グアム現地総合調査 アンダーセン空軍基地3 青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda 2019年1月24日公開 独立系メディア E-Wave Tokyo 無断転載禁 |
グアム島全体目次 アンダーセン空軍基地1 アンダーセン空軍基地2 アンダーセン空軍基地3 今回のグアム現地調査の重要な課題のひとつ、アンダーセン米空軍基地周辺での米海兵隊オスプレイ基地建設の最終環境影響報告書入手は、FEIS(Final Environmental Impact Statement )の入手すが、分冊でしかも膨大な分量だったので持参せずデジタルファイル(PDF)で入手しました。今後、じっくり読みこんでから報告します。一冊で英文300頁以上あります。 , 上述したように、当日(4月16日)、私たちはアンダーセン米空軍基地については基地のゲートまで行き(写真1)、歩哨に説明し交渉しましたが、事前アポなしだったため、パスポートを見せたうえで一旦基地内に入りましたが、手続に時間がかかるとのことだったので、引き返しました。 , なお、日本から米国に行く3000億円以上もの沖縄からグアムへの家族住宅などの基地移転補助の行方については、写真3〜7にあるように、グアムのアンダーセン基地やグアム島内の他の基地では使いきれず、北マリアナ諸島のサイパン、ロタ、テニアンなどの基地でも使用しています。全体額のうち、米国が負担する額はほんのわずかで、大部分日本からの補助となっていることがわかります。 , , 一番肝心な沖縄海兵隊のグアムへの移転は、2020年より開始とあります。辺野古基地ができるころには海兵隊は沖縄からいなくなる可能性もあります。これは以前から指摘されてきたことですが、冗談みたいなふざけた話です! 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 出典:グーグルマップ なお、現地の米海兵隊(USMC)から得た情報のなかに、CV22やMV22(オスプレイ)などが離発着するグアムの新基地の飛行プロファイルや騒音コンターの図があります。これは間違いなく、海兵隊新基地におけるオスプレイなどの航空機の飛行プロファイルとそれによる騒音のコンターを示したものと言えるでしょう。すなわち、グアムの海兵隊新基地は、アンダーセン基地の西北側の一体であり、野生生物保護区との間の地域です。 グアムの新基地の飛行プロファイルが書かれている場所は、アンダーセン基地の西側一帯で、アメリカ合衆国内務省管轄の野生生物保護区との間です。 , 今回グアム島北部は、米軍基地のフェンスで囲まれている地域以外、ほぼすべて車で走り、また野生生物保護区についても、丘の上から見たり、海岸線の保護区を歩きました。海兵隊の新基地は、野生生物保護区をすべて避けているようです。 以下は、米海兵隊(USMC)から得た情報のCV22やMV22(オスプレイ)などが離発着するグアムの新基地の飛行プロファイル図の一部です。 , 米海兵隊(USMC)から得た情報のCV22やMV22(オスプレイ)などが離発着する グアムの新海兵隊基地の飛行プロファイル図の一部 米海兵隊(USMC)から得た情報のCV22やMV22(オスプレイ)などが離発着する グアムの新海兵隊基地の飛行プロファイル図の一部 なお、以下も米海兵隊(USMC)から得た情報の一部の日本語翻訳です。 2017年11月15日 グアムにおける米海兵隊(USMC)の活動 米海兵隊(USMC)の移転には、複数の実弾射撃訓練場(Live Fire Training Range Complex)の建設が必要とされた。合衆国魚類野生生物局(USFWS)の管理地域にはいくつかの制限があり、実弾射撃訓練場としては、年間39週以上は活動できないこととなっている。ただし、北西地域にある最東端の4カ所の訓練場での訓練期間については、リティディアンの合衆国魚類野生生物エリアへのアクセスについての変更はない。 この写真はパブリックドメインと見なされており、公表について問題がない。ただし、別途公開/出版する場合は、写真家について、適切なクレジットを付与する必要がある。さらに、この写真またはその他の国防省(DOD)の画像を商業目的または非商業目的で使用する場合は、知的所有権の制限に関して、http://www.dimoc.mil/resources/limitations.htmlに記載されているガイダンスに従って作成する必要がある 公式のエンブレム、記章、氏名およ標識等の使用を含む著作権および商標、識別可能な人物の画像の使用に関する警告、推奨の表示、および関連事項についての制約が定められている。 記名、スローガンの使用を含む著作権および商標)、識別可能な人物のイメージの使用に関する警告、保証の出現、および関連事項。 凡例:オレンジ色斜線部:国防総省の(環境影響)緩和策(ミティゲーション)として積極的な修復と管理を必要とするエリア(国防総省所有地)におけるカワセミの生存と生息地回復(5,234エーカー=約21平方キロメートル、第五条Dの下で最終決定を条件とする) 2017年11月15日 グアム海兵隊の活動 米海兵隊は、実弾射撃のための北西部訓練場には野生生物保護地域が隣接していることから、生物保護の為の計画を策定している。国防省は、海兵隊がグアムに移転することにより影響を受ける1エーカーの土地に、隣接して別途未開発の4エーカーの土地を野生生物保護の為に確保することに合意した。 これまでの森林増強プロジェクトと併せて、グアム北部の絶滅危惧種の回復を支援するため、5,234エーカーの野生生物生息域の土地を確保することが可能となった。(現在)保護されて生存している鳥類(ミクロネシア・キングフィッシャー:ズアカショウビン)の生息域を復元するためマングローブの復活に2百万ドル以上の資金拠出を義務づけ、また、有蹄類、褐色ヘビなどの希少動物の保護管理を優先するため、今後8年間は年間最大200万ドルの追加投資が見込まれている。 グアム海兵隊の活動 実射訓練場の北西訓練場を取り巻く騒音レベルについて説明するダイアグラムを更新した。訓練場の地形と植生のため、ほとんどの騒音は軍事施設と同じ程度にとどまっている。複数の訓練場の外では、静かな会話の音と同じ程度の騒音レベルとなっている。 実射訓練場の北西訓練場を取り巻く騒音レベルについて説明するダイアグラム 171116-M-GA853-1009.JPG 写真:Siddell、Ryan J Cpl USMC MCAG 2017年11月15日 Marine Corps Activity Guam - Live Fire Training RangeのNorthwest Fieldを取り巻く騒音のデシベルレベルを説明するダイアグラムを更新しました。土地の地形と植生のため、ほとんどの騒音は軍事施設にとどまります。レンジ複合体の外で聞こえるのは、静かな会話の音と同じです。 グアム島全体目次 |