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●宮城県石巻市長面集落（新規調査） 
●石巻市長面地区 石巻市の大川小学校の敷地から北上川の河口側に数ｋｍ行ったところに長面浦という大きな湿地がある。その湿地を取り囲むように住宅地が展開されているが、もともとこの長面地区は低地で湿地、しかも北上川の河口近くにある。 以下のグーグルマップで３．１１後に上空から撮影した石巻市長面地区の写真を見ると、一帯が浸水していることが見て取れる。マウスを使用することで拡大、縮小、移動などが自由に行えるとともに、衛星画像、通常の地図、３次元立体地図、地形図などを切り替えてみることができる。 地元紙でもあまり報道されていないようだが、現地調査した結果、上述のような津波被害を受けやすい条件がそろっており、甚大な津波被害を受けていた。しかも、浸水した多くの家屋がまったく震災・津波後に処理されていない状況があった。 長面地区は現在、ほぼ全域が浸水しており海上都市の体をなしていることが分かった。 石巻市長面地区の壊滅的な被災状況。ほぼ全地域が現在でも浸水している 動画撮影：青山貞一 Nikon CoolPix S10 2011.11.21 未だ浸水が著しい長面地域の被災状況。  未だ浸水が著しい長面地域の被災状況 撮影：青山貞一 Nikon CoolPix S10 2011.11.21 ◆参考動画：石巻市雄勝地区の津波の様子 http://www.youtube.com/watch?v=bn-tTDFs0BY ●参考データ（宮城県石巻市） ■宮城県石巻市の死者数と行方不明者数
■津波の高さ（推定値） 今回現地調査した石巻市長面地区は、水門、道路、堤防、公共施設などの破壊状況、沿岸背後地の樹木、土壌、地層などへの影響などからTPから８ｍ以上の津波高が生じていたと推定される。 参考・東北地方太平洋沖地震津波情報 東北地方太平洋沖地震津波合同調査グループ グラフィックスで見る日本沿岸の津波高 津波現地調査結果/岩手県 過去の津波情報 つづく |
