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プランバナン寺院遺跡群
Archaeological site of Prambanan temple

ハンサ寺院
 
青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
掲載月日:2017年1月31日
独立系メディア E−wave Tokyo
 
無断転載禁
@ プランバナン公園へ  A 寺院群の時代背景  B ヒンズー教とは   C 寺院群とは 
D 寺院遺跡群概要 E 遺跡の発掘・修復   F シヴァ寺院   G シヴァ寺院壁画1 
H シヴァ寺院壁画2   I ブラフマー寺院   J ヴィシュヌ寺院 K ナンディ寺院 
L ハンサ寺院   M ガルーダ寺院   N アビット寺院 O   

 次に紹介するのは、ハンサ寺院です。

◆チャンディ・プランバナン(チャンディ・ロロ・ジョングラン)
 Candi Lolo Jonggrang........これがいわゆるプランバナン寺院
 
@シヴァ寺院(チャンディ・シヴァ)
 
 ・シヴァ神殿

 Aフラフマー寺院(チャンディ・ブラフマー)
 Bヴィシュヌ寺院(チャンディ・ヴィシュヌ)
   ・ヴィシュヌ神殿
 
Cナンディ寺院(チャンディ・ナンディ)
  ・ナンディ堂の仏像

 
Dハンサ寺院(チャンディ・ハンサ)
  ・ハンサ神殿

 Eガルーダ寺院(チャンディ・ガルーダ)
  ・ガルーダ堂
 Fアビット寺院(チャンディ・アピット)
 Gクチル寺院(チャンディ・クチル)


ハンサ神とは

 ハンサ(Hamsa,Hansha)は、ヒンドゥー教に伝わる神鳥。 白いガチョウの姿をしており、ブラフマーの乗り物とされています。純粋さや神の知識などを司り、高次元の存在(ブラフマー)への到達のシンボルとして扱われています。


 
 ハンサはインド神話に登場する霊鳥です。

 「ハンサ」という言葉は元々サンスクリット語で「ガチョウ」を意味しているとされ、鳥類学者によればインドに生息するインドガンがモデルであろうと考えられています。主神ブラフマーが乗り物として使役しており、その妻サラスヴァティも乗せるといいます。

 ヒンズー哲学における宇宙の真理であるブラフマン(ブラフマー)への道標とされ、その羽ばたきは修行者を高みへと導くものと考えられています。シヴァの乗り物である聖牛ナンディから転じて牛が大切にされてきたように、ハンサから転じてガチョウも神聖視されることがあります。ただし、多くはシンボルとしてハンサが描かれたものです。


ハンサ寺院

 以下はハンサ寺院です。


ハンサ寺院
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix 9900 2016-11-20




ハンサ寺院
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix 9900 2016-11-20


 なお、寺院の周辺にあるがれきは、地震で崩れた主要八寺院以外の小さな200を超す寺院のがれきです。将来、修復時の素材として使用するために残してあるものと思えます。



ハンサ寺院
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix 9900 2016-11-20


主要寺院の周辺にあるがれき
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix 9900 2016-11-20

 下の写真はそれらがれきを含めたプランバナン主要八寺院です。がれきの外側はプランバナン公園として整備されています。下の写真では、右側が東であり、その先にプランバナン公園の入り口があります。


主要寺院の周辺にあるがれき
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix 9900 2016-11-20


つづく