歴史短訪、新羅の首都慶州 11 Histric short visit to Gyeongju, Hometown of Silla 仏国寺概要 青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda 掲載月日:2015年8月30日 独立系メディア E-wave Tokyo 無断転載禁 |
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私達は石窟庵(ソックラム)を後に、下のグーグルマップで分かるように石窟庵の隣にある「仏国寺」を訪問します。仏国寺も石窟庵ともども世界遺産に登録されています。 下はグーグルマップで石窟庵(ソックラム)と仏国寺を示したものです。歩いても行けますが、ワンボックスの車に乗って仏国寺の駐車場に向かいました。 仏国寺の位置 出典:グーグルマップ 下は仏国寺の概要です。仏国寺は韓国を代表する寺院として有名です。
仏国寺(ブルグクサ)は、大韓民国慶尚北道慶州市にある仏教寺院です。 韓国仏教界の最大勢力である曹渓宗(大韓仏教曹渓宗)の寺院で第11教区本寺です。吐含(トハム)山のふもとにあります。 1995年、石窟庵とともに「石窟庵と仏国寺」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。また釈迦塔などが国宝に指定されています。 仏国寺では駐車場から下の写真の場所に到着する前に2つの門をくぐります。くぐった先に写真のような有名な<安養門>と<紫霞門>があります。 <安養門>と<紫霞門>に通ずる二つの階段(国宝) 撮影:随行学芸員 Nikon Coolpix S8 2015-6-24 以下は仏国寺の歴史と宗派・本尊についての解説です。
◆仏国寺の構造 石垣で固めた盛土の上に伽藍が配置されています。伽藍は大きく3つの区域に分かれ、回廊で区切られています。参道正面から2つの区域があり、各区域がそれぞれ蓮華橋・七宝橋と青雲橋・白雲橋とで外域と結ばれています。 朝鮮第4代王世宗によって破棄・破壊されるまでは、それぞれの橋の下に九品蓮池が広がっていたといわれています。 仏国寺の境内図 出典:Wikipedia 以下は仏国寺の主な伽藍(構造物、建築物)、宝塔、釈迦塔、仏像などの概要です。 ◆主な構造物等 建築物 ・青雲橋・白雲橋(階段) 大雄殿正面の紫霞門に掛かる石橋。751年の時から存在している遺構と考えられている。上段の16段が白雲橋、下段の17段が青雲橋である。合わせて33段であるが、仏教で33は未だ仏の境地に達せずという意味である。国宝23号。 ・蓮華橋・七宝橋(石橋、階段) 青雲橋・白雲橋と同じ形式の石橋であるが、規模は小さめである。国宝22号に指定。 青雲橋・白雲橋(奥の階段)、青雲橋・白雲橋(手前の階段) 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-6-24 ・大雄殿 仏国寺の本殿にあたる。681年ごろ創建されたと思われる。1765年に再建。 大雄殿 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-6-24 ・多宝塔(国宝第20号) 高さ10.4m。新羅時代751年の作と推定されている。四面に階段が設置されまた塔下部は四本の柱で支えられている珍しい塔の形状をしている。さらに塔の周りには石獅子が配置されていたが、現在では1体だけが残っている。国宝第20号。 多宝塔 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-6-24 ・釈迦塔 高さ8.2m。新羅時代の三層塔。国宝第21号。1966年には復元工事中、塔中央部 から世界最古級の木版印刷物である『無垢浄光陀羅尼経』が発見される。 仏像 金銅毘盧遮那仏 新羅時代の作、国宝第26号。 金銅毘盧遮那仏 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-6-24 以下は仏国寺における上記の配置図です。 仏国寺における主な伽藍、宝塔、階段、橋などの配置図 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-6-24 下の地図は仏国寺の全体図です。 仏国寺全図 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-6-24 つづく |