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西会津・阿賀川に消えた若い芸術・運動家
現地調査3
第八報

青山貞一・池田こみち
独立系メディア E-wave Tokyo 共同代表

2021年5月3日
 公開 無断転載禁
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 この後、明神橋を渡り、県道367号線で西会津国際芸術村に向かう。

 この県道367号線は、以下のグーグル地図にあるように、いわゆる山道ではないが、幅員が狭く、曲がりくねった道であり、数カ所のヘアピンカーブもあり、慎重な運転が求められ、また落下の危険性もある道であった。しかし、大部分の地域はガードレールがあった。


明神橋を渡り、県道367号線で西会津国際芸術村に向かった道
出典:グーグルマップ



西会津、明神橋から西会津国際芸術村へ1
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900



西会津、明神橋から西会津国際芸術村へ2
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900



西会津、明神橋から西会津国際芸術村へ3
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900


西会津、明神橋から西会津国際芸術村へ3
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

 以下の写真の右側の白い色の建築物が西会津国際芸術村がある中学校の施設の一部である。


西会津、明神橋から西会津国際芸術村へ4
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900



西会津国際芸術村
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

 以下は、小野さんが滞在し芸術活動をしていた西会津国際芸術村の概要。出典は西会津国際芸術村公式Web(西会津町)

西会津国際芸術村

 西会津国際芸術村は、廃校となった木造校舎に海外から芸術家を招き、住居を兼ねたアトリエとして活用し、芸術を通した国際交流や、都市と地方を結ぶ交流の拠点として平成16年開村した、西会津町が管理する施設です。

 開村以来、リトアニア・ポルトガル・アメリカ・ドイツ・ブルガリア・クロアチアからの外国人芸術家や日本人芸術家が滞在し、創作活動を行いながら、近隣学校や近隣住民との芸術を通した交流を行ってきました。

 滞在芸術家事業の他、全国各地から作品が出展される「公募展」や、町内の名匠の作品や写真などを展示するギャラリーとして、また、版画や陶芸のワークショップや、地域に伝わる技術の体験もできる施設として、さらには、ジャズコンサートや講演会の開催など、様々なシーンで利用されています。

 芸術村内には、Wifiがつながる無料休憩所「じぶんカフェ」もあり、映画のセットにいるような雰囲気を楽しみながら、くつろげるスペースもございます。

 木造校舎のもつ、柔らかさ、温かさ、懐かしさ・・・是非ご体感ください。

開館時間 10時00分から17時00分
休館日 毎週月曜日・火曜日  ※臨時休館日がございますので、芸術村HPにてご確認ください。

【お問い合わせ】
〒969-4622 福島県耶麻郡西会津町新郷大字笹川字上の原道上5752
Tel/Fax:0241-47-3200
Email:niav.public@gmail.com 
HP:西会津国際芸術村<外部リンク>

出典::西会津国際芸術村<外部リンク>公式Web



西会津国際芸術村
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

 以下は西会津国際芸術村の玄関に向かう池田こみち。


西会津国際芸術村
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900


西会津国際芸術村
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900


西会津国際芸術村
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

 西会津国際芸術村は指定管理者制度で管理を任されている民間組織により運営されていた。当日は、アポなしで訪問したが、運営している組織の若い女性が出迎えてくれた。

 私達は東京から来た目的、すなわち小野さんの件を伝えた。国際芸術村では、さまざまな芸術活動をしており、彼女らはそれを側面から支援している。活動、展示には絵画、彫刻などの他書道などもあり、週明けからの展示を控え関係者が準備をしていた。

 小野さんが国際芸術村で制作した作品が保管されている部屋に案内していただき、
そこでの活動の様子や、今後取り組もうとしていた大作の準備状況についても伺
うことができた。


西会津国際芸術村
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900



西会津国際芸術村
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900


西会津国際芸術村にて
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900



西会津国際芸術村にて
撮影:池田こみち iPhone Coolpix S9900


西会津国際芸術村
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

 以下は青森県から来たと言う29歳の女性が創作活動活動をしいた、休憩室(旧職員室)で、コーヒーを頂きながらお話をした。彼女は今後埼玉県で仕事をしながら、お金をため最終的に沖縄県に行くとのこおと。女性一人で明るく頑張っていた。


西会津国際芸術村
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

 西会津国際芸術村で小野さんの件でお会いした方々の話をまとめてみた。

 まず小野さんはこの芸術村には過去2回きており、いずれもゲストハウスに滞在しながら創作活動をしていた。滞在期間は不明だが、おそらく1週間など長期に滞在していたと思われる。

 また、車で野沢駅方面からから西会津国際芸術村に行き来するひとは、圧倒的大部分が明神橋から367号線のルートは使用せず、橋屋橋からの広い県道を使用しているとのことであった。

 理由は①距離が短く時間がかからないこと、②道路の幅員も広く安全なことであり、なぜ、小野さんが、明神橋から367号線のルートを使用したか分からないとのことだった。これは芸術村で話した3人がいずれも話されたことである。


橋屋橋ルート  出典:グーグルマップ

 校庭のつくしんぼう


撮影:池田こみち iPhone

 池田の推定では、過去はすべて橋屋橋ルートで芸術村に行き来していたが、3月6日夜は、友だちを野沢駅まで迎えに行き、ナビを入れたら明神橋から367号線のルートがでて、通常使っていた県道のルートより近道と勘違いして、しかも、かなりのスピードを出したため、明神橋前のカーブを回り切れず、ガードレールも街灯ないため、そのまま木々の中に突入しそのまま阿賀川に落下したのではないかという。

 ちなみに、事故から2か月たった今でもガードレールや街灯は設置されていなかった。

 池田は青山と一緒に世界十数万キロを走行している運転のベテラン。その彼女の推察は間違いないように思える。


出典:グーグルマップの地形図から青山貞一が作成


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