2018年・東日本大震災 復旧実態調査(岩手県編) 釜石湾口防潮堤3 青山貞一・池田こみち 環境総合研究所顧問 掲載月日:2019年6月20日 独立系メディア E-wave Tokyo 断転載禁 |
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私たちが2011年に行った釜石市桜木町の住民インタビュー(釜石市2に掲載)では、巨額をかけギネスブックに掲載されているなどで、湾口防潮堤の存在が市民の慢心をもたらしたことも指摘されていた。国、自治体は、ハードばかりでなく、人々の心理など、ソフト、ハートについても客観的な第三者調査を行う必要があるだろう。
3.11の津波で粉々に破壊された湾口防波堤は、以下の日本経済新聞の記事にあるように、2018年3月に再建されていた。 先に指摘した諸点は再建された湾口防波堤にどう活かされているのか? 3次元の流体力学シミュレーションや模型実験などがどう援用された分析され、評価されたのか、大いに問われる。というのも、総事業費として約657億円の巨額の税金など官費、工費が投入されているからだ。 マスメディアは、この種の巨額の官費、工費を投入した事業については、ただ3.11の巨大津波に一定の効果があったとする事業者の言い分をそのまま掲載するのではなく、専門家らの多面的なコメントを載せるべきである。
以下は国土交通省による釜石湾口防潮堤の破壊状況の測量結果。 出典:平成30 年 4 月 2 4 日 国土交通省釜石港湾事務所 釜石港湾口防波堤完成式のお知らせ ~湾口防波堤復旧工事完了 釜石両石1へつづく |