第三回 アマルフィ海岸自治体の持続可能性基礎調査 A Survey on Sustainability of Costiera Amalfitana Comune 特別現地踏査 海からの地形・景観視察(行き その1) 青山貞一・池田こみち Teiichi Aoyama & Komichi Ikeda Environmental Research Institute, Tokyo 掲載月日:2013年6月14日 独立系メディア E-wave Tokyo 無断転載禁 |
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●2013年6月8日 海からの地形景観の調査クルーズ 海からの地形・景観の踏査クルーズのルート図 2013年6月8日、アマルフィ海岸調査3回目の今回、はじめて小型船舶を使っての海上からの現地調査も行いました。何しろアマルフィ海岸の諸地域は、かつての海洋都市国家そしてアマルフィ公国であり、同時に地中海漁業の一大拠点、船はありとあらゆる種類がそろっています。 しかし、いわゆる海上タクシーを使っての海からの視察は高額、他方、定期航路便はルートが限られており、数時間に1便しかありません。 今回の調査では、アマルフィ海岸のちょうど中央に位置するフローレ(人口約900人の崖上の小さな自治体)のはずれにあるマリーナ・ディ・プライア(Marina di Praia)という小さな漁港からソレント半島の離島、カプリ島に行く小型観光船泊に便乗しました。時間は朝の9時から夕方の5時30分まで、料金は一人当たり55ユーロと割安です。船をチャーターすると同じコースで最低400ユーロかかります。 今回使用した小型船舶(プレジャーボート) 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 便乗と言っても、乗船者は船長以外は全部で12人です。基本航路は、フローレからカプリ島を8時間もかけ回るものです。そのうち4時間は離島のカプリ島での自由行動となっています。行き、帰りは船からソレント半島、アマルフィ海岸の地形や自然が存分に眺望できます。 またプライアーノ、ポジターノ、カントーネ、マッサルブレンセなどの沿岸基礎自治体の地形、景勝地、遺跡、自然環境保全地域さらに歴史的建造物であるトーレ(要塞、見張り台)を海からみることができます。 私達は前日のうちにプライア海岸でプレジャーボートによるカプリ船ツアーの予約をしておきました。 前日に乗船の予約を行います 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-6 下は出発地点のマリーナ・デ・プライア漁港の岸壁です。 漁出発地点のマリーナ・デ・プライア漁港の岸壁査 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-7 出発地点のマリーナ・デ・プライア漁港の岸壁 撮影:青山貞一 Victor Digital Video Camera 2013-6-7 船には、日本人2名、オーストラリア人2名、アルゼンチン人1名、スペイン人1名、イタリア人高齢者グループ4名、イタリア人新婚旅行カップル2名それに運転手イタリア人1名の13名が乗船しました。 下の写真は、プライアを出港して間もない地点で撮影したものです。プライア海岸がいかに断崖絶壁の下の岩の割れ目のなかにあるかがよく分かります。 撮影:青山貞一 デジカメ Nikon CoolPix S8 アマルフィ海岸・ソレント半島をティラニア海から調査 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 アマルフィ海岸・ソレント半島をティラニア海から調査 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 海からの地形・景観踏査のルート図 以下に船から見たアマルフィ海岸、ソレント半島を写真と地図で示します。 下は海から見たプライアーノです。崖の途中に多数の住宅が張り付いていることがよく分かります。
下は海から見たポジターノの全景です。ポジターノは、アマルフィ海岸にあっても、崖住宅の元祖です。
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