エントランスへはここをクリック   中央アジア・シルクロード  【世界紀行

  シルクロードの今を征く
Now on the Silk Road

キャラバンサライ

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda 共編
掲載月日:2015年1月23日 更新:2019年4月~6月
独立系メディア E-wave Tokyo
 無断転載禁
総合メニュー(中央・西アジア)

トルコ・歴史  オスマン調文化 現代トルコ1 現代トルコ2 現代トルコ3 第四回十字軍 
アンカラ  アンカラ文化遺産 第四回十字軍 2016年クーデター未遂  ギャラバンサライ

イスタンブル
  イスタンブル2  イスタンブル3  イスタンブル4  イスタンブル5  イスタンブル6 
イスタンブル7  イスタンブル8  イスタンブル9  イスタンブル10  パレオロゴス朝ルネサンス 
ビザンチン建築1  ビザンチン建築2  ビザンチン建築3 ビザンチン建築4  ビザンチン建築5
東ローマ帝国の都市1  東ローマ帝国の都市2  ビザンチン美術 ビザンチン美術・ギャラリー
ボスポラス海峡   ボスポラス大橋  金角湾  ガラタ地区・ガラタ塔  イスタンブール歴史地区
モスク  アヤソフィア  アヤソフィア2  アヤソフィア3  アヤソフィア4   アヤソフィア5
アヤソフィア6  アヤソフィア7  アヤソフィア8  アヤソフィア9 
セリミエ・モスク
 スレイマニエ・モスク  ブルーモスク  地下宮殿  
エジプシャン・バザール  カパルチャルシュ  トルコイスラム美術博物館  カーリエ博物館  
トプカプ宮殿1  トプカプ宮殿2  プカプ宮殿3  トプカプ宮殿4  トプカプ宮殿5
ギヨレメ国立公園   トルコ6 カッパドキア  トルコ7 カッパドキア   トルコ7 カッパドキア 
エルズムル1  エルズムル2  エルズムル3  アララトト山  ノアの方舟1  ノアの方2

 次はキャラバンサライです。

◆キャラバンサライ

 キャラバンサライ(ペルシア語: كاروانسرا kārvānsarā、トルコ語: kervansaray)は、ペルシア語で「隊商宿」の意味。隊商のための取り引きや宿泊施設を指す。バザールやスークに隣接して建てられた。アラビア語では、ハーン(khan)、カイサリーヤ、フンドゥクとも呼ばれた。

概要


アゼルバイジャンのキャラバンサライ (18世紀のもの)
Source:Wikimedia Cmmons

 一般的には中庭がある2階建ての建築物で、1階は取引所、倉庫、厩、管理人や使用人の住居にあてられ、2階は客人である隊商の商人たちの宿泊施設となっていました。アガと呼ばれる責任者や、荷運びの監督、夜警などの役職が常駐していました。

 キャラバンサライは、遠隔地交易の商人の他に、地元の卸売商人の事務所や倉庫にも使われました。イスファハンでは、前者をタージェル、後者をボナクダールと呼んで区別ししていました。


キャラバンサライの間取り図の例 (サファヴィー朝)
Source:Wikimedia Cmmons

 地元の卸売商人はティームやティームチェと呼ぶ取引場や、ダーラーン(通廊)で取引を行っていました。行商人は、卸売商人から商品を仕入れて近郊の農村や遊牧地をまわっていました。

 現在では宿泊所としての機能は消え、事務所、倉庫、卸売店舗として用いられています。


1723年の挿絵、イラン
Source:Wikimedia Cmmons


モスクつづく