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   東南アジア最後の秘境 ミャンマー

マンダレーの下町を食べ歩く

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
掲載月日:2016年8月4日
独立系メディア E−wave Tokyo

無断転載禁
(30) 四日目の朝、インヤー湖 (31) アウンサンスーチー氏 (32) ヤンゴンからマンダレーへ  (33) マンダレーの概要と歴史 (34) マンダレーの下町を食べ歩く

 ホテルについてから最初にすることは、いつもきまっています。

 街を歩くことです。歩くことで街の様子、景観、環境、人々の様子、雰囲気がわかります。

 ところで、マンダレーの街ですが、 下のグーグルマップを見ると都市計画によって道路が「碁盤の目」のように縦と横並んでいます。たとえば、29st ストリート、69nd ストリートということで、位置がわかるようになっています。日本でいえば、まるで札幌市や帯広市のような都市計画です。

 ちなみに私たちが宿泊したホテルは、31th St, Between 76nd & 77nd St となっています。


出典:グーグルマップ

 地図の上側にある大きな正方形は、旧王宮の場所です。水色の部分はお濠です。このお濠は結構、幅員があり、乾燥が著しいマンダレーにあっても漫々と水をためています。

 すでに夕方になっていたので、食事をとろうと、「地球の歩き方 ミャンマー編」に掲載されていたおいしい「ヌードル」を食べさせてくれる店まで歩いてみることにしました。

 しかし、これがどうして、なかなか行く先が分かりません。その最大の理由は、道路なり交差点に番号、数字がないことです。これでは、いくら道路が碁盤の目になっていてもわかるはずがありません。

 そこで、例によって市民に次々に来てみます。

 するとヤンゴンの時と同様、本当に親切に教えてくれるのです。見知らぬ人が近づいたからと言って逃げる人は一人もいません。逆に、次々にどこからともなく住民が寄ってきて、地図を見ながら説明してくれるのです。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-3  Mandalay

 
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-3 Mandalay


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-3  Mandalay

 ところが、いつも数字がないわけではありません。下の写真は30nd , 74 thの交差点にあった標識です。残念なのは、たまにこの種の標識があるだけで、ほとんどの交差点に番号は掲示されていないのです(笑)。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-3 Mandalay


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-3  Mandalay

 途中、マンダレーにもありました露店マーカット、露店レストランです。何しろ暑いので食べ物類はすぐに腐るので、大変だと思います。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-3  Mandalay


 なんと、やっとのことで店を見つけたとき、店じまいの最中でした。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-3  Mandalay

 下の写真の妊娠10か月のような丘名をしているのが店主です。東京から来たというと、店主はびっくりしていましたが、何せヌードルの汁がなくなっていたので、食べることはできません!!


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-3 Mandalay

 仕方がないと、2つ目の店を探します。下の店はセカンドベストのカレー屋です。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-3  Mandalay

 この店のカレーは、ヤンゴンで最初の日の夜に食べたカレー同様、日本のカレーとはまったく違います。自分で具を選んだあと、カレー汁、ごはん、サラダ、などなどが出てきます。

 下の写真は具を選んでいるところです。池田はチキン、青山は野菜にしました。ミャンマーはイスラム系の国ではないので、ポークがあります。

 ミャンマーに来てカレーは三度目ですが、はっきり言って日本のルータイプのカレーとは全く別物といってよいでしょう。

 ミャンマーカレーの煮込み方で大別してふたつあるそうです。

 ひとつは水分をある程度残した形での煮込むもの。もうひとつは水分があらかた蒸発するまで煮込んだものです。前者は「スィーレーイェーレー」、後者は「スィービャン」といいます。

 ビルマ料理店にある多くは後者です。スィービャンは「油が出る」といった意味で、水分がおおかた蒸発し、「おいしい」油が表面を覆うようにじわっと染み出たような形になっています。ヤンゴンで最初に食べたカレーはこれで本当においしかったです。

 マンダレーの店もこのタイプでしたが、何しろ量が多いのと疲れ切っていたので、ヤンゴンの店のような感激はありませんでした。しかし、日本のカレーとはまったく異なります。

  クックパッド ミャンマーカレーのレシピ14品


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-3  Mandalay

 下の写真のようにカレーとご飯以外にいろいろな食材がでてきます。それでも一人当たり、250円もしません。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-3  Mandalay

 こんな感じです。そもそも量が多くて食べきれません。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-3  Mandalay

 帰国後、ミャンマー^カレーについて調べてみるとやはり食べた人の多くが感激していました。どうしても、カレーというと日本のカレーが念頭にあるいので、まず見てびっくりとなり、次に食べてびっくりとなるのです!


つづく