2018年・東日本大震災 復旧実態調査(宮城県編) 宮古市2 青山貞一・池田こみち 環境総合研究所顧問 掲載月日:2019年6月20日 2020年3月11日第2次公開 独立系メディア E-wave Tokyo 断転載禁 |
<総合メニューへ> 大槌1 大槌2 大槌3 大槌4 大槌5 大槌6 大槌7 大槌8 宮古市1 宮古市2 宮古市3 宮古市田老地区1 宮古市田老地区2 宮古市田老地区3 参考:宮沢賢治 ◆宮古市沿岸2 出典:東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対策に 関する専門調査会配付資料 2012年11月22日~25日、青山貞一、池田こみち(ともに環境総合研究所顧問、東京都品川区)は、宮城県、仙台市および岩手県内の「がれき処理状況」を調査するため仮設焼却事業の現地視察を行ってきた。 私達は2012年11月23日(金)に3.11で発生したがれきの処理問題で宮城、岩手の各地を現地調査したが、以下の地図にあるように、その一環として岩手県では、釜石市と共に宮古市にも来ている。 岩手県内調査対象地域一覧 出典:青山貞一・池田こみち 以下の地図は、震災がれき処理の現地調査を行った地域だが、その最後に宮古市に現地調査を行った。 出典:青山貞一・池田こみち 3.11震災がれき現地調査報告(岩手県編) ■岩手県宮古地区
釜石地区の視察を終え、夕方が迫る中、私たちは一路、宮古へと国道45号を北上した。国道45号で宮古市街に入る手前、閉伊川に沿って左折し、小山田第2地割に設置されている仮設焼却炉を目指す。そこは、既存の一般廃棄物焼却施設「宮古清掃センター」のすぐ隣、山の頂上である。 焼却炉の処理能力が小さいためダイオキシンの規制値は5ng-TEQ/m3Nではあり(大型炉の規制値は0.1ng-TEQ/m3N)、規制値は下回っているもののかなり高い濃度となっている。周辺は山地、森林であり住宅などはないため、影響は少ないと思われる。 <宮古地区仮設焼却炉:岩手県宮古市小山田第2地割71番地> 津波の被害が酷かった沿岸域からは小山田地区の細い山道をかなり登っていかなければならない。この仮設焼却炉は岩手県がタクマに随意契約で発注したものであり、その業務内容は以下の通りである。
焼却炉搬入口には警備員が一人常駐しており、写真撮影をしていると私達に近づいてきたが施設内に立ち入らないので特に問題はなかった。その日はすでに夕方4時を回っており祭日でもあることから廃棄物の搬入は行われていない様子だった。 宮古地区小山田仮設焼却炉 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2012-11-23 宮古地区小山田仮設焼却炉 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2012-11-23 私たちは23日の視察行程をすべて終了し、一路、基地である古川駅前のビジネスホテルに戻った。宮古からは国道106号(閉伊街道)をおよそ100kmに渡って西に向かい、盛岡インターチェンジから東北自動車道を150km南下して古川に戻った。 宮古市3へつづく |