ボロブドウール寺院遺跡群 Archaeological site of Borobdur temple 動物に化身した仏陀 ウサギ 青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda 掲載月日:2017年1月31日 独立系メディア E−wave Tokyo 無断転載禁 |
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◆動物に化身した仏陀 DVDでは、最後にボロブドウール寺院の方形基壇の「露天の天空」の現存するレリーフから、動物に化身した仏陀について紹介しています。 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2016-11-18 以下同 ボロブドゥール寺院の方形基壇回廊の第一壇の上段を一巡したのち、巡礼者は下段を見、次には、反対側を見、さらに一巡、二巡してゆきます。 回廊をさらに進んでゆくと、先にムンヅドッ寺院で見たのと同じように再び動物が登場してきましすが、この動物たちは仏陀の前世の姿を現したものです。 ◆ウサギに化身した仏陀 ある時仏陀は、ウサギの形をして生活を送っていました。 このウサギには3人の友がいました。ジャッカルと猿とテンです。 この動物たちの住む森に一人の行者が道に迷ってきま来ました。 動物たちは行者に食べ物を与えようとします。 註)以下はボロブドゥール寺院の基壇回廊にある実際のレリーフです。 ジャッカルは乳(ちち)を、猿は果物を、そしてテンは七匹の魚を行者に差し出しますが、行者に何も差し出すことができないウサギは、わが身を差し出しこれを食べるよう行者にすすめるのでした。 つづく |