グアムの基礎知識 グアムの概要4 青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda 2019年1月24日公開 独立系メディア E-Wave Tokyo 無断転載禁 |
グアム島全体目次 はじめに グアム概要1 グアム概要2 グアム概要3 グアム概要4 グアムの都市と村 観光 観光産業は、第二次世界大戦後から現在に至るまでグアムの最大の産業の一つです。なお、本土から数千キロの距離があり、さらに直行便が設定されていないアメリカ本土からの観光客よりも、日本や韓国などのアジア各国からの観光客の方が多くなっています。 タモン湾のホテル・ニッコー・グアム 出典:JAL 1960年代に直行便が開設されて以降、東京や名古屋、大阪などの主要都市から約3-4時間で訪れることのできる日本からの観光客が多くを占めていましたが、そのピークは1990年代で、日本人観光客の渡航先が多様化した2000年代に入ってからは減少しつつあるります。 2017年5月時点でグアムに訪れる観光客数は日本人48000人、それに対し韓国人52000人となっています。 2017年9月12日より大韓民国籍としては6番目となるアシアナ航空の格安航空会社エアソウルが週5便就航し、さらに韓国人観光客が増加しています。 2017年には北朝鮮によるミサイル発射実験でグアム周辺を包囲射撃する作戦計画を検討していたこともあり、例年の4割程まで減りました。 タ モンエリアを中心に、欧米の大手ホテルチェーンが進出しているほか、ホテル・ニッコー・グアムやレオパレスリゾート・グアムなどの日系のホテルも多くなっています。また観光客向けのショッピングモールや免税店、大型スーパーマーケットやレストランも多く存在します。 文化 民族・人種・出自構成 チャモロ人:47% フィリピン系:25% 他の太平洋諸島(ミクロネシア連邦、パラオ)、 アジア(日本、韓国、中国、ベトナム):10% 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-4 言語 公用語は英語、チャモロ語。フィリピン系も多く、タガログ語も使用されます。 芸術・文化 ラッテ・ストーン。家の土台だったとか宗教行事に使われた物ではないかと言われているが未解明です。 グアムの創生にかかわる物語「プンタンとフウナの物語」があり、幼稚園では歌遊びで、小・中学校ではチャモロ語学習やチャモロダンスで学習する。 伝統的な文化としてチャモロ文化がある。踊りではミクロネシアダンスが有名。 グアムの芸術や文化に関する機関として「グアム芸術文化省」(Kaha)があります。 ミクロネシア連邦のチューク州のプルワット環礁との結びつきが強く、プルワット出身の航法師が伝統的な航海カヌーによる航海術を教えています。 グアムの高校や大学で教育を受けるために、ミクロネシア各地から学生・生徒が集まってきます。 食文化 チャモロ式バーベキュー グアムに伝わる伝統料理にチャモロ料理があります。スペイン、アメリカ、日本、東南アジアなど、色々な国の文化の影響を受けて生まれました。ココナツ、赤唐辛子、醤油、酢、玉ねぎ、レモン汁、砂糖などがよく使われ、甘さ・辛さ・酸っぱさのいずれかが強い味が特徴です。 グアムで有名なジャマイカン・グリルのランチ 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-4 グアムの都市と村につづく グアム島全体目次 |