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   東南アジア最後の秘境 ミャンマー

パホタミャー寺院
Paho-thamya Temple

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
掲載月日:2016年6月24日
独立系メディア E−wave Tokyo

無断転載禁
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(89) ガーチャウェ・ナダウン・パゴダ  (90) ナッラウン寺院
(91) タビィニュ寺院(1)   (92) タビィニュ寺院(2)  (93) ピタカタイ
(94) ホテルでの夕食と操り人形 
 

パホタミャー寺院 Pahtothamya Temple
 
 私達はミマラン寺院を視察した後、東側に向かう舗装されていない曲がりくねった細い道に入りました。この道の突き当りは、バガンで一番高い61mの寺院、タビィニュ寺院があります。

 その途中には、パホタミャー寺院、ガーチャウェ・ナンヅン・パゴダ、そしてバタンで唯一のヒンズー教寺院であるナッラウン寺院があります。
 
 下のグーグルマップは上記の寺院やパゴダを示しています。

出典:グーグルマップ


出典:グーグルマップ


 以下はパホタミャー寺院の外観です。 この寺は、Taungthugyi 王(又はSawlu王)が紀元1605年に創建した比較的新しい寺院です。

 下の写真のように正面から見るとほぼシンメトリーに見え。中央に仏塔があります。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-6



撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-6



撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-6

 以下は、パトタミャ寺院の概説です。

パトタミャ寺院 Pahtothamya Temple

・遺跡の種類:V型寺院(Zedi Pauk Gu)
・立地位置 :Nathlaung僧院の西
・立地地域 :オールドバガン
・創 建 者:Taungthugyi 王 又は、Sawlu王
・創建年代 :紀元1605年
・遺跡番号 :

 この寺院は、アノーヤター王以前の非歴史的なTaungthugyi王(931年〜964年)が建設した5つの寺院の一つであると一般的に考えられています。

 しかし、考古学者の中には、この建物はSawlu王によって創建されたと主張する人たちもいます。その根拠は、内部の壁画の年代がわずか11世紀までしかさかのぼれないからです。

 Taungthugyi王はまた、Nyaung U Sawrahanとしても知られています。この寺院は、タトゥン地方の寺院に似せて建設されたと言われています。

 そのため、寺院の内部には、多くのモン族様式の絵画が描かれているのです。しかし、寺院は、Kyanzittha王(1084年〜1113年)の統治時代に改修されました。



 BUDDHA IMAGES INSIDE THE TEMPLE
 寺院内部の仏像について

 パトタミィヤ寺院は東に向かって長いお堂(ホール)があります。この遺跡は均整の取れた美しい形であり、高さ26m、横は30m、ホールは17mの長さとなっています。


 NARROW PASSAGES LEADING TO THE SECOND LEVEL
 二階へと続く狭い通路

 この一階部分のインテリアは薄暗く照らされて、小さな穴を開けた石の窓がついたピュー時代初期の典型的な形でした。しかし、その鉛直的な上部構造と蓮のつぼみの印相から、この遺跡が初期の時代から間違いなく進歩しはじめていることがわかります。


 TERRACES OF THE SECOND FLOOR  二階のテラス

 内部通路にそって描かれた絵の遺物はバガンに残された最も初期の壁画であると算定されています。パトタミャ寺院を取り囲んで4つの小さな寺院があり、その内部にはすばらしい
仏像の壁画が描かれています。

 下はパトタミャ寺の平面図です。図中、右側が正面となります。


出典http://bagan.travelmyanmar.net/pahtothamya-temple.htm

 下はパトタミャ寺の側面図です。正面から見る寺院とは異なり、奥行きがかなりあります。


出典http://bagan.travelmyanmar.net/pahtothamya-temple.htm


つづく