エントランスへはここをクリック   
2018年・東日本大震災・津波
復旧実態調査(宮城県中部編2)
女川町沿岸1

青山貞一・池田こみち 
環境総合研究所顧問
掲載月日:2019年5月20日 2020年3月11日第2次公開
 独立系メディア E-wave Tokyo
無断転載禁
<総合メニューへ>
石巻市1  石巻市2  石巻市3  石巻市4大川小1  石巻市5大川小2  
石巻市6大川小3  石巻市7大川小4訴訟  石巻市8長面1  石巻市9長面2  
石巻市10雄勝1
 石巻市11雄勝2 女川町1 女川町2 女川町3原発 女川町4原発
 
 
◆女川町沿岸1 


出典:東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対策に関する専門調査会配付資料

 私達は石巻市雄勝を後に、女川町に向かった。


出典:グーグルマップ



出典:Wikipedia

 以下は女川町である。女川町の周りは金華山方面まで含めて石巻市となっている。女川町が単独で自治体となっているのは、東北電力女川原子力発電所があることによる各種補助金や交付金があるためで、これは全国各地の原発立地自治体についても同じことが言える。


出典:グーグルマップ

 以下は女川町役場と東北電力女川原子力発電所の位置関係をグーグルマップで示したものである。両者の距離はいわゆるUPZ(原発から30km兼内)であり直線で約7kmである。したがって万一女川原発が事故を起こした場合、女川町全域が超高濃度の空間放射線量となることは明らかである。


出典:グーグルマップ

 したがって、女川町については、3.11の津波被害からの復旧、復興とは別に、東北電力女川原発が存在することによる事故時避難、脱原発などの大きな問題がある。

 これについては、過去、以下のように①現地調査、②原発施設視察、東北電力関係者との議論、③女川町での原発事故時3次元流体シミュレーションにもとづく講演会の開催などを行ってきた。

 なお、①現地調査のうち2015年調査については以下を参照していただきたい。

 ・青山貞一:女川町復旧復興雑感 土地造成・住宅編
 ・青山貞一:女川町復旧復興雑感 産業・雇用編

 
上記のうち原発関連については、本女川町沿岸の後半で紹介する。

 
 以下は石巻市から女川町に入る境界に設置されている看板である。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-6-30


 女川町に入ると、2018年6月の時点でも、398号線沿いで防潮堤などの工事が行われていた。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-6-30

 以下は398号線沿いで行われていた防潮堤工事である。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-6-30

 以下の写真に見るように、2018年6月になってから、背後に住宅などがない場所で、このような防潮堤を建設する意味はあるのかと思われる。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-6-30



撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-6-30


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-6-30


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-6-30



撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-6-30



撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-6-30


女川町2つづく