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    ボロブドウール寺院遺跡群
 Archaeological site of Borobdur temple

寓話4 ネコとネズミ
 
青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
掲載月日:2017年1月31日
独立系メディア E−wave Tokyo
 
無断転載禁
@ ボロブドゥールの教え A 仏教の伝来 B 寓話1・ 鳥と亀
C 寓話2・猿と鳥 D 寓話3・ライオンと猿 E 話4・ネコとネズミ  
F 寓話5・二つの頭を持つ鳥
 
<寓話4> 猫とネズミ

 あるとき猫がネズミをだまそうとして手に数珠をもちお坊さんに化けました。


 
 猫の計略を見抜いたネズミが言いました。



 「ほんもののお坊さんになるには手に数珠をかけるだけでなく、...



 首にきれいな鈴を掛けなければなりません。」
 


 猫はなるほどと思い、首に鈴を掛けてもらいました。
 
 こうしてネズミは猫が近づくといつでも猫から身を隠すことができるようになりました。



 人を騙そうとする者は、簡単に騙されるものです。






  註)下はこの寓話にある絵の実際のレリーフです。ムンドゥッ寺院にあります。




つづく