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信州松代の真田

真田邸(新御殿跡)6

化粧室、風呂、トイレ、蔵

青山貞一  池田こみち  鷹取敦
September 5 2016
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信州松代の真田 2015-10-10
@ 真田邸1 はじめに A 真田邸2 真田幸教 B 真田邸3 表門、主屋正面
C 真田邸4 間取、襖、絵画 D 真田邸5 落ち縁、庭園 E 真田邸6 化粧室、風呂、蔵

◆御化粧の間・床の間

 藩主の家族の女性のための、私的な部屋です。主要な部屋の中では、御殿の最も奥にあります。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8  2015-10-10

 床の間は、小ぶりですが、洗練された意匠を感じさせます。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8  2015-10-10


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8  2015-10-10


◆手洗いの間

 以下は、手洗いの間、トイレです。

 右側が主人用のトイレ、左側の台を使って手を洗っていました。


撮影:鷹取敦 Nikon Coolpix S9900  2015-10-10


撮影:鷹取敦 Nikon Coolpix S9900  2015-10-10


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8

 下はトイレです。

 40年近く前、埼玉県越谷市にある宮内庁の明治時代のお狩場の手洗いの間を見たことがあります。非常に大きいのにびっくりしました。理由は女性が十二ひとえなどを着ているためとのことでしたが、真田邸の手洗いの間も大きいです。

 江戸時代のトイレは、便器の下に桶があり、溜まると肥として農地などで使っていたようです。それにしても、二畳は大きいです。


撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400


撮影:鷹取敦 Nikon Coolpix S9900  2015-10-10


◆御湯殿

 一方下は御湯殿、風呂場です。

 御湯殿は、宮中や貴人の殿舎に設けられた浴室を意味しますが、一説には湯を沸かしたり、食膳(しよくぜん)を整えたりする所ともいいます。宮中では、清涼殿の西廂(にしびさし)の北端の一室を指します。


撮影:鷹取敦 Nikon Coolpix S9900  2015-10-10

 土間の部分に湯船が置かれていました。その右側は、湯を流すことができるよう、角度をつけて板が張られています。


撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400


撮影:鷹取敦 Nikon Coolpix S9900  2015-10-10

 下は真田邸の土蔵の一部です。


撮影:鷹取敦 Nikon Coolpix S9900  2015-10-10

 右の白い建物が土蔵です。


撮影:鷹取敦 Nikon Coolpix S9900  2015-10-10

◆土蔵(どぞう)

 土蔵は、日本の伝統的な建築様式のひとつで、外壁を土壁として漆喰などで仕上げられるものを意味します。

 日常では単に蔵(くら)とよばれることが多く、この様式で作られた建物は土蔵造り・蔵造りなどといわれています。倉庫や保管庫として建てられるもののほか、保管庫と店舗を兼ねて建てられるものもあります。
 
 起源ははっきりとはしていませんが、中世にも町屋などと共に建てられており、近世、鉄砲の伝来の影響により城郭にも防火・防弾のために漆喰大壁の技術が用いられ、30cm以上の分厚い壁を多用したことで安土桃山時代後期から江戸期前後の櫓や天守などの防御施設は土蔵造りとなっていました。

 江戸時代以降には、城郭で発展した技術も生かされ、火災や盗難防止のために盛んに建てられ、後に裕福さの象徴ともなりました。明治以降には、土壁の上に漆喰ではなくモルタルを塗り洋風に仕上げられることもありました。また、土壁ではなく煉瓦や大谷石で造られたものもあります。

出典:Wikipedia


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