エントランスへはここをクリック   

バルト3国現地調査 フィンランド
ヘルシンキ:ウスペンスキー寺院

青山貞一 Teiichi Aoyama
池田こみち Komichi Ikeda

26 March 2009 無断転載禁
初出:独立系メディア「今日のコラム」

デンマーク  リトアニア  ラトビア  エストニア  フィンランド  特集全体
【フィンランド・ヘルシンキ】 【ヘルシンキ歴史地区】
@ターリンからヘルシンキへ Cヘルシンキ大聖堂
Aフィンランドの概要 Dウスペンスキー寺院
Bヘルシンキの概要 E広場・公園・国会議事堂

●2010年2月21日(日) ヘルシンキの概要




ヘルシンキの中心市街地と現地視察先候補地


ウスペンスキー寺院(フィンランド語 Uspenskin katedraali)

 この煉瓦づくりの寺院は、北欧最大のロシア正教の教会でもある。壁にはテンペラ画でキリストと23使徒が描かれている。

 また下の写真のように優れた宗教芸術の数々を見ることができる。 入場は無料、開館時間は季節と曜日できめ細かく決められているので内部を訪問する場合には要注意。



ウスペンスキー寺院
 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S10 21 Feb. 2010

 下はグーグルアースで3次元CG展開したウスペンスキー寺院


グーグルアースで3次元CG展開したウスペンスキー寺院


グーグルアースで3次元CG展開したウスペンスキー寺院
 
ウスペンスキー寺院(フィンランド語 Uspenskin katedraali)

 ヘルシンキに所在する正教会の大聖堂である。

 至聖生神女の就寝を記念している。ロシア帝国の建築家、アレクセイ・ゴルノスターエフの設計により1862年から1868年にかけヘルシンキ市街を一望できるカタヤノッカ半島の丘陵地に建立された。

 生神女就寝祭とは生神女の永眠を思いを寄せる祭であり、これを記念するのが生神女就寝聖堂である。

 聖母被昇天の教義はカトリック教会特有のものであり、正教会には存在しない教理であるため「被昇天」の語は用いられず、あくまで「就寝」との語を用いる。


ウスペンスキー寺院
  撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S10 21 Feb. 2010

 また生神女(しょうしんじょ)とは正教会において聖母マリアを指す称号の日本正教会における訳語である。

 ロシア語風に「ウスペンスキー大聖堂」と呼ばれる事もある。

 建設当時フィンランドの君主であったロシア皇帝アレクサンドル2世を祝福する記念銘板が大聖堂の背中に置かれている。フィンランド正教会ヘルシンキ教区の主要な大聖堂である。


ウスペンスキー寺院内部


ウスペンスキー寺院の主ドームの内観


ウスペンスキー寺院
出典:Wikipedia

 ウスペンスキー寺院から大統領官邸の脇を通って、海沿いにカウッパトリ広場(マーケット広場)に向かって歩くが、外気温はマイナス16度、少しでも風が吹くと体感気温はマイナス20度近くになり、まるで北極を歩いているみたいだ。

 よくもまぁ、ヘルシンキの市民はこんな極寒の地で生活できるものだと、変に寒心、いや関心してしまう!



大統領官邸
 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S10 21 Feb. 2010


つづく


【参考資料】
・地球の歩き方、「バルト3国、エストニア・ラトヴィア・リトアニア」、ダイヤモンド社
・Wikipedeia English Edition