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日本と中国の歴史をひも解くシリーズ


南京大虐殺 5

 原題:南京大屠杀
来源: 百度百科

中国語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
独立系メディア E-wave Tokyo 2021年12月31日
 

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南京大虐殺 5

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強姦

 日本軍は南京侵攻の際、何千人もの女性を家族の前で昼夜問わず強姦した。 中には何度も強姦され、拷問で死んでしまう女性もいた。 それに加えて、日本人は近親相姦の行為を強要した。 当時、2万件以上の強姦が行われていたのではないかと言われている。[12-15]

 以下は強姦後殺害された中国の女性。


無謀な強姦と殺戮


無謀な強姦と殺戮


大虐殺と王冠の歴史的写真 (19枚)


無謀な強姦と殺戮


無謀な強姦と殺戮


無謀な殺戮と強姦


文化略奪

 このように中華民族が血を流す一方で、中国の文化財も略奪された。 日本の侵略者が南京を占領した後、330人の工作員、367人の兵士、830人の労働者を送り込み、1938年3月から1ヶ月間、毎日トラック十数台分の書物や書類を運び出し、当時日本最大の図書館であった東京の上野帝国図書館の85万冊の蔵書を上回る88万冊の書物や書類を強奪したことが判明した。

略奪と放火

 略奪や放火による物的被害も甚大あった。 南京国際救援委員会の報告によると、「南京の建物の31%が焼失し、それ以上の割合の商店が破壊された。日本軍の被害と略奪により、1億フランスフランに上る直接的な損失が発生した。南京周辺の道路沿いの農村部では略奪を受け、種子、家畜、労働力、道具などの不足に陥り、例年の食糧作物の10%しか播種できなかった」という。[16-18]

 日本軍の放火が市内全域に及ぼした深刻な影響について、国際委員会のスミス氏が行った調査によると、市内の24%の家屋が放火によって破壊され、市外では62%、同済門外では最大78%の家屋が焼失した。

 江寧、ジュロン、麗水、江浦、柳河(半県)の4県半では、合計30,800戸の家屋が破壊され、これらの地域の総家屋数の40%を占めた。 そのほとんどが焼失していた。[19]

 1946年2月、南京敵性犯罪調査委員会は、中島、長谷川ら日本陸軍29部隊が南京で行った虐殺、傷害、強姦、略奪、破壊、強制労働など、合計295,882件の犯罪を網羅した500枚以上の資料を入手した。[20]

 1946年6月から9月末まで、「南京大虐殺事件敵性犯罪調査委員会」は2,784件の裏付けとなる人証を得て終了し、その調査結果をもとに、死傷者の統計表、侵略日本軍の犯罪の統計表、法廷で証言できる被害者の住所・氏名の一覧表などが作成された。

 この報告書は、日本の戦争犯罪者の裁判の証拠として、極東裁判と南京の国防省軍事法廷に提出された。 調査対象となった犯罪の種類は、

 銃殺1,159件、銃剣667件、虐殺315件、敷設285件、焼失136件、殺害69件、拷問後殺害33件、強姦後殺害19件、爆破19件、強姦16件。 被害者の性別では、男性の死亡・負傷・不明が2,292件、女性の死亡・負傷・不明が478件、性別不明が14件であった。

 事件の調査に関しては、委員会は10件の典型的な被害者の事例を提供した。荘少徳の事例は南京大虐殺とは関係がなかったが、他の9人、例えば、博鴻恩、李秀英、尹有宇などは、いずれも大虐殺の被害者でした。[21]


南京大虐殺に参加した日本軍

  隊員名  主要指揮官名

・中央中国戦線軍 司令官:松井石根陸軍大将
・上海派遣軍 司令官:朝香宮鳩彦王中将
・第3師団先遣隊 中隊長:陸軍少佐 高森 隆
・第9師団 師団長:吉住亮介中将
・第16師団 師団長:中島今朝吾中将
・山田分遣隊(第13師団の一部)
・第103歩兵旅団司令官:サンディ・ヤマダ陸軍少将
・第10軍 司令官:柳川平助中将
・第6師団 師団長:谷寿夫中将
・第18師団 師団長:牛島貞夫中将
・第114師団 師団長:須松茂晴中将
・国東分遣隊(第5師団第9旅団の歩兵部隊)分遣隊長:国崎 昇少将


南京大虐殺6につづく