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   東南アジア最後の秘境 ミャンマー

タビィニュ寺院(1)
ThatbyinnyuTemple

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
掲載月日:2016年8月4日
独立系メディア E−wave Tokyo

無断転載禁
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(89) ガーチャウェ・ナダウン・パゴダ  (90) ナッラウン寺院
(91) タビィニュ寺院(1)   (92) タビィニュ寺院(2)  (93) ピタカタイ
(94) ホテルでの夕食と操り人形 
 

タビィニュ寺院 ThatbyinnyuTemple
 
 タビィニュ寺院の場所はバガン到着後、ホテルから歩いて散策した東に向かう道の突き当りにあります。

 タビィニュ寺院はグーグルマップにあるように、林の中に立っています。タビィニュ寺の建築物の高さは61mあり、バガンに数1000あるパゴダ、仏教施設のなかで最も高さがあります。

 タビィニュ寺院は、同時にオールドバガンにあって、東(右)にバガンで一番有名な寺院であるアーナンダ寺院(Ananda Temple)、真北(上)にバガン黄金王宮(Bagan Gold Palace)、さらに西(左)にはバガン考古学博物館やゴドパリィン寺院があります。すでに紹介したゴドパリィン寺院タビィニュ寺院についで60mの高さがあります。


出典:グーグルマップ 


出典:グーグルマップ 

 
 数あるパゴダや寺院のなかで、タビィニュ寺院はデザイン面からもひときわ目立つ存在となっており、オールドバガンのさまざまな場所から見ることができます。

 下は、バガン滞在二日目の夕方に視察したシェエダンドーパゴダを30mほど登った展望台から池田が動画で撮影したものです。動画で撮影したものを静止画として切り出した写真です。確かに非常によく目立つ存在です。

 
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2016-6-6


◆タビィニュ寺院の概要

 タビィニュの北東にある小さなgayochoまたは「タリー」寺院です。タビィニュの建物の中にレンガの数を維持するために、レンガを使用するすべての万のために確保された、この小さな寺院は、このように確保されたレンガで造られました。

 タビィニュ寺院は、1144年に4代目のアラウンシートゥー(Alaungsithu)王により建てられた寺院で、その高さは約61mもあり、バガンは一番高さがある寺院の仏塔(パゴダ)です。

 寺院の名前、すなわちThatbyinnyuとは「全知全能」という意味であり、バガン(旧パガン)にある有名な寺院で、12世紀半ば、Alaungsithu王時代に創建されました。

 このタビィニュ寺院は、バガンで最も著名なアナンダ寺院のすぐ近くに位置しています。タビィニュ寺院は十字架のような形をしていますが、左右対称ではありません。この寺院は、二つの重要な二つの層からなっており、二階部分に仏像が安置されています。
 
 下の写真は上の写真のうち、タビィニュ寺院を拡大したものです。ざっと見ただけでも多数のパゴダの尖塔が見えます。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2016-6-6

 なお、以下は晴天時に撮影したタビィニュ寺院です。非常に均整の取れた美しい寺院で鵜。


Source: English Wikipedia

 以下はタビィニュ寺院の解説です。

タビィニュ寺院 Thatbyinnyu Temple

・仏教施設のタイプ :タイプ IIの寺院
・場  所  : ゴドーパリィン寺院、アーナンダ寺院の近く
・地  域  : ニャンウ地域
・創建者  : Alaungsithu王
・創建世紀: 11世紀y

 バガンに数ある寺院やパゴダの中でタビィニュ寺院は、仏の「全知全能」からその名を取ったようにその素晴らしさは群を抜いています。ミャンマー語でThatbyinnyutanyan、パーリ語でSabbannutananaは、全知全能であり現代の碑文では「徹底的に知り、広く見る」となっています。

 タビィニュ寺院は、Alaungsithu王(1113-1163)によって建てられており、アーナンダ寺院(北西800m)とゴーダパリン寺院(Gawdawpalinm東500m)の間にあります。タビィニュ寺院は最古の二重階建の寺院のひとつですが、その配置はのちの二重階建ての寺院のものとは異なっており、二階部分に仏像が安置されています。

 タビィニュ寺院のデザインは、十字架のような形をしていますが、左右対称ではありません対称性であり、アナンダ寺院のような正方形にはなっていません。このようなデザインは、その後のサルマニ寺院(Sulamani)やゴーダパリィン(Gawdawpalin)に継承されています。

 三層のテラスは、ギザギザの形をした欄干の角は仏舎利塔で飾られており、それぞれの階を超えて天に向かって伸びています。タビィニュ寺院では、上部階のテラスの上に、61m(201フィート)まで先を細くした仏舎利塔をのせ、さらに膨らみを持った曲線状の尖塔が天に向かってそびえています。バガン随一のタビィニュ寺院の高さと炎のような何本もの仏舎利塔が仏塔をより印象深いものにしています。

 タビィニュ寺院の東の柱や廊は二つの主義信に守られています。内部には中央階段があり中間階につながります。壁に沿って存在する窓の二つの層は、内部を明るく照らし、風通しの良い空間をつくっています。

 厚い壁の中に組み込まれた二つの階段は、階段が上階につながり階上のテラスへと通じています。ここでは、仏の巨大な像が石づくりの玉座に座っています。また厚い壁に組み込まれた狭い階段も上階以上のテラスへとつながっています。タビィニュ寺院のテラスからは、一面に緑と茶の壮大な風景、無数のパゴダや寺院などのモニュメント、さらに雄大なエーヤワディー川(旧イラワジ川)、などなどバガンのすばらしいパノラマを提供しています。

 タビィニュの南西には修道施設があり、その上に逆V型の構造を持つ二つの背丈の高い石の柱があります。これらは巨大な青銅で作られた鐘のための支えとなっています。

 バガンのAlaungsithu王は二つの大きな鐘を、ひとつはタビィニュ寺院へ、もうひとつはシュウエグージ寺院に提供しました。それらの鐘は純粋な銅で鋳造されています。これはAlaungsithu王の祖父、チャンシッター王が提供した五つの鐘よりもはるかに大きく、貴重なものとなっています。

 タビィニュ寺院の北東には小さな「タリー」という寺があります。この寺はタビィニュ寺院の建物で使う膨大な数のレンガを保管するためにあります。


 下はタビィニュ寺院の立面図です。


Source:http:http://bagan.travelmyanmar.net/thatbyinnyu-temple.htm

 下はタビィニュ寺院の側面図です。


Source:http:http://bagan.travelmyanmar.net/thatbyinnyu-temple.htm

 下はタビィニュ寺院の入り口の図です。


Source:http:http://bagan.travelmyanmar.net/thatbyinnyu-temple.htm


Cette photo de Thatbyinnyu Temple est fournie gracieusement par TripAdvisor

 以下はタビィニュ寺院の平面図です。


Source;http://www.thaiartcmu.com/e_book/116301_pp07_art_history_bagan_3.pdf


つづく