ボロブドウール寺院遺跡群 Archaeological site of Borobdur temple 動物に化身した仏陀 ウズラ、シカ 青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda 掲載月日:2017年1月31日 独立系メディア E−wave Tokyo 無断転載禁 |
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◆ウズラに化身した仏陀 仏陀が一羽のウズラとして生活を送っているとき、森に火事が起こりました。 動物たちは火の中を逃げまどいます。 註)以下はボロブドゥール寺院の基壇回廊にある実際のレリーフです。 この時、まだかよわい 雛のウズラは火に向かって力と真理に満ちた聖なる言葉で語り掛けます。 火はやがて静まり森に住むすべての生き物は、命を落とすことなく済みました。 これは肉体の力より精神の力を重んじる仏陀の生き方を知ることが出来事る出来事でした。 ◆八つの足をもつシカに化身した仏陀 あるあとき仏陀は、背に四本、腹に四本、合計八本の足をもった鹿として生涯を送っていました。 この鹿は、腹の側にある足が疲れると、身体を一回りさせて、背にある足で、さらに歩行を続けることができるのです。 このシカが、狩りをする王に追われるという出来事がありました。 走り続けることで疲れることがないシカを追い続けた王はついに谷に落ちてしまいました。 この時シカは、逃げ去ることなく、かえって王を谷底から引きずりあげるのでした。 つづく |