エントランスへはここをクリック   ミャンマー全体メニュー


   東南アジア最後の秘境 ミャンマー

バガン草原で迷子に!

Lost road in Bagan Prairie


青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
掲載月日:2016年8月4日
独立系メディア E−wave Tokyo

無断転載禁
(126) スラマニ寺院(1)  (127) スラマニ寺院(2)  (128) スラマニ寺院(3
(129) スラマニ寺院(4)  (130) スラマニ寺院(5)  (131) スラマニ寺院(6)
(132) スラマニ寺院(7)  (134) バガン草原で迷子に  (135)
バガン最後の夕食

 このTha Beik Hmauk Gu Hpayaというパゴダまで、青山と池田は自転車で一緒に走って行ったのですが、このパゴダの少し北あたりで、青山が先を走る池田を見失ってしまいました。
 
 見失った場所は下の地図のF近くです。Fは上の写真のパゴダの近くを示しています。


出典:グーグルマップ

 その後、青山は一旦、Gの方向に走っていった上で、再度E方向まで引き返し、そのあと北、すなわち再度、Gに向けて走ります。

 この間、大きな声で池田の名前を呼んでも、大草原のなかに池田は見えません。また返事もないのです。

 天気は良くカンカン照り、まだ昼間なのですが、途方に暮れました。E→F→Gの道路は、舗装はされていません。さらに雨の後に4WDが通ったため大きな輪達(わだち)ができており、自転車では非常に走りにくいのです。

 すこし、休憩をとったあと、気を取り戻し、今回のミャンマー現地調査で持参したNikon Coolpix S9900のデジカメに、現在自分がいる場所を画面上に占めずGPS機能があることを思い出し確認しました。

 非常に小さな液晶画面で見ずらいのですが、北に向かって走っている道は、ニャンウーという村に向かう幹線道路に向っていることが分かりました。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2016-6-8

 そこでニャンウーに向かう幹線道路に出るべく北に向かって走ったのです。しかし、かなり走っても、その幹線道路は見当たりません。

 ニャンウーに向かう幹線道路に出るのはあきらめ、迷った時の原則、すなわち出発点に戻ることを考えました。つまりスラマニ寺院に引き返すことにしました。

 Nikon Coolpix S9900のデジカメにはデジタルの方位系(磁石)がついているので、それを見ながら、GからH方向に向けて走りつづけました。

 そして、ついにIの地点でスラマニ寺院近くにいる池田を発見したのです。下はスラマニ寺院の前にいた池田です。この日は、おそらくバガンで最高に気温が高かった日です。よくもまあ熱中症にならずに、バガンの大草原から帰還したものです。

 ただし、麦瓦帽子とペットボトルの水は常時もっていました。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2016-6-8

 下図は、Nikon Coolpix S9900で撮影した際に、GPSの測位情報をファイルに統合することができるため、記憶後、それをグーグルマップ上に展開したものです。目玉マークは撮影した写真の数と場所を示しています。すなわち、ニコンのカメラで即位付きの撮影写真フェイルをグーグルマップにプロットしたものです。


出典:グーグルマップ+Nikon Coolpix S9900  2016−6−8
 
 さらに、下は上記の地図を衛星地図に置き変えたものです。ただし、位置は上の地図とは異なっています。スuラマニ寺院では、大部分の写真撮影をレンガづくりのパゴダの内部で行ったため、衛星からの電波は届かず外で撮影したものだけが示されています。


典:グーグルマップ+Nikon Coolpix S9900

 さらに以下はバガンの上記を含む詳細地図です。


出典:The Map of Bagan

 下は自転車でアーナンダ寺院が見えるところまで帰ってきた写真です。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2016-6-8

 この後、自転車でホテルに戻りました。それにしても、バガンの大草原のなかは、一つ間違うとどこにいるのかがわからなくなるという意味で危険です。


つづく