■プラハ城のすべて(目次)
(1)世界史とグーグルアース (2)チェコ・プラハの歴史
(3)ヤン・フスのこと
(4)プラハ城に入る (5)プラハ城の歴史 (6)プラハ城の建築
(7)ヴァルダヴァ川とカレル橋
■プラハに入る
私がチェコのプラハにはじめて行ったのは2002年の夏(8月)である。
国際ダイオキシン会議がスペインのバルセロナで開催され、行く途中、ウィーンに別件の仕事でたち寄った。
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ウィーンのシェーンブルン宮殿
その翌日、ウィーン南駅からプラハに列車で向かった。
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ウィーン南駅のプラットホーム。ここからプラハ行きの列車が出る。
列車に5時間ほど揺られ、途中、いかめしい女性のパスポート検察官にあいながら、プラハの駅に到着したのは夕暮れだった。
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ウィーン南駅からプラハに向かう列車の内部
夕暮れにプラハ駅についたものの、右も左見分からない土地柄。タクシーを使えば良かったが、歩いたのが運の尽き、宿泊先のホテルまで荷物を引きずりながらやっとのことでたどり着いたとき、すっかり日が暮れていた。
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プラハ駅。日本の地方都市のどこにでもあるような小さな駅という感じ
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宿泊したホテル
翌朝、ホテルでバイキングの朝食をとった後、またもやクラウン・ホテルからプラハ城まで下の地図の赤い線を歩いた。今度は荷物がないから楽。放射状の大きな広場のど真ん中を歩く。
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プラハにもあった馬車。欧州の都市にはどこでも見かける風景だ
ホテルの前を闊歩していた!
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新市街の町並み、風景
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これも欧州のどの都市でも見受けられる路面電車
1968年の「プラハの春」、1989年の「ビロード革命」、1993年の「チェコとスロヴァキアの分離」を通じ、チェコの首都となったプラハだが、ホテルがある新市街地のまちは、何となく社会主義国家の雰囲気がそそかしこに感じられた。
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○がホテル。□がプラハ城。地図はグーグルアース
約20分歩くと、プラハ城が見えはじめた。まだ開門前、周辺にはプラハ市民が歩いていた。
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まだ開門前。プラハ城が背景に見える。立っているのは池田こみちさん
下の写真はヴァルタァ側の旧市街からみた朝もやのなかにたつプラハ城。
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チェコ(ボヘミア)の中心地、プラハ城
■プラハ城に入る
さて、広大なプラハ城は、入り口近くにある入場券売り場で切符を買うことから始まる。切符は何種類かあるが、せっかくプラハまで来たのなら全行程を買うと良い。この切符があれば公開されているほぼ全ての施設に入れる。
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プラハ城の全入場切符
下はプラハ城の見学順路。順路通りに見学すると5時間はかかるはずだ。私たちは約3時間半見学した。もちろん、最大の見所は大聖堂とプラハ城である。以下のガイドマップを見て分かるようにプラハ城の敷地の内部に大聖堂がある。
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各施設の前には、下のような標識が立っている。下は、大聖堂。「聖ヴィート、聖ヴァーツラフ、聖ヴォイテフ大聖堂」など、各種外国語による表記もある。
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プラハ城大聖堂の案内板
開門とともに団体客が入ってきた。下の写真はエントランスの前にある聖ヴィート大聖堂。
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下の写真は、グーグルアースで3次元立体展開したプラハ城である。ヴルタヴァ川の河畔の丘の上に立つプラハ城が見える。
注)グーグルアースを用い本論考中に示す3次元図は、大聖堂を3次元でディフォル目してあるので実際の縮尺とは異なる。
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グーグルアースの3次元地図で見たプラハ城
つづく
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