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第3回 アマルフィ海岸自治体の持続可能性基礎調査 2013-6
A Survey on Sustainability of Costiera Amalfitana Comune

ミノーリのヴィッラ・ロマーナ(5)
Villa Romana in Minori, Italy 5

    青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda
2020年11月30日 独立系メディア E-wave Tokyo

撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-6-6

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ミノーリ(コムーネ)

ビラ・ロマーナ遺跡1  ビラ・ロマーナ遺跡2  ビラ・ロマーナ遺跡3
ビラ・ロマーナ遺跡4  ビラ・ロマーナ遺跡5  ビラ・ロマーナ遺跡6
ビラ・ロマーナ遺跡7  ビラ・ロマーナ遺跡8  ビラ・ロマーナ遺跡9 
ビラ・ロマーナ遺跡10 

 本稿の解説文は、現地調査に基づく解説、写真撮影に加え、Wikipediaのイタリア語版を中心に英語版からの翻訳及び日本語版を使用しています。また写真は現地撮影分以外にWikimedlia Commons、さらに地図はグーグルマップ、グーグルストリートビューを使用しています。その他の引用に際しては、その都度引用名をつけています。 

◆ミノーリのヴィッラ・ロマーナ(5) 建築物全体

  ミノーリに残ったローマ時代のヴィッラ・ロマーナ(Villa Romana)には、2500㎡に及ぶ豪邸があります。そこには広大な中庭そして食堂、ダンスホール、噴水、狩りの様子など、当時のローマ時代の貴族の家と生活が偲ばれます。

 それらの構造物、建築物のうち居室の壁などにはモザイク絵画があり、また厨房やダイニングには水差し、浴室の床にもモザイクががあり、さらに瓶、壷などが古代ローマ時代の建築と様式を博物館で見ることができます。

 まず最初に、下の写真は考古学博物館のすぐ隣にあるヴィッラ・ロマーナの半地下の住宅の遺跡です。

 見たところ、構造物はほとんど破壊されておらず、ほぼ往事のままの姿が残っています。ヴィッラ・ロマーナの特徴は大きな中庭があり、その周りを住居(部屋)が囲んでいる構造にあります。スタビアエにある別荘の中庭もかなり大きいです。長さ140mとか36m×7mのプールがある中庭などいくつもありますが、このヴィッラ・ロマーナのような半地下の構造のものはないと思います。



撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-6-6

 なお、中庭を囲む建築物の前面にあるアーチの内部は中庭をぐるりと一周可能な回廊ないしロッジアとなっています。これは教会などでもよく見られる構造と言えます。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-6-6



撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-6-6

 以下は中庭を望む回廊(あるいはロッジア)に立つ池田こみちが中庭方面を見ています。写真から明らかなように、このレンガ造りのアーチは非常に奥行きが深く厚くなっており、地震などにも耐えうるものとなっています。。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-6-6


 下は中庭の芝生です。


ヴィッラ・ロマーナ(Villa Romana)
Source:Wikipedia Italiano



撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-6-6


ビラ・ロマーナ遺跡6へつづく