1.秀吉をパーフェスト接待! 〜三献の茶〜
三成は、現在の学校の役割を果たしていたお寺に預けられました。
そこで、長浜城主となったばかりの羽柴秀吉と、15歳になった三成が運命的な出会いを下といいます。その時の出会いのエピソードが有名な「三献の茶」です。
<さっくり訳>
「鷹狩りに出て喉が渇いた秀吉は、ある寺に入って茶を所望した。
その寺の童子を務めていた三成は、秀吉に三杯のお茶を出した。
・1杯目 → 大きな茶碗に7〜8割入った温かいお茶
・2杯目 → 中くらいの茶碗に、半分に満たない少し熱めのお茶
・3杯目 → 小さなお茶碗に、少なめの熱いお茶
秀吉はその機転の働き方に感じ入り、近習に取り立てた」
この三成が預けられたお寺は諸説ありますが、観音寺(米原市大原)だったと伝わります。逸話は江戸時代につくられたものと言われますが、観音寺には秀吉が扶持(建設費)を与えて、実際に茶亭を創らせているので、あながち作り話とも言えないところに、この逸話のおもしろさがあります。
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