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アマルフィ海岸自治体の持続可能性基礎調査 2003~2020
A Survey on Sustainability of Costiera Amalfitana Comune


  ポンペイ遺跡ブログ 2
Pompei Ruins Blog2
    
青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda
2020年11月30日 独立系メディア E-wave Tokyo
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 本稿の解説文は、現地調査に基づく解説、写真撮影に加え、Wikipediaのイタリア語版を中心に英語版からの翻訳及び日本語版を使用しています。また写真は現地撮影分以外にWikimedlia Commons、さらに地図はグーグルマップ、グーグルストリートビューを使用しています。その他の引用に際しては、その都度引用名をつけています。 

    
アマルフィの位置    ポンペイの紋章    イタリア国旗

◆ポンペイ遺跡ブログ2  2008年2月22日午後

 ヴェスヴィオ大噴火によって壊滅的な被害を受けた遺跡には、大別して①ポンペイと②エルコラーノのふたつがある。

 今日は午前にソレント旧市街に出かけた後、午後からそのうちのひとつポンペイにソレントからでかけた。 ソレント駅からポンペイ駅には、ヴェスィオ周遊鉄道でわずか30分の距離だ。ヴェスヴィオ周遊鉄道の料金は1.9ユーロ(300円ちょっと)である。


ヴェスヴィオ周遊鉄道のソレント駅にて
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10

 ヴェスィオ周遊鉄道のポンペイ駅は、ポインペイ遺跡の真ん前にある。歩いて数分で世界遺産のポンペイ遺跡の入り口に到着する。

 ポンペイ駅(正式には、Villa Dei Misteri秘儀荘駅)の位置は下の地図の左下にある。ポンペイ遺跡に行くには、周遊鉄道のポンペイ駅以外に別の鉄道の駅があるので要注意だ。

 ソレントからポンペイ、ナポリからポンペイはそれぞれ30分である。ヴェスヴィオ山とポンペイは、下の地図にあるように20kmの近さにある。大噴火時は北北西の風が吹いており、ヴェスヴィオからポンペイに向け膨大な量の火山灰が移流、拡散、沈降した。しかし、その延長にあるアマルフィは高い山脈があり、大きな被害は免れた。


ソレントからポンペイへ   出典:Google Map より青山が作成

 下の地図を見れば分かるが、ポンペイ遺跡には複数の出入り口がある。ポンペイ(秘儀荘)駅で下車すると、マリーナ門(Porota Marina)がすぐ近くだ。



ヴェスィオ周遊鉄道のポンペイ駅(正式にはVilla Dei Misteri、邦訳、秘儀荘駅)
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10

 以下にポンペイ遺跡の全体図を示す。


ポンペイ遺跡の全体地図


 下の写真は私が入場したマリーナ門の入り口である。

 2月ということもあり閑散としていた。ちなみにポンペイ遺跡には、マリーナ門、スタビア門、スーチェリア門、サルノ門、ノラ門、ヴェスヴィオ門、コルコラーノ門など多数の門がある。

 通常はヴェスビィオ周遊鉄道のポンペイ(秘儀荘)駅の至近にあるマリーナ門あるいはナポリ・サルノ周遊鉄道の最寄り駅から入るスーチュリア門が使われる。



入り口、マリーナ門で11ユーロの入場料を払う
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10


ポンペイ遺跡の入り口
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10


注意事項

 遺跡内に入るとすぐに、イタリア人のおじさんが「ガイドはいかが」と日本語で話しかけてくる。夏場の観光シーズンは、入場者が押すな押すなとなるらしいが、今回は2月、入場者はまばらだ。団体客もほとんどいない。

 なお、夏場では相当の気温となるので水と帽子、日傘などが必須である。中では一箇所のカフェ兼休憩所以外では飲食はなく、高額である。イタリアではローマが異常に水など飲食物が高いが、ポンペイでも1ユーロ200円換算、すなわち日本の2倍以上高額とみておくこと。

 また一端中に入ると最低でも3時間は歩きづめとなるので、くつも履き慣れたものがよい。さらに肝心なトイレも上記のカフェ兼休憩所以外にはないので、十分注意すること。

 ローマはじめイタリア各地の遺跡、博物館などでは写真撮影は大部分制限はないが、教会などでは制限がある。また教会の室内ではフラッシュ撮影を禁止しているところが多い。ミサの最中のフラッシュ撮影は厳禁である。


 下はマリーナ門から入ってすで撮影した写真である。

 
ポンペイ遺跡の入り口を入ってすぐの場所
撮影:Nikon CoolPix S10

 さらに進むと進行方向左にアポロ神殿、右手にバジリカ(Basilica)がある。


ポンペイ遺跡ブログ3