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■2009年3月27日 朝6時に起床。7時にホテルの一階でバイキングの朝食をとる。天気はまぁまぁだ。 今日は石垣島から高速艇で西表島(いりおもて)に向かうことにしている。とはいえ、この季節は、天気、とくに風がなければ西表島の北西部にある上原、上原行きの船が欠航の場合は同じ西表島の南東部にある大原に向かうことになる。 西表島の北にあるのが上原港、南にあるのが大原港 八重山諸島に含まれる島々。 石垣島から西表島へは高速艇でわずか35−40分 デジカメとデジタル・ビデオ・カメラをバッグに入れ、離島ターミナルに向かう。 8時ちょっと前に到着。すでに8時00分発上原行きはでている。 天気はそれほど良くないが、上原行きの高速艇が欠航となっていない。 そこで石垣島ターミナルと上原港を往復する高速艇の切符を買う。往復で4000円ちょいである。上原行きの船がすぐに出るというので、すぐに桟橋に行き乗り込む。 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.27 石垣島8時30分発の高速艇は、水しぶきを上げ一路、西表島の上原港に向かう。南西諸島では、西表島は沖縄本島に次いで大きな面積をもっている。船から西表島の島影が見えだしてから20分以上も北西の港を目指して走り続ける。 ただ天気は雨こそ降らないが、下の写真のようにどんよりしている。 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.27 おおよそ40分で予定通り9時10分ちょいで、高速艇は西表島の上原港に到着した。 下の写真は西表島の上原港のターミナル。ターミナルには、ここから島内あちこちに日帰り旅行をするお客をピックアップするために旅行会社、エコツアーの運転手が迎えに来ている。 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.27 私も当初、何らかのツアーに参加しようとしたが、大学環境情報学科同僚のO先生から教えられた陸の孤島、「船浮」まで何とか一人で日帰りで行ってみようと最初から決めていたこともあり、一切、ツアーに参加せず、自力で「船浮」まで行くこととする。 ちなみに平田観光という会社が「船浮」一日ツアーを1万7千円で実施している。また白浜でも類似のツアーを実施していた。 その陸の孤島のリゾート開発による環境破壊の可能性を考察するのが今日の目的である。 ただ、西表島では路線バスは1時間によくて1本、島内の定期船は数時間に1本しか就航していないものが多く、ヘタすると数時間ボケーとバスや船をまつことになる。 ところで、西表島では、何もかもイリオモテヤマネコにあやかって、ヤマネコタクシー、ヤマネコレンタカー、ヤマネコ...とヤマネコがついている。 私自身、上原までは来たものの、この先の交通手段についてはあまり考えていなかった。もたもたしているうちに、バスも送迎車もいなくなってしまった。かといって、路線バスはいつくるか分からない。 そうこうしていると八重山観光フェリーの送迎ミニバスの運転手が出ますよーと大声を上げている。 考えてみれば私はその八重山観光フェリーの船で西表来にているので「乗せてもらえますか?」と聞くと、「うちの船で来られたのですよね」というので「そうです」と帰りの切符を見せ、OKとなった。これで一安心だ。料金は無料だ。というより高速艇の料金に含まれているのだろう。 運転手が「どこまで行きますか」と聞くので「白浜」までというと、「白浜か白浜港のどちらですか?」と言うので、「白浜港までお願いします」と言う。 ミニバスは私を含め3人を乗せ走り出した。途中、ホテル、ニラカナイで私以外の2人が降りる。結局、運転手以外は私一人となってしまった。 途中、ミニバスの窓から下の写真のような入り組んだ湾が見える。何しろ水が綺麗。透明度が高い。 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.27 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.27 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.27 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.27 上原港から白浜港に行く途中、下のような看板が道路のきわに立っていた。確か、O先生から伺った船浮知己の土地を買い占めリゾート開発を計画している業者名もユニマットだった。 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.27 そうこうしているうちに約20kmをノンストップで走り、9時40分頃、白浜港にミニバスが到着した。時間にして約30分である。当然、路線バスもここまで来る。料金は580円である。送迎バスは無料。 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.27 陸の孤島となっている船浮に行くためには、最終的には白浜から船しか交通手段がない。 下は白浜から先の奥西表の地理概要だ。船浮地区は奥西表で最も陸の孤島として奥まった位置にある。したがって、船浮に行くには白浜から船で行くしかない。 出典:平田観光のパンフレット つづく |