■プラハ城のすべて(目次)
(1)世界史とグーグルアース (2)チェコ・プラハの歴史
(3)ヤン・フスのこと
(4)プラハ城に入る (5)プラハ城の歴史 (6)プラハ城の建築
(7)ヴァルダヴァ川とカレル橋
■ヴルタヴァ川
下の写真はプラハ城をヴルタヴァ川側から撮影したもの。この角度が景観的にみて一番すばらしい。当日は天気が悪かった。
ヴルタヴァ川はチェコ国内最長の川である。日本ではモルダウ川として知られる。ボヘミア地方を南から北に流れ、ラベ川(エルベ川)に合流する。
ドイツ・チェコ国境に位置するエルツ山地(クルシュネー・ホリ)の、チェコ側にあたるシュマヴァ山地のチェルナー・ホラ山付近や、ドイツ側のバイエルンの森に発する複数の川を源流とする。
ヴルタヴァはリプノ湖(Lipno)を経て、ヴィッシー・ブロトで大きく流れを北に変え、チェスキー・ブジェヨヴィツェ、プラハを経てムニェルニークでラベ川と合流する。
チェコの作曲家スメタナは連作交響詩「わが祖国」でヴルタヴァ(モルダウ)川を題材としている。
ヴルタヴァ川の河畔で佇む観光客。対岸にプラハ城が見える。
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■カレル橋
プラハ城と言えば、カレル橋。下の写真はカレル橋上で思い思いに時を楽しむ観光客やミュージッシャン。橋からはプラハ城の威容がよく分かる。とくに600mに及ぶ城の幅はここから見るとよく分かる。
カレル橋にたどり着いた時点で、やっと薄日が差してきた。
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グーグルアースで見たカレル橋
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カレル橋。全部で15の橋脚がある。上流より写す
カレル橋の長さは516メートルで幅は10メートル。16連のアーチから構成されている。また橋を守るために3つの塔が建てられておりとくに旧市街側の塔はゴシック様式の建築として名高い。
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これはカレル橋への入り口。入り口には高い塔がある。また入り口には
バロック様式の彫刻があるのが分かる。
橋の欄干には15体ずつ、合計30体の彫刻が並んでいる。その多くはバロック様式である。カトリックの聖人ヤン・ネポムツキー像の基部にあるネポムツキーのレリーフに触れると幸運が訪れるといわれ多くの人に触られたためつるつるになっている。 出典:Wikipedia
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カレル橋の欄干に並ぶバロック様式の彫刻。
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これも欄干に並ぶ30体の彫刻のうちのひとつ
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カレル橋はヨーロッパに現存する最古の石橋。神聖ローマ皇帝カール4世の治世下1357年に建設が始まり1400年に完成した。1841年までプラハ旧市街とその周囲をつなぐ唯一の橋であった。また、西欧と東欧の交易ルートとしてプラハが重要な地位を占めるようになった。最初は単に石橋、プラハ橋と呼ばれていたが1870年よりカレル橋と呼ばれるようになった。 出典:Wikipedia
下はカレル橋から見たプラハ城。
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逆に下はプラハ城から見たカレル橋。奥のアーチがたくさん付いている橋がカレル橋である。
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下の写真は、ジャズのクインテット。欧州のストリートミュージシャンのレベルは、非常に高い。
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カレル橋から旧市街の繁華街に行ったところ。何しろプラハには先が尖った「塔」がたくさんある。
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下はヤン・フス像があるゴルツ・キンスキー宮殿に通ずる広場。
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プラハは、 「ヨーロッパの魔法の都」、「黄金の町、プラハ」、「建築の博物館」など、プラハを称する言葉は多数あるが、実際町をあるいていると、まさに「百塔の町」がぴったりだ。
※ 百塔の町を象徴する写真
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つづく
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