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●2011年6月20日(日) 2011年6月20日、私たちは二本松市の渡辺さん宅を訪問した後、一路、いわき市に向けて車を進めた。下の地図でグリーン(緑色)の部分が20日の行程である。 具体的には二本松市→本宮市→三春町→田村市→小野町→いわき市→広野町→楢葉町→いわき市といわき市に行き、その後、いわき市から北茨城市→常磐自動車道→つくば市→柏市を経由し東京に戻る。 下の地図の緑色の矢印が6月20日の私たちの自動車移動のルートである。 図 福島放射線現地調査ルート図 出典:環境総合研究所 二本松市の駅前を出て渡辺さん宅に立ち寄った後、私たちは本宮市→三春町→小野町を経由し昼前にいわき市に入った。 ●いわき市 いわき市とは(公式ホームページ) いわき市の位置図 いわき市は、福島県の浜通り南部にある市。中核市に指定されており、福島県内で最大の人口、および面積を持つ。人口では仙台市に次いで東北地方で第2位、面積では鶴岡市と宮古市に次いで東北地方で第3位である。 福島県内及び東北地方で最も工業製造品出荷額が多い(約1兆900億円)工業都市となっている。また、多彩な観光資源があり、観光客数は県内第1位の年間約1,102万人。東北地方では仙台市に次いで第2位である。 東北地方内では年間日照時間が最も長く、1日の平均気温が最も高い都市である。これはいわき沖で寒流と暖流が交わる影響で、年間を通して寒暖の差が少なく、気候が安定しているため。また、降雪は山間部を除いてほとんどなく、特に平野部・沿岸部では降らない年もある。そのため積雪量は東北では最も少ない値となっている。 いわき市にはこの4月中旬にも、3人で2泊3日で被災地視察などで来ているのだが、そのときは主に浜通り地区の津波の被災地を30カ所ひとつひとつ視察した。 以下は現地視察後執筆した3人の論考である。 ◆青山貞一:いわき市被災地視察+福島原発事故シンポ報告 ◆池田こみち:被災地域からのペットの救出:その実態 ◆池田こみち:福島県浜通り いわき市平薄磯地区 被害の実態 ◆鷹取 敦:いわき市被災地 現地視察 また、以下はいわき被災地視察後に制作した動画である。 ◆青山貞一・池田こみち・鷹取敦(環境総合研究所):いわき被災地視察報告 ◆福島県南部 浜通り 被災地視察(詳細報告) 前編 後編 ◆Environmental Research Institute: South Fukushima Disaster Field Report(English version) いわき被災地視察時でも携帯検知器を用いて放射線量を測定した。以下はその論考である。 ◆青山貞一:いわき市現地調査時の放射線量について(1) ◆青山貞一:いわき市現地調査時の放射線量について(2) ◆青山貞一:いわき市現地調査時の放射線量について(3) ◆青山貞一:いわき市現地調査時の放射線量について(4) 6月の現地調査では移動はすべて自動車を使用したこともあり、<固定測定>とは別に、車内でも放射線の<移動測定>を行った。 固定測定だと1地点、1カ所ごとにかなりの時間がかかるが、移動測定、すなわち車で移動中に走行しながら測定する方法だと多くの地点で測定することが可能となる。 ちなみに測定位置はGPSで計測し、ロガーに記録し、帰宅後、位置データをグーグルマップにプロットする方法をとった。 車中で放射線を計測している鷹取敦氏。運転は池田こみち氏。ガンマー線を測定するため車窓にセンサーをかざしている 車中で放射線を計測している鷹取敦氏。運転は池田こみち氏。 ガンマー線を測定するため車窓にセンサーをかざしている 撮影:青山貞一 つづく |