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     ジョグジャカルタ王宮視察
 Visit the Yogyakarta Royal Palace

クラトン (王宮) Kraton-1
 
青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
掲載月日:2017年1月31日
独立系メディア E−wave Tokyo
 
無断転載禁
@ ジョグジャカルタ概要    A クラトン(王宮)-1    B クラトン(王宮)-2
C クラトン(王宮)-3    D クラトン(王宮)-4    E タマンサリ(水宮)-1
F タマンサリ(水宮)-2
 
 プラバナン公園での寺院群への参拝、視察終了後、私たちは公園の出口に向かいました。この公園は何しろ巨大な公園です。にもかかわらず正式な出口は一つしかありません。

 当然のこととしてその正式な出口は見つかったものの、係りの人にホテル名を告げて出口からホテルは歩いてどのくらいかと聞くと、最低30分かかるということでした。
 
 ジョグジャカルタ市内見学のワンボックス車の運転手との待ち合わせ時間もあるので、タクシーを拾おうとおもいましたが、ジョグジャカルタには日本のような流しのタクシーはないようで、見つかりません。

 散々困った挙句、出口の近くにいた 駐車場に出入りする車を誘導していた男性にバイク・タクシーを提案しました。これはミャンマーで使った方法です。若干の謝礼を出し、彼らが通勤や生活で使っているバイクの後部座席に乗せてもらい、ホテルまで行く方法です。

 これで問題解決しました。タクシーを待っていてもいつ来るかわからないからです。

 午前11時過ぎにホテルに戻り、市内視察後に空港まで送ってもらうことにしました。

 ジョグジャカルタ市内の見学先は、当初、いろいろ考えましたが、最終的に以下の2カ所となりました。

 
(1)クラトン (王宮) Kraton
 (2)水の宮殿 (タマンサリ) Water Castle (Tamansari)



 以下にプランバナンからクラトン (王宮)への車での道のりを示します。時間がかかっているのは、ジョグジャカルタの中心市街地は、渋滞が激しいためです。



プランバナンからクラトン (王宮) Kratonへの経路
出典:グーグルマップ

 下の写真はクラトン (王宮) Kratonの入り口を撮影したものです。



撮影:青山貞一 Nikon Coolpix 9900 2016-11-20

 下は王宮の入り口です。

 

撮影:青山貞一 Nikon Coolpix 9900 2016-11-20

 クラトン王宮に到着後、まずは、入場料を払います。

 一人当たり、Rp12500、日本円で約100円です。一方、プラバナン公園の入場料が2000円近くとは合点が行きません(笑)。流石に王宮の入場料金はダブルスタンダートにはできないのでしょう。

 下の写真はその実物です。



 入り口周辺は以下のようになっています。イスラム系諸国は、たとえば最近出かけたモロッコ、ウズベキスタンなどでもほぼ同じ、すなわち大々的な施設はなく、比較的簡素な施設のみとなっているようです。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix 9900 2016-11-20

 王宮入り口には下のような大福に似た置物もありました。この像は巨人クペラ像というらしいのですが、そのクベラ像が守る王宮中庭内へと進みます。ごく一部以外、すべて写真撮影はOKでした。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix 9900 2016-11-20
 
 本報告では、ジョグジャカルタについて解説していなかったので、ここで、今回出かけましたインドネシアのジョグジャカルタ市の概要、歴史及びスルタンとの関連でのジョクジャカルタ特別州知事について以下に解説しておきます。また2006年のジャワ地震についても概説します。


◆ジョグジャカルタの王宮「クラトン」
 
 インドネシア、ジャワ島の中南部に位置するのがジョグジャカルタ特別州です。ジョグジャカルタ特別州の中心部に位置するのが王宮「クラトン」です。ここには、ジョグジャカルタを統治してきた歴代のスルタン(Sultan)の住居として1790年に王宮が完成しました。

 王宮「クラトン」は、インド洋を背後にメラピ火山に向かい伸びるマリオボロ通りの端に位置しています。何と、この場所には今なおスルタン・ハメンクブウォノ10世が住んでおり、その一部が博物館として公開されているのです。また王宮では、定期的にインドネシアの宮廷舞踊や民族音楽など、伝統芸能が行われています。


Source: Indonesian Wikipedia


Source: Indonesian Wikipedia


クラトン ジョグジャカルタ (トリップアドバイザー提供)

 ジョクジャカルタにある王宮、「クラトン」は、インドネシアの伝統とオランダなど欧州文化が融合したジャワ建築の最高傑作とされています。王宮の一部は「博物館」として一般に開放されています。そこではバティックの生地、衣装や多くの調度品や楽器などが展示されています。このように、王宮、「クラトン」は、短時間に現地の生きた歴史と文化が見れる絶好の場所です。

 王宮、「クラトン」では、ジャワの伝統音楽楽器、ガムランの演奏や伝統舞踊が毎日のように、上演されており、影絵劇も行われています。またある時は、伝統的な衣装の女性たちが、お清めの水と花を王室の柱にかけてまわります。

主な出典:
TRIPPING!

 下は王宮を使用した民族舞踊のパフォーマンスです。


クラトン ジョグジャカルタ (トリップアドバイザー提供)


クラトン ジョグジャカルタ (トリップアドバイザー提供)


クラトン ジョグジャカルタ (トリップアドバイザー提供)


つづく