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久々のみなと横浜 歴史散歩
D海岸通りから元町へ
青山貞一
掲載月日:2008年10月28日
無断転載禁


■青山貞一:久々の[みなと横浜] 歴史散歩(目次)
 @開港広場 
 A横浜三塔 
 B「象の鼻」と「赤れんが倉庫」
 C山下公園
 D海岸通りから元町へ
 E蘇る中華街
 Fトワイライト「みなとみらい21」
 Gブルーライト横浜
 Hダークナイト・イン横浜



歴史散歩地域の全景 出典:グーグルアース

■海岸通りを元町まで歩く

 
下は、歴史地区を巡廻する横浜名物の「あかいくつ号」。


あかいくつ号。海岸通りで撮影
撮影:青山貞一 Nikon Digital Camera S10 2008.10.27

 海岸通りはシルクセンターなどがある開港広場から元町まで続く山下公園に面する道路だ。海岸通りには、多くの由緒ある建築物が面しているが、ホテルグランドは、1927年(昭和2年)に竣工したホテルで日本のホテルの草分け的存在である。平成4年からは横浜市認定の歴史的建造物となっている。

 すでに80余年がたっている。ニューグランドホテルは、内外の作家はじめ多くの著名人が定宿としていたことでも知られる。


ホテルニューグランド

撮影:青山貞一 Nikon Digital Camera S10 2008.10.27



グーグルアースの3次元立体図でみたホテルニューグランド
出典:グーグルアース


グーグルアースの3次元立体図でみたホテルニューグランド
出典:グーグルアース


撮影:青山貞一 Nikon Digital Camera S10 2008.10.27


創立80年を迎えたホテルニューグランド
撮影:青山貞一 Nikon Digital Camera S10 2008.10.27

ホテルニューグランドから元町方面に海岸通りを歩く横浜名物のひとつ、マリンタワーがある。マリンタワーは現在工事中だ。


開港150年記念で改修中の横浜マリンタワー
撮影:青山貞一 Nikon Digital Camera S10 2008.10.27

横浜マリンタワー

 神奈川県横浜市中区山下町にある横浜港の象徴的なタワー、灯台。山下公園に隣接している。

 横浜港開港100周年記念行事の流れの中から、横浜港を象徴するモニュメントを建設しようという計画が起こり1961年に建設された。高さ106m。灯台を意識したデザインとなっており、実際に頭頂部には灯台としての機能も併せ持つ。ギネスブックには最も高い灯台として記録されているが、実際に近隣を航行する船舶に対し灯台としての重要度はあまり高くない。灯台の機能は2008年7月28日をもって休止し、9月1日に廃止される予定。

 地上100mの位置には展望台が設けられ、半分は横浜市街地を、半分はの見える景色を楽しむ事が出来る。タワー内部には、横浜の特産品などのみやげ物店の他、北原照久プロデュースの「機械仕掛けのおもちゃ博物館」、展望台カフェなどがあり、夜間はライトアップされる。創業時には鳴り物入りで開業し、多くの観光客を集めたが、その後集客力が減少していった。

 2006年10月13日、運営会社の「氷川丸マリンタワー株式会社」は入場者減に伴う経営悪化を理由に、隣接する氷川丸とマリンタワーの営業を12月25日に終了した。マリンタワーは横浜市、氷川丸は日本郵船またはその関係先に譲渡される予定。

 マリンタワーに関しては、「マリンタワー再生事業」に基づき横浜市が改修、公募された事業者が借り上げる形で開港150周年にあたる2009年春の供用開始を目指す。

 2007年3月、応募4社の中からリスト株式会社が優先交渉権者に選定され、同年6月に正式に決定した。

 出典:Wikipedia





 下はグーグルアースで見たマリンタワー。ここでは一早く、改修済みの姿が見れる!


グーグルアースの3次元立体図でみたマリンタワー。
上左に停泊している氷川丸が見える。
出典:グーグルアース


 さらに海岸通りを元町方面に行くと、横浜人形の家がある。



撮影:青山貞一 Nikon Digital Camera S10 2008.10.27


■元町

 さらに海岸通りを進むと、元町に出会う。元町はハマトラなど横浜ファッションの震源地である。


撮影:青山貞一 Nikon Digital Camera S10 2008.10.27
 
 元町は横浜のひとつの顔だが、元町のメインストリートに平行に走る首都高速道路は、下の写真のように元々あった堀川の上を高架で走るアグリーな構造物だ。これはちょうど、東京の日本橋がかかる運河の上を首都高速道路が走っているのと同様、最経済優先でまちづくりを進めてきた「日本の恥部」とでも言えるものだ。


撮影:青山貞一 Nikon Digital Camera S10 2008.10.27


撮影:青山貞一 Nikon Digital Camera S10 2008.10.27

元町(もとまち、Motomachi)

 神奈川県横浜市中区にある地名。元町商店街(元町ショッピングストリート)は関東地方では特に有名。横浜中華街は堀川(頭上は首都高速道路)を挟んだ近隣に位置する。横浜の繁華街の一つ。


 元町の地名の由来は、幕末の開港に伴い横浜村の市街化したころ、その新しい街並みに対して、まだ外国人居留者がいなかった穏やかな漁村は、横浜本村と言われた。明治維新の頃には、外国人向けの商店街として栄え、「元町」と改称されている。


歴史

  • 1859年の横浜開港までは半農半漁の村であったが、横浜開港に伴い、立ち退いた旧横浜村住民が移住、山下町・山手周辺に外国人居留地が、関内にはその居留者の業務地が設けられた。その山下町や山手と関内を結ぶ場所にあった元町通りは、居留者らが日常的に多く行き交うところとなり、外国人を対象に商売が盛んに行われるようになった。明治が始まってしばらく経つ頃には居留者も大分増えて、セント・ジョセフ・インターナショナル・カレッジなどのインターナショナルスクールの開校や、当時は日本には珍しい喫茶店やベーカリー、洋服店などが軒を連ね、文明開化を支えた。これが今の元町商店街の原型である。また横浜家具も伝統がある。
  • 1970年代に、当時流行したファッションスタイル「ニュートラ」に対抗して、「ハマトラ」(横浜トラディショナルの略)というファッションカテゴリが当商店街のキタムラ、ミハマ、フクゾーなどにより創り出された。  出典:Wikipedia


    横浜元町 撮影:青山貞一 Nikon Digital Camera S10 2008.10.27


    つづく