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２０１８年・東日本大震災 復旧実態調査（宮城県編） 釜石市唐丹町小白浜３ 青山貞一・池田こみち　環境総合研究所顧問 掲載月日：201９年３月２０日　2020年3月11日第２次公開 　独立系メディア　Ｅ－ｗａｖｅ　Tokyo 断転載禁

＜総合メニューへ＞ 釜石小白浜１　釜石小白浜２ 　釜石小白浜３　釜石小白浜４ 釜石１ 　釜石２　 釜石湾口防潮堤１　釜石湾口防潮堤２　 釜石湾口防潮堤3 釜石両石１　　釜石両石２ 　釜石鵜住居１　　釜石鵜住居２　 ◆釜石湾口防潮堤３　 出典：東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対策に 関する専門調査会配付資料 　以下は２０１１年８月２４日に行った小白浜防潮堤への第一回現地調査後に執筆した報告である。 参考：第一次調査時の報告概要　　2011.8.24 　釜石市唐丹集落の小白浜堤防は中心部が倒れており、背後地に津波が入り低地は壊滅状態になっていた。他方、高所にある住宅はまったく被害を受けていなかった。 １２ｍの高さがある防潮堤は中央部分がひっくり返っていた 撮影：青山貞一　Nikon CoolPix S8 2011.11.20 釜石市唐丹町小白浜漁港　出典：グーグルマップ 　この堤防は下の写真のように防波堤の内部が通路となっていた。そこで私たちは防波堤の上ではなく、防波堤の中を車で通ってみた。 釜石市唐丹町小白浜漁港の防波堤内道路入口　撮影：青山貞一　2011.8.24 　かなり行ったところで、防波堤が津波で破壊されており、防波堤から浜側に出ざるをえなくなった。 釜石市唐丹町小白浜漁港の防波堤　撮影：青山貞一　2011.8.24 防波堤内を走行する（釜石市小白浜にて） 動画撮影：青山貞一 　以下はこのときの報告の全容である。 ◆青山貞一・池田こみち：三陸海岸 津波被災地現地調査　⑩津波の力 　以下は2011年11月.20日現地調査報告概要である。 　明治三陸津波、昭和三陸津波を経験している釜石市唐丹だが、高台に移転した家屋、世帯はほぼ健在であった。しかし、海浜に降り居住していた世帯は巨大な堤防があったにもかかわらず多くの犠牲者をだしてしまった。 高台に移転した世帯はほぼ被害を免れていたことがよく分かる 撮影：青山貞一　Nikon CoolPix S8 2011年１１月.20日 　下の動画は、小白浜の防波堤の上で撮影した破壊状況と高台に移転し助かった家屋である。 小白浜の防波堤の上で撮影した破壊状況 動画撮影：青山貞一　Nikon CoolPix S8 2011年11月2１日 　唐丹では前回、相当詳しく調査していたが、今回は隣にある釜石市立唐丹小学校の被害状況とあわせ時間をかけ調査した。 　宮城県臨海部でも同じ状況があったが、なぜ小学校、中学校などの義務教育の学校施設が海浜や河口付近の海のすぐ隣につくられているのか、大いに疑問を感じた。 　唐丹小学校は、３．１１の津波により３階建校舎が水没したが、幸い児童約７０人は無事であった。２０１１年４月２１日からは、ここから６ｋｍ離れた平田小学校で１学期の授業を始めたという。 岩手県釜石市唐丹小学校の正門前の青山貞一 撮影：池田こみち　Nikon CoolPix S10 2011.11.19 　下は津波に破壊された唐丹小学校の体育館である。すぐ背後に低い高さの防波堤があるのが分かる。 岩手県釜石市唐丹小学校の破壊された体育館 撮影：池田こみち　Nikon CoolPix S10 2011年11月19日 釜石小白浜４へつづく