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2018年・東日本大震災・津波
復旧実態調査(宮城県編)

岩沼市沿岸2

青山貞一・池田こみち 
環境総合研究所顧問
掲載月日:2019年5月20日 2020年3月11日第2次公開
 独立系メディア E-wave Tokyo
断転載禁
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調査の内容と方法 基本データ  山元町1  山元町2  
亘理町1  亘理町2  亘理町3  亘理町4  亘理町5  岩沼市1  岩沼市2  


◆岩沼市沿岸2

 岩沼市沿岸の「避難丘」が見えた。

 
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-6-29

 この後、岩沼市の沿岸域に新設された堤防を視察する。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-6-29


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-6-29

 下は、新設された岩沼市沿岸域の堤防の上の池田こみちである。海側にはたくさんのテトラポットが見える。

 以下は岩沼から仙台方向を見た堤防である。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-6-29

 一方、以下は岩沼から福島方向を見た堤防である。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-6-29

 以下は岩沼市沿岸域の「避難丘」である。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-6-29

 「避難丘」の近くの公園に保存されていた蔵の壁に 東日本大震災の津波が押し寄せてきたときに水位が示されていた。ざっと見て5mから6mの高さである。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-6-29


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-6-29

 さらに進むと、 「いわぬま・ひつじ村」という交流施設があった。。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-6-29

 以下は 「いわぬま・ひつじ村」を紹介する河北新報2018年12月22日土曜日のWeb記事である。

◆<いわぬまひつじ村1周年>人気スポットへ成長 住民手作り 被災者に好評

 東日本大震災で被災した宮城県岩沼市玉浦地区に市が整備したヒツジ牧場「いわぬまひつじ村」が、「開園」から1年を迎えた。住民らが一から造り上げた牧場は、今や年3万人を集める人気スポットに成長。1匹で1日約4キロを食べるヒツジが被災地での雑草繁茂を防ぎつつ、被災者の心の復興にも一役買っている。

 16日に現地で「村立1周年記念式典」があり、住民ら約150人が参加。中南米の子どものお祭りで用いられる、お菓子が詰まったくす玉「ピニャータ」を子どもたちが棒で割り、節目を祝った。

 子どもたちによるヒツジの名付けもあり、いずれもメスの3歳が「ホクロ」、4歳が「ことね」と決定。一足先に名付けられた「弥次郎兵衛」(オス、1歳)が食べた餌の番号に応じ、関係者にTシャツが贈られる場面もあった。

 市が公益社団法人青年海外協力協会(JOCA)に委託し、ヒツジの放牧を始めたのは2015年11月。当初は2匹だったが、他牧場から譲り受けるなどして28匹まで増えた。住民らが協力して牧柵なども整え、17年12月16日に、いわぬまひつじ村の「めぇ称」がお披露目された。

 18年4月には毎月第3日曜に市を開き、来場者を増やす仕掛けもスタート。住民らが地元野菜などを売る催しで、開催日は約1000人が訪れる。「集団移転先の災害公営住宅から外出するきっかけをくれる」と被災者にも好評で、JOCAによると、4月からの来客は19年3月までに3万人に達する見込みだ。

 JOCA岩沼事務所の原田勝成総括主任は「被災した荒れ地がよみがえって良かった。住民たちの手作りの村なので、さらに頻繁に使ってもらえるようになれば」と願う。


河北新報2018年12月22日土曜日の記事
 
 以下は 「いわぬま・ひつじ村」を紹介するWeb記事である。

◆岩沼で新しい交流を生む「いわぬまひつじ村」。

(公社)青年海外協力協会が岩沼市と地方創世に関する協定を結び、沿岸部の集落跡地を活用して手作りの牧場やドッグラン、農園などの交流施設を運営しています。生まれ変わった地域での交流を通して、震災と地域の記憶を次の世代に伝えています。

 放牧されている羊にエサをあげたり、定期的に開かれる羊毛加工のワークショップに参加したり、愛犬どうしを遊ばせたりと、ここでの楽しみ方は様々。近くにある千年希望の丘や海浜緑地とあわせて、家族連れやカップルで訪れてみませんか?もちろん、ひとりでのんびり羊に癒されるのもおすすめです♪

 また、毎月第3日曜日の10時から15時には、野菜や手作り雑貨などの店が出展する「ひつじ村の市(いち)」が開かれます。


 時間がないので、いわぬまひつじ村には入らなかったが、後日調べたところ1年後に沿岸域にいわぬまひつじ村が新たな観光名所となればと思う。

 下は、いわぬまひつじのフェイスブックのエントランス写真である。


出典:いわぬまひつじフェイスブック

 下の写真はSENDAI-MATSUSHIMA TRAVEL GUIDEからのものだが、なかなか楽しそうである。


出典:SENDAI-MATSUSHIMA TRAVEL GUIDE

 以下はひつじ村をグーグルマップの衛星写真で見た写真だが、ここにも膨大な量の太陽光パネルがあった。


出典:グーグルマップ

 なお、以下は宮城県岩沼市のメガソーラー発電の記事である。

◆宮城県岩沼市に28MWのメガソーラー、津波の被災地に丸紅が建設

 丸紅は5月19日、宮城県岩沼市において、出力28.3MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「いわぬま臨空メガソーラー発電所」の竣工式を開催したと発表した。東北最大級のメガソーラーとし、4月1日に売電を開始していた。宮城県南東部の太平洋岸にある岩沼市相野釜西地区の、東日本大震災で被災した農地に建設した。津波による塩害と地盤沈下によって、農作の再開が困難になっていた。

 そこで、2012年6月に岩沼市が発電事業者を公募し、丸紅が事業者として選定された。その後、農地転用などを経て、メガソーラーを建設した。丸紅では、東日本大震災から4年が経過し、復興に向けた取り組みは進みつつあるものの、本当の意味での復興は道なかばと認識しており、メガソーラーによる発電事業によって、地域の再生・産業振興に寄与したいとしている。

 発電事業者は、丸紅の100%子会社であるSPC(特定目的会社)の「いわぬま臨空メガソーラー」(東京都千代田区、6月に岩沼市に移転予定)となる。年間発電量は、一般家庭約8000世帯分の消費電力に相当する、約2900万kWhを見込んでいる。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは、日立製作所が担当した。採用した太陽光パネルは非公開、パワーコンディショナー(PCS)は日立製作所製となっている。

 今回の稼働によって、丸紅グループが国内で稼働済みのメガソーラーの合計出力は約200MWとなった。大分県の臨海工業地帯の出力約82MW(関連ニュース1)、三重県と愛知県にまたがる木曽岬干拓地の同49MW(関連ニュース2)などが稼働している。太陽光発電所だけでなく、中小規模の水力発電、洋上風力発電や地熱発電なども手掛けている。

出典:メガソーラービジネス

 下はこの辺りの貞山堀である。

 この後、岩沼市の北にある名取市に向かう。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-6-29


名取市1つづく     <総合メニューへ>