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●特集:奥秩父、滝川上流の遭難事故を検証する 青山貞一:日テレ取材班の奥秩父遭難を検証する @経緯と事故の場所 青山貞一:日テレ取材班の奥秩父遭難を検証する A貴重な現場動画 青山貞一:日テレ取材班の奥秩父遭難を検証する B詳細分析 青山貞一:日テレ取材班の奥秩父遭難を検証する C遭難の原因リスト 青山貞一:日テレ取材班の奥秩父遭難を検証する D尾瀬での経験 青山貞一:日テレ取材班の奥秩父遭難を検証する E3次元シミュレーション ●特集:奥秩父遭難現場視察報告 2010.9.19 青山貞一:秩父再訪を敢行して 日テレ取材班遭難現場調査 青山貞一:奥秩父遭難現場視察報告 @現場周辺の状況 青山貞一:奥秩父遭難現場視察報告 A遭難事故の再検証 青山貞一:奥秩父遭難現場視察報告 B使えない携帯電話(通話・メール・GPS) 青山貞一:奥秩父遭難現場視察報告 C3次元想定ルート図 青山貞一:奥秩父遭難現場視察報告 DGPSデータによる検証 ここでは、グーグルアースを用いて日テレ取材班の奥秩父遭難場所についての3次元地形シミュレーションを試みた。 ひとつは、滝川下流からヘリ遭難場所までを渓流を溯上している。もうひとつは国道140号線から林道を経由し、林道終点に到着した後からヘリ遭難場所までである。いずれも遺体確認場所と推定される場所についても示している。あくまで参考としてご覧いただきたい。 3次元シミュレーションを繰り返し見ると、2人の遺体発見現場は、滝川本流の上流から流されて釣橋小屋跡北の沢に漂着した可能性が高い。 A,Bいずれのルートの場合でも、死体発見現場は上流から漂着しやすいU字型の上流側である点が注目される。 遺体発見現場 当日の天候、すなわち2時間で43mmという激しい豪雨で沢の雨量が急激に増加し濁流化したとすれば、Bルートのようにヘリ現場までたどり着いた後に、下流側に2人が押し流された可能性も否定できない。 もうひとつは、Aルート、Bルートのいかんにかかわらず、滝壺に落下した可能性である。死体解剖の結果をみると、ひとりの外傷はさして多くないようである。考えられるのは先に一人が滝壺に転落し、それを救助しようともうひとりが滝壺に入って溺死した可能性が高い。 もし、上流から遺体発見現場まで400〜500m近くも下流に押し流されたなら、外傷があって不思議ではない。ただ雨量、増水状況次第では、岩などにぶつかることなく遺体発見現場まで押し流された可能性もある。
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