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厳寒のロシア2大都市短訪

生神女福音大聖堂

概要
 
青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
掲載月日:2017年5月30日
独立系メディア E-wave Tokyo

無断転載禁
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 ・生神女福音大聖堂 
  
概要    歴史   外観    内装・フレスコ画   イコン


◆モスクワのクレムリン


モスクワ市の紋章

◆生神女福音大聖堂
(Cathedral of the Annunciation)

 モスクワのクレムリンにある生神女福音大聖堂(Благовещенский собор、Cathedral of the Annunciation)は、生神女福音祭を記憶するロシア正教会の大聖堂です。

 ブラゴヴェシェンスキー大聖堂は「生神女福音祭」を表す"Благовещенский"に由来するロシア語名です。 

 生神女福音大聖堂(Cathedral of the Annunciation)の位置は、下図の左下となります。


クレムリンの大聖堂広場と生神女福音大聖堂(左下)
出典:グーグルアースの3次元CGより

 下は生神女福音大聖堂のズームアップ写真です。この衛星写真は上の衛星写真と少し角度を変えています。


レムリンの大聖堂広場と生神女福音大聖堂
出典:グーグルアースの3次元CGより

名称

 クレムリンの中にはロシア正教会の3つの大聖堂があります。生神女福音大聖堂(Cathedral of the Annunciation)はそのうちのひとつです。

 下は生神女福音大聖堂の写真です。背後にはクレムリン大宮殿などがあります。


生神女福音大聖堂
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2017-2



2001年5月22日、共に歩くロシア連邦大統領プーチンとスペイン首相アスナール(肩書当時)
Source:Wikimedeia Commons
Kremlin.ru, CC 表示 4.0, リンクによる


生神女の概要

 生神女とは正教会において聖母マリアを指す"Θεοτ?κο?"、Богородица"(教会スラヴ語:ボゴロージツァ)など「神を生みし女」「神の母」を意味する各言語における称号の日本正教会における直訳的な訳語です。

 生神女福音祭とは生神女マリヤにイイスス・ハリストスが宿った事が天使から告げられた事を記憶する祭であり、これを記憶するのが生神女福音聖堂です。

 カトリック教会の受胎告知に相当しましが、正教会では「受胎告知」の語彙は用いられず、正教会の聖堂に「受胎告知聖堂」などの訳語を当てるのは適切ではありません。

<用語解説>

◆生神女(しょうしんじょ、
Богородица, Theotokos)とは

 生神女とは「神を生みし女」を意味します。ロシア正教会におけるイエスの母マリアに対する敬称でし。一般に言われる聖母マリアの事ですが、日本正教会では聖母という表現は用いられず専ら「生神女」「生神女マリヤ」「生神女マリア」との表現が用いられます。生神女マリアを単に聖母マリアという語に限定してしまうのは誤りであるとされています。正教会では生神女マリヤを神の母・第一の聖人として位置付けています。

出典:Wikipedia

生神女とは

 東方正教会での用語です。イエスの母マリヤの称号であり、ギリシア語「テオトコス」(Theotokos、 神を生む者)の訳でし。カトリック、東方正教会、コプト正教会などがこの教義を共有しています。

 テオトコスはエフェソス公会議でキリスト教教義として確立しました。マリヤはキリストの母(キリストスコス)ですが神の母ではないとしたネストリウス派は異端とされ、教会から分離されます。イランを拠点に東方へ進出し、中国で景教として知られました。

 ネストリウス派を除き、古代からの連続性をもつ伝統的キリスト教においては、神イエスへの強力な執り成し者として信仰の対象となり、その誕生、永眠(就寝と呼ぶ)などの生涯の出来事が祭として祝われています。

出典:コトバンク


つづく