エントランスへはここをクリック   


第一編
英国からの独立に燃える
スコットランドが面白い

@今に生きるブレーブハート
Brave Heart
 
青山貞一 池田こみち 環境総合研究所 顧問
掲載月日:2012年11月1日
 独立系メディア E−wave Tokyo
無断転載禁


第一編 英国からの独立に沸くスコットランドが面白い!
@今に生きるブレーブハート   E再独立に燃える国民と議会
Aスコットランド人の気質と精神風土   F世界一の持続可能な国へ
B希有で秀逸な人材と知性の宝庫   G2020年再生可能エネ100%
C闘いと苦難の歴史   H国旗と国花それに准国歌
D闘いの続行と再独立への道   I独立精神を学ぶ2200kmの旅

●はじめに −− 今に生きる Brave Heart

 2012年7月中旬、スコットランド(Scotland)に出かけた。

 スコットランドは英国(イギリス)にあってイギリスではない。

 このことの意味するところはすごく深淵である。よく自主、独立と言うが、世界広しと言え、スコットランドなる国ほど独自性、自主性、独立性を主張してやまない地域はないだろう。人で言えば、実に個性豊かなのである。
 
 元祖、おかしなことにははっきりと「ノー」が言える、それがスコットランドである。もちろん、自分が正しいと思うことには、他人、他国がどうであれ、はっきりと自己主張するのもスコットランドである。

 日本の役所や官僚がよく使う、前例がないとか先例がないという言葉は、スコットランドでは通用しない。前例がないと言うことは、過去、誰もしてこなかったことである。それに挑戦することこそ意味があると理解する。自分が「これだ」と思うことは、ひとりでも積極果敢に取り組む。それがスコットランドなのである! 


スコットランドの首都、エジンバラ。丘の上に立つ要塞がエジンバラ城
 出典:Wikipedia

 現地に滞在したのは、わずか10日間であったが、現地に行ってみて、その片鱗を随所で感じることができた。 とりわけ、1999年に再開されたスコットランド議会では、再独立に対する志の高さを強く感じた。また行く先々で、市民やまちからもほとばしるミッション、パッションを感じることができた。

 私達は、過去、何十カ国とでかけているが、このような自主、独立への高いほとばしる精神文化を感じたのは、はじめてと言える。

 今後、いくら時間をかけてでも、スコットランドについてたくさんのブログや動画を発表してゆきたいと意気込んでいる。ご期待いただきたい!
 
 青山貞一・池田こみち<世界紀行スレッド

人口500万人ちょっと、面積北海道のスコットランドの存在感は凄い!
  

 さてスコットランドは、人口500万人ちょっと、面積は日本の北海道とほぼ同じである。 


スコットランドの地理的位置(赤色部分)

 スコットランドは現在、英国の一部となっているが、もともと歴史的には民族、人種、宗教はじめ英国の中心をなすいわゆるWASP、すなわちアングロサクソンでプロテスタントのイングランドとはまさに「水と油」の関係にある。スコットランド人、とりわけ北部ハイランダーの人々は、口にこそ露骨に出さないが、今でもイングランドに対する怨念に似た感情を持っているようだ。

 スコットランド民族の個性を知るには、キルトというスカートのような出で立ちでバグパイプを奏するスコットランド人を見るのが一番の早道だ。

 最近、オランダのオーケストラ指揮者であり、同時にエンターテナーでもあるアンドレ・リウ氏の世界各地におけるコンサートをDVDなどで見る機会があった。何と、どこの国でコンサートを行っても、アンドレ・リウ氏は100人規模のバグパイプ演奏をプログラムに入れている。

 このバグパイプ奏者がステージに向かい行進してくると、その個性と迫力に、さすがのオーケストラも顔負けである。オーケストラ奏者全員がこのバグパイプ演奏に聴き入ってしまうほどだ。バグパイプ演奏については、以下のYouTubeをご覧頂きたい! 

 演奏している曲目は、スコットランドの准国歌となっている Scotland the Brave スコットランドの勇士 である。 その存在感が絶大であえることが分かるだろう。

◆ANDRE RIEU & JSO - SCOTLAND THE BRAVE & AMAZING GRACE


スコットランドといえばやはりこのキルトとバグパイプ
エジンバラ城にて 
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 


昔のスコットランドの首都、パースにて
撮影:池田こみち Nikon CoolPix S10

つづく