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シンガポール短訪

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(植物園)

鷹取敦

掲載月日:2018年7月20日
 独立系メディア E−wave
無断転載禁


内容目次
  1 歴史的背景
5/3 2 セントーサ島 | 3 ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
5/4 4 ジョホール・バル(マレーシア) | 5 オーチャード・ロード、ベイエリア
5/5 6 チャイナタウン・リトルインディア・アラブストリート

■ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ

 ガーデンズ・バイ・ザ・ベイは、巨大な植物園です。印象に残る形状の塔らしき構造物が並ぶ光景は、日本でもCMなどで見かけることがありました。この塔の中がどのように植物園になっているのだろうと不思議に思っていましたが、想像とは違うつくりになっていました。

 下の写真はエントランスに向かう道路からの光景です。奥に見える2つの塔に見覚えがあります。


ガーデンズ・バイ・ザ・ベイエントランスに向かう道から
撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900

 まずガーデンズ・バイ・ザ・ベイには巨大な2つのドーム(冷温室)があります。シンガポールは熱帯にあるので、世界各地の植物を展示するためには外気温より温度を低く保つ必要があり冷温室になっています。


ガーデンズ・バイ・ザ・ベイのドーム(冷温室) 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900

 2つのドームのうち1つは世界各地の多肉植物や花を展示しているフラワー・ドームです。多肉植物庭園、バオバブ、オーストラリア庭園、南アフリカ庭園、南アメリカ庭園、地中海庭園、オリーブ庭園、カリフォルニア庭園、フラワーフィールドなどがあり、ドーム内には高い部分、低い部分そして傾斜などで変化がつけられています。


ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ フラワー・ドーム 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900


ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ フラワー・ドーム 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900

 フラワーフィールドには下の写真のようによく分からないオブジェもありました。何かの物語を表現しているのでしょうか。


ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ フラワー・ドーム 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900

 もう1つはクラウド・フォレスト・ドームといい、ドーム内に35mの「山」がそびえ、滝や霧(ミストの噴射)により高山を再現しています。ドームに入ってすぐのところに下の写真のような滝があります。この「山」の内部を歩いて上に登ることができます。「山」の内部はらせん状の通路になっていて、いわば立体駐車場の外側を高山植物で覆ったような作りになっています。


ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ クラウド・フォレスト・ドーム
撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900


ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ クラウド・フォレスト・ドーム
撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900

 ドームの外にマリーナ・ベイ・サンズが見えます。ガーデンズ・バイ・ザ・ベイから少し歩いて行ける位置関係です。


ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ クラウド・フォレスト・ドーム
撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900

 山の上から外側をぐるっと囲む空中を歩いているかのようなクラウド・ウォークという遊歩道があります。かなり高い位置にあるので、高い所が苦手な方はちょっとこわいかもしれません。


ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ クラウド・フォレスト・ドーム
撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900

 クラウド・ウォークからはミストが噴霧され、高山の霧のような演出となっています。


ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ クラウド・フォレスト・ドーム
撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900

 「山」の中を降りていく途中にクリスタル・マウンテンという広場があり、鍾乳石や紫水晶等が展示されています。


ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ クラウド・フォレスト・ドームのクリスタル・マウンテン
撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900

 「山」から降りると下の方には湿地帯の植生が再現されています。(下の写真のワニは作り物です。)


ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ クラウド・フォレスト・ドーム
撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900

 外に出て地図を見ながらしばらく歩くと大小のタワーが並んでいる広場があります。これがCMなどで見たことのあるタワーで、スーパーツリーという名前です。最初にエントランス付近で見たものとは別に広場にはたくさんのタワーが並んでいます。


ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ スーパーツリー 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900

 上の写真のちょうど中央あたりに見えるように、ツリーからツリーへと空中を歩くOCBCスカイウェイという遊歩道が設置されています。スカイウェイは屋外にあるため、強風や雨などの天候によっては歩くことができません。タワーの根元からエレベータで上に上がり、スカイウェイを歩くことができます。

 チケットを購入する時に、「この後すぐに行きますか?」と聞かれました。天候によって歩くことができない場合でも払い戻しは行われないため、大丈夫なタイミングでチケットを購入してすぐに行くことが推奨されているようです。


ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ スーパーツリー 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900

 植物園内の樹木より高いのでスカイウェイを歩くと遠くまで見渡すことが出来ます。下の写真の右のドームは先ほどの冷温室のドームです。


ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ スーパーツリー 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900

 その他に屋外の地上には中国庭園、マレー庭園、インド庭園などがあります。

 庭園を散策しながら、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイを出て、歩いてマリーナ・ベイ・サンズの間を通り、地下鉄の駅に向かいます。途中で振り返ると下の写真のようにスーパーツリーが巨大な木々か花のように見えます。左にあるのはもう1つのドームです。


ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900

 夕方、16時前ホテルにチェックインし、目抜き通りであるオーチャード・ロードを歩き、地元の人に教えていただいた小さな食堂で海南鶏飯(ハイナン・チーファン)をいただきました。


オーチャード・ロード 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900


地元の食堂 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900


海南鶏飯 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900

 ガーデンズ・バイ・ザ・ベイのスカイツリーは、夜景をみるべしということなので、再度、地下鉄に乗って向かいました。

 到着した19時過ぎには空が薄暗くなりはじめ、スーパーツリーは光っています。


ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ スーパーツリー 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900

 ガーデン内を歩いて、スーパーツリーのある広場に到着しました。広場には座り込んで何かを待っている人達でいっぱいになっていました。どうやらもうすぐ何かのショーが始まるようです。

 少し待ったところ、オーケストラのような大音響の音楽が始まり、スーパーツリーが様々な色やイルミネーションのショーが始まりました。下の写真では想像もできませんが、なかなか壮観です。次々といろいろな曲がかかり、それに合わせて光の演出も変わっていきました。


ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ スーパーツリー 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900

  人工的で派手な光のショーは、植物園のイベントとしてはどうかと思う演出ではありますが、経済最優先のいかにもシンガポールらしい観光客向けのショーであるとも言え、見応えはあります。

 ショーが終わった後、大勢の観光客で混雑する中、再度マリーナ・ベイ・サンズ経由で地下鉄の駅に向かい、地下鉄で21時頃にホテルに戻りました。


ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ スーパーツリー 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900

 5月2日羽田発の夜行便で、5月3日の早朝にシンガポール入りしてから長い1日でした。この日は約31,000歩も歩きました。

 今回ははじめて母をつれて海外に来たのですが、78歳にしては元気に早朝から3万歩以上も歩いてくれたことに安心した1日でもありました。

 翌日はマレーシアとの間のジョホール海峡を超えて、マレーシアのジョホールバルに向かいます。

つづく