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全国一の長野県知事の実力・実績と
著しく乖離する県庁所在地でのタメ議論!


青山 貞一

掲載日:2005.3.27

 
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 この一年、長野県ではマスメディアと県議会議員らによって田中知事と田中県政への激しいバッシングが連日連夜行われてきた。2005年2月の長野県議会では、反田中を旗幟鮮明にする会派が知事色の強い政策、施策、人事をねらい打ちにし、予算の大々的な削除、大方の人事の否決を行った。

 県議会の総務委員会などでは地元メディアが2月県議会に向けて、議会の開催前から執拗に知事追求記事を延々と掲載し続けた。各委員会でも主たる理由や説明もないまま、予算の大幅削除や人事案の否決が次々と行われた

 
予算全体額に比較すれば否決された額そのものは小さいものの、田中知事の肝いりで進められてきた政策、施策、人事がことごとくねらい打ちにされた感は否めない。しかも、県民にとって非常にわかりにくい議論と理由でそれらのバッシングが行われてきたところに2月議会の大きな特徴があると言ってよい。

 ※ 
どの政策、施策、人事が否決されたかは、
    広報ながのけん(PDF)最新号(2005.3.26)
    及び以下の田中知事の再議趣旨説明演説をご覧頂きたい。 
    2月県議会定例会再議提出にかかる知事説明要旨

 
北山早苗議員(会派:あおぞら)は、そのような会派の態度を指して、「是々非々」ならぬ「非々非々」会派、議員と呼んでいる。まさに言い得て妙である。現在長野県議会の会派、議員の多くが反田中色を鮮明にしているが、もとはと言えば、田中知事には「是々非々」で望むと言っていた。

 だが、この一年は、まさに田中知事が出す条例、政策、施策、人事をべからく否定する「非々非々」的な対応が顕著となっている。まさに「非々非々」そして「非々非々」会派化、議員化しているようだ。また総務委員会などの議論、審議は、あらかじめ「非々非々」議員、会派が委員会以前の段階で事前打ち合わせすることで、まさに「皆で渡れば怖くない」というような対応でバッシングが延々と繰り広げられた。

 
ところで、2月議会の最終日、宮川速雄議員(会派:あおぞら)は田中知事による「再議」主旨説明の後に次のような意見を表明した。すなわち、反田中会派がそこまで田中知事の目玉政策、施策、人事を拒否、否定するのなら、いっそのこと「知事の不信任を出せばいい」と。

 このような政治姿勢は、知事に対し「手続民主義」を説く、彼ら流の議会制民主主義を否定するものでもある。

  ※ 2005.3.26毎日新聞長野県版記事抜粋
     提案された再議に対する討論では、宮川速雄議員(あおぞら)
     が「予算削除は弱者切り捨て、観光立県否定。あちこちの予算
     を切れ切れに削除するのではなく、知事不信任をなぜ出さない
     のか」

 それほど2005年2月の長野県議会では委員会、本会議ともに議論にならない問答無用なバッシングと単純多数決による田中知事の目玉政策、施策、人事への否決、大規模修正が相次いだのである。地元新聞はこれを以下のように書いている。

 
 ※ 2005.3.23信濃毎日朝刊記事抜粋
     相次ぐ予算修正 理由分かりにくさ 公式の場 議論不足
     今県会の委員会審議は22日の総務委員会で終了し、来年度
     県当初予算案の削除、減額の修正案の可決は5件に上る。
     本会議でも修正案が可決される見込みだ。予算修正は、田中
     知事に批判的な8会派(現7会派)の幹事長らが朝食会で情報
     交換するようになった昨年2月定例会以降、目立っているが、
     踏み込んだ審議に至らず、削る理由、削らない理由が分かりに
     くいケースもある。

 
今の長野県では県会とメディアによる一方的な田中知事や県政へのバッシングのため、田中知事や田中県政を客観的かつ冷静にその実力、実績を評価することができない状態に陥っていると言ってよい。ただ知事や県政を感情的に批判、非難、毀損する、「タメ」にする批判、非難が渦巻いている。さらに今の長野の県庁所在地周辺では、田中知事の理念にもとづく各分野の<政策>内容を、なにかにつけ<政局化>するような動きがまかり通っていると言ってよい

 
そんななか今回の全国知事実力調査で分かったことは、利害関係がなく、政治的にも中立な第三者が客観的指標をもとに評価すれば、田中康夫知事の実力、実績が全国で群を抜き高かったことを示している。

 
これはとりもなおさず、マスメディアと県議会がことさら田中知事の実力と実績に目をつむり、県民の目と耳からそれらを徹底的に隠してきたことを示すものと言える。すなわち、重要な情報を県民に知らさず、情報を操作し、ひたすら本質的とは言えない問題で知事の揚げ足を取る。そうすることで知事の名誉や信頼性を毀損し、結果的に事の支持率を低下させてきたと考えられる。

 せっかく自民党本部や衆議院文部科学委員会が田中知事に講演を依頼したり、参考人意見を依頼しながら、自民党の県連が本部にねじ込み、講演や後述を辞めさせた事実からも察しがつくというものだ。

 さびしいかな、これが日本の地方改革の最前線における地方政治の実態である。 


 
長野県の「」「」「」「」「」のうち、国民及び県庁所在地以外の人々にであまり知られていない「」(政治)、「」(マスコミ)の実態及びそれらの「」、「」との関係を個別具体例を挙げ子細に紹介したい。また独立系メディア「今日のコラム」の独自の視点で、司法面からの検討を含め検証を行いたい

 
いずれにせよ、今後、県民自身によって上記の県庁所在地周辺における「」「」「」「」「」相互のあり方が、厳しく問われることになるだろう!

 
こうご期待頂きたい。

つづく