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アマルフィ海岸自治体の持続可能性基礎調査 2003~2020
A Survey on Sustainability of Costiera Amalfitana Comune


スタビアエ遺跡 14
Stabiae Remains 14
 
 
青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda

2020年11月30日 独立系メディア E-wave Tokyo

カステッランマーレ・ディ・スタービア( Castellammare di Stabia) Source:Wikimedia Commons CC 表示-継承 4.0, リンクによる

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カステッランマーレ・ディ・スタービア(コムーネ)
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 本稿の解説文は、現地調査に基づく解説、写真撮影に加え、Wikipediaのイタリア語版を中心に英語版からの翻訳及び日本語版を使用しています。また写真は現地撮影分以外にWikimedlia Commons、さらに地図はグーグルマップ、グーグルストリートビューを使用しています。その他の引用に際しては、その都度引用名をつけています。 

◆スタビアエ遺跡14

マッセリアブオノドノのカルミアーノと呼ばれる別荘
Villa detto Carmiano in Masseria Buonodono

 平面図の赤で示された別荘の一部は1762年に発掘され、残りは1781年に発掘されました。別荘には列柱つき中庭(ペリスタイル)を中心に、オリーブ工場があり葡萄圧搾機が見つかっています。また、鍬、槌、両手付きで首の細い壺(アンフォラ)など、いくつかの農具が見つかっています。


Plan of Villa detto Carmiano in Masseria Buonodono
マッセリア・ブオノドノのカルミアノ邸
ce:Wikimedia Commons
Public Domain, Link


別荘ミリの家Villa Casa dei Miri

 この別荘は、1779年から80年に発掘された農村地域の別荘で、古代スタビアの農場別荘(villas of otium)の近くにあります。住宅地と農業用エリアに分かれています。生活エリアはは3本の柱による柱廊式玄関で構成されており、そこから階段が上層階に通じており、入り口と小さな中庭(アトリウム)を仕切っています。

 この周りには、複数の部屋と玄関口があります。そこから、壁と床にはモザイクと透かし彫りを施した大理石で飾られたフレスコ画のある20本の柱が取り囲む広い列柱付き中庭(ペリスタイル)へと続きます。別荘には温泉もありました。

 農業用エリアには、タンクを備えた2つの油圧機が発見されたことから明かなように、主に石油の生産のための一連の部屋が含まれています。また、農地では、珍しい素焼き陶器の鍋が見つかり、ローマ人の好きな食べ物の1つであるヤマネを肥育するために使用されるさまざまな区画に分かれています。


Plan of Villa casa dei Miri 別荘ミリの家の平面図
Source:Wikimedia Commons
Public Domain, Link


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