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初夏の尾瀬ヶ原を行く
B「牛首」から「竜宮」「見晴」へ

青山貞一 Teiichi Aoyama

22 June 2009 無断転載禁
初出:独立系メディア「今日のコラム」


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●6月20日 「牛首」から「竜宮」「見晴」へ

 途中、休憩を含め約40分で「山の鼻」から「牛首」に到着した。

 私たちは「牛首分岐」で休憩を取った後、「牛首分岐」から「竜宮」に向け出発した。「竜宮」までは、2.2kmである。

 
尾瀬ヶ原全図。尾瀬にはその他として尾瀬沼がある。


 下の写真は「牛首」から「竜宮」に入ったところ。「竜宮」にも休憩所やトイレがある。


撮影:鷹取敦 Casio 2009.6.20

 「竜宮」のそばに「沼尻川」がある。尾瀬ヶ原はどこでも約1400mの標高がある。


撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.6.20

 何しろ尾瀬ヶ原の湿原や池、川はどれも水がきれいだ。透明度も高い。


撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.6.20

 沼尻川にはカモが泳いでいた。


撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.6.20

 この辺の水辺には、小さなイワナが泳いでいる。


撮影:鷹取敦 Casio 2009.6.20


 イワナ岩魚)は、サケ目 サケ科 イワナ属の魚。分類上は、イワナ属のうちの1種にイワナという和名がつけられているが、近縁種のオショロコマも含めて広義のイワナとして扱われることが多い。

 現在の日本のイワナ類は、生息する地域、河川によって、形態が少しずつ異なる地域変異があり、大きくいくつかの亜種に分けられている。

 イワナの亜種には、アメマス(エゾイワナ)、ニッコウイワナ、ヤマトイワナ(およびその地方変異であるキリクチ)、ゴギがあり、オショロコマの日本産亜種には、オショロコマとミヤベイワナがある。なお、これらの亜種、地域変異の個体群は、かつてはすべてが別種であるとして扱われたこともあるほど、その形態的な特徴には著しい相違がある。

 また水辺には、どこもイモリがいた。


撮影:鷹取敦 Casio 2009.6.20


撮影:池田こみち Nikon Cool Pix S10 2009.6.20

 
アカハライモリ は、有尾目イモリ科トウヨウイモリ属に分類される両生類の一種。日本で単にイモリと呼ぶ場合本種を指すことが多い。

 全長は10cm前後で、2対4本の短い足と長い尾をもつ。サンショウウオ類と異なり皮膚がザラザラしている。背中側は黒-茶褐色で、腹は赤地に黒の斑点模様になっている。赤みや斑点模様は地域差や個体差があり、ほとんど黒いものや全く斑点が無いもの、逆に背中まで赤いものもいる。

 
下はアカガエル科のツチガエル。尾瀬ヶ原で5月〜10月に見られる。
 

撮影:池田こみち Nikon Cool Pix S10 2009.6.20

 
 ※財団法人尾瀬環境財団の公式Web


撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.6.20


撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.6.20

 木道には、一枚一枚、設置した年度と事業者名が刻印されている。以下は上が平成20年の環境省、下は平成16年の群馬県である。


撮影:鷹取敦 Casio 2009.6.20


撮影:鷹取敦 Casio 2009.6.20

 このころは尾瀬ヶ原に涼しい風が吹く一方、日差しは強くなる。



撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.6.20


撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.6.20

 次第に日差しが強くなり、日差し避けルックとなる。池田さんは、イスラムの女性並みの完全防備。


撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.6.20

 
尾瀬ヶ原らしい初夏の新緑の自然景観をパチリ!


撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.6.20

 鳩待峠から約3時間で尾瀬ヶ原の東端、「見晴」に到着する。ここにも休憩所や宿泊施設、公衆トイレ、キャンプ場がある。


 私たちは「見晴」の休憩所でお弁当とする。別荘でつくって持参したおむすびを食べる。


 
撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.6.20

 休憩した場所のすぐ前に、飲める湧き水があった。次々とトレッキング客がペットボトルを持参して、飲み水を補給していた。


飲める湧き水
撮影:鷹取敦 Casio 2009.6.20


飲める湧き水をペットボトルに入れる鷹取、坂本両氏
撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.6.20


撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.6.20

 下は「見晴」からみた燧ケ岳(2346m)である。


撮影:鷹取敦 Casio 2009.6.20

 私たちは鳩待峠→山の鼻→牛首分岐→竜宮→見晴を約3時間で走破した。

 尾瀬ヶ原の東端にある「見晴」で昼食したあと、私たちは来た道を帰ることとした。時間があれば、見晴の十字路から北に向かい牛首分岐に至るルートを歩く手もあったが、今回は見晴から来た道をそのまま帰ることとした。

 尾瀬ヶ原は、鳩待峠と山の鼻を除けば傾斜はなく、木道も整備されていて歩きやすいが、強い日差しを遮る樹木がないので、往復20km近い歩行は結構疲れる。

 帰り道は、山の鼻から鳩待峠が登りとなる。

 下の写真は川上川にかかる橋を通過する池田さんと坂本さん。


撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.6.20

 帰り道は、「山の鼻」までは尾瀬ヶ原の平坦コースなので問題ないが、その後、「山の鼻」から「鳩待峠」までは一本調子の登りとなる。

 これが結構きつい。しかし、来たときに比べ約10分増の1時間10分程度で鳩待峠に登り着いた。 

 かくして尾瀬ヶ原の縦断というか、横断を無事成し遂げることができて、めでたしめでたしである。ただし、鷹取さんと坂本さんは日焼けで腕がひりひりとなった!

 この後、シャトルバスが一杯だったので、乗り合いタクシーで戸倉駐車場まで戻る。約15分で戸倉駐車所に到着した。


撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.6.20

 私たちは、予定通り同じ片品村にある「花咲の湯」(温泉)にビッツで向かい、夕方4時過ぎに「花咲の湯」に到着し、汗を流した。この「花咲の湯」は5月のゴールデンウィークの時に一度、訪問しているが、ここには露天風呂を含む温泉だけでなく、食事も出来る広間がある。

 皆で夕食をとった後、川場村の道の駅を見学後、北軽井沢の別荘まで帰った。
 

●6月21日 朝から雨、午後に佐久平に寄って帰宅

 翌日の6月21日(日)は早朝から激しい雨だ。

 午前11島で別荘で休み、その後、ゴールデンウィークにも行った佐久平駅前の「草笛」に全員で行く。何と、今日も混んでいて30分以上待つ。

 草笛で蕎麦を食べた後、小諸にあるフジコーポレーションの産業廃棄物の管理型最終処分場を視察する。まず小諸の本社に行き、場所を聞こうとしたが、日曜なので本社には誰もいなかった。

 記憶を頼りに車で向かう。今回はそれほど迷うことなく到着したが、日曜なので中には入れず残念だ。


撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.6.20


撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.6.20

 視察後、佐久平インターから関越の長野道に入り、帰京した。