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シルクロードの今を征く

Now on the Silk Road

大唐西市博物館 視察36

天王俑 その2

(Xi'an 中国)

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda 共編
掲載月日:2015年1月22日 更新:2019年4月~6月 更新:2020年4月1日
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 本稿の解説文は、現地調査や現地入手資料、パンフなどに基づく解説に加え、百度百科中国版から日本への翻訳、Wikipedia 日本語版を使用しています。また写真は現地撮影以外に百度百科、Wikimedlia Commons、トリップアドバイザーさらに地図はグーグルマップ、グーグルストリートビュー、百度地図などを使用しています。その他の引用に際しては、その都度引用名を記しています

大唐西市博物館視察36



 天王俑

西市の陶磁器と唐三彩

撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

 注)唐三彩(とうさんさい)とは

 唐三彩(とうさんさい、拼音: tángsāncǎi、三彩とも)は唐代の鉛釉を施した陶器で、
 主として副葬用に制作された。いわゆる唐三彩は唐代の陶器の上の釉薬の色を
 指し、後に唐代の彩陶(上絵を施した陶器)を総称する語として使われるようにな
 った。唐代の陶器の釉薬の色は非常に多く、クリーム色、赤褐色、薄緑、深緑、藍
 色、紫などがある。中でもクリーム色・緑・白の三色の組み合わせ、或いは緑・赤褐
 色・藍の三色の組み合わせを主としていることから三彩と称されている。



撮影:池田こみち Nikon Coolpix S9900


 以下は唐三彩による天王傭です。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

 これらの俑はいずれも副葬品として造られたもので、君主や主人が亡くなった際に一緒に埋められました。



三彩天王俑
撮影:池田こみち Nikon Coolpix s9900

 左    端:三彩天王俑

 左から2体目:粉彩天王俑

 左から3体目:彩絵天王俑

 右    端:彩绘鹤冠天王俑=彩絵鶴冠天王俑(三彩製鶴の冠をかぶった天王俑)

 いずれも、両足で悪霊を踏みつけています。



三彩天王俑
撮影:池田こみち Nikon Coolpix s9900




粉彩天王俑
撮影:池田こみち Nikon Coolpix s9900




彩絵天王俑
撮影:池田こみち Nikon Coolpix s9900




彩絵鶴冠天王俑
撮影:池田こみち Nikon Coolpix s9900



三彩武士俑
撮影:池田こみち Nikon Coolpix s9900


視察37へつづく