市の精神文明建設の重要な窓口と陣地です。

 晋祠博物館は晋祠風致区の主要管理地域で、文化財保護、学術研究、展覧陳列、安全防備、観光地建設、重要接待、社会教育を一つにした総合的な博物館であります。



出典:壮大な歴史との出会い 山西省 埼玉県山西省友好記念館


「神怡舘」内部展示より
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2016-12-22


「神怡舘」内部展示より
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2016-12-22


「神怡舘」内部展示より
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2016-12-22


「神怡舘」内部展示より
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2016-12-22


出典:山西観光局


出典:山西観光局


出典:山西観光局


つづく