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    ボロブドウール寺院遺跡群
  Archaeological site of Borobdur temple

仏陀の生涯 四門出遊

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
掲載月日:2017年1月31日
独立系メディア E−wave Tokyo
 
無断転載禁
@ 仏陀の生涯 導入部 A レリーフの意味 B 全体要約 C マヤ夫人の懐妊
D 誕生と婚姻 E 四門出遊 F 出家と苦行 G 瞑想
H 成道と説法

四門出遊

 しかし、仏陀は、四つの出会いをきっかけに出家の決意を堅め、やがて王宮を去ることになります。

 それは後に四門出遊と言われる出来事でした。

◆四門出遊(しもん-しゅつゆう)

 仏陀が出家する前、まだ太子のとき、王城の東西南北の四つの門から郊外に出掛け、それぞれの門の外で、老人・病人・死者・修行者に出会い、その苦しみを目のあたりに見て、人生に対する目を開き、出家を決意したという伝説です。また、そのときに、それぞれの苦しみを実際に見て、世をいとう心が生まれたともいわれています。
 
 第1日目に、仏陀は東門より出遊したところで老人に会います。



 東門から出たところで老人に会います



 次の日、南門から出て、重病人に会います



 次の日、西の門から王城を出て仏陀は死人に会います。



 こうして仏陀は、老い、病、死を逃れることはいかなる人も出来ないことを悟ります。



 四日目、北門から出遊した仏陀はひとりの沙門(出家した修行者)に会いました。

 沙門があらゆる不安から解放された人であることを知った仏陀は深く心を動かされます。

 註)左端が沙門(出家した修行者)です。



 こうして四門出遊の体験を得た仏陀は、いよいよ深く出家の意思を固めるのでした。




つづく