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伊能忠敬と日蓮の足跡を
たどる千葉の旅
 

誕生寺3
(千葉県鴨川市小湊)

青山貞一 Teiichi Aoyama・池田こみち Komichi Ikeda
Dec. 12, 2018 独立系メディア E-wave Tokyo 無断転載禁


千葉視察総合目次

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◆誕生寺の伽藍

 山内には幼少期の日蓮像、祖師堂など日蓮に関わる施設が目立ちます。


出典:大本山小湊誕生寺

・総門

 以下は誕生寺の総門です。この後、灯籠、仁王門、祖師堂と続きます。


総門
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2018-12-11

・灯籠


灯籠
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2018-12-11


・仁王門

 1706年(宝永3年)建立。平成3年に大改修されました。入母屋造二重門、間口8間(柱間は五間三戸)です。宝暦の大火の際焼け残った誕生寺最古の建造物です。両側の金剛力士(仁王)像は松崎法橋作。楼上の般若の面は左甚五郎作とされています。千葉県指定有形文化財です。


仁王門
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2018-12-11


金剛力士像(吽形像)             金剛力士像(阿形像)
Source: Wikimedia Commons


仁王門の解説
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2018-12-11


・祖師堂

 1842年(天保13年)建立されました。入母屋造、総欅造り雨落ち18間4面(柱間は正面7間、側面6間)です。高さ95尺。建材は江戸城改築用として、伊達家の藩船が江戸へ運ぶ途中遭難し、譲りうけたものです。

 日蓮像が安置されています。聖人像が安置される御宮殿は明治皇室大奥の寄進によるものです。堂内右側の天井には南部藩の相馬大作筆による天女の絵が描かれています。堂内の天蓋等の仏具類は明治天皇の生母である中山慶子一位局や大正天皇の生母・柳原愛子一位局による寄進です。


祖師堂
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2018-12-11

 
    相馬大作 天女の絵          生身の日蓮聖人像
出典:大本山小湊 誕生寺公式Web


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2018-12-11

 以下は昨年2018年10月の池上本門寺のお会式で参道で何度か見た鯛です。池上まで来られていたのです。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2018-12-11


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2018-12-11

 日蓮聖人像を安置する祖師堂は、49代日闡上人が、10万人講により10数年の歳月をかけ、弘化3年(1846)に建立されました。総欅(けやき)造り雨落ち18 間4面。高さ95尺。堂内に52本の欅の柱と用材は江戸城改築用として、伊達家の藩船が江戸へ運ぶ途中遭難しこれを譲りうけたものです。

 平成3年、聖人像を修理する為、解体したところ、胎内より今から6百数十年前の造立を記す貞治2年(1363)4代日静上 人筆の古文書と薬草が発見されました。古文書には「生身の祖師」の名と宗祖誕生の時と所が記されていました。

 聖人像を安置する御宮殿(ごくうでん)は明治皇室大奥 の御寄進によるものです。堂内右側の天井に南部藩の忠臣相馬大作筆による天女の絵が描かれています。堂内の天蓋(てんがい)等の仏具類は明治天皇御生母中山慶子 一位局様や、大正天皇御生母柳原愛子一位局様による御寄進です。


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