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ERI版SPEEDIによる

原発事故時の影響範囲推定

F浜岡原発(南風系)

青山貞一
 鷹取敦
環境総合研究所(東京都目黒区)

May 15 2012
独立系メディア「今日のコラム」

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日本各地の原発事故の影響範囲推定
ERI版SPEEDIベータ版ほぼ完成  G川内原発(鹿児島県)
@基礎と前提  H志賀原発(石川県)
ASuper Air 3D の概要  I東海第二原発(北風系)
B若狭湾地域の概要  J島根原発(島根県)
C若狭湾立地原発(北風系)  K伊方原発(愛媛県)
D大飯原発(北風系)
E泊原発(北風系)
F浜岡原発(南風系)

 以下は中部電力浜岡原発事故時の南風系、2m/s、大気安定度Dの全シミュレーション結果である。

 メッシュ規模は1km×1km、発生源強度は福島第一原発事故時(2011年3月15日)にモニタリングポストで観測されたデータを距離及び風向をもとに逆シミュレーションして求めた値としている。

 なお、シミュレーション図を見る上での基礎と前提界条件については、必ず以下を参照のこと。

◆青山貞一・鷹取敦:原発事故の影響範囲推定 @基礎と前提

表 中部電力浜岡原子力発電所の諸元
原子炉形式 運転開始 定格出力 現況
1号機 沸騰水型軽水炉(BWR-4)Mark-1 1976年3月17日 54万kW 2009年1月30日運転終了[9]
2号機 沸騰水型軽水炉(BWR-4)Mark-1 1978年11月29日 84万kW 2009年1月30日運転終了[9]
3号機 沸騰水型軽水炉(BWR-5改良標準型)Mark-1改 1987年8月28日 110万kW 2010年11月29日より定期検査中
4号機 沸騰水型軽水炉(BWR-5改良標準型)Mark-1改 1993年9月3日 113.7万kW[10] 2011年5月14日より運転停止中
5号機 改良型沸騰水型軽水炉(ABWR) 2005年1月18日 138万kW[11] 2011年5月14日より運転停止中
6号機 改良型沸騰水型軽水炉(ABWR) 未定 138万kW 計画中
出典:Wikipedia


浜岡原発事故シミュレーション対象地域の地形図
出典:グーグルマップより環境総合研究所作成

■中部電力 浜岡原発事故時の北風系シミュレーション


図  浜岡原発事故時、東南東風、風速2m/s、大気安定度D


図  浜岡原発事故時、南南西風、風速2m/s、大気安定度D

 
上記シミュレーションの分級色は、以下の福島原発事故時(2011年3月15日)の色を参照されたい。

原発
楢葉町

いわき市

北茨城市

日立市


水戸市

土浦市

銚子市


東京区部
出典:青山貞一、鷹取敦、環境総合研究所(東京都目黒区)


出典:青山貞一、鷹取敦、環境総合研究所(東京都目黒区)

 つづく