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春の福島歴史・文化短訪

E会津若松市の飯盛山
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さざえ堂
青山貞一 池田こみち
掲載月日:2012年5月4日
 独立系メディア E−wave Tokyo


 下の写真は飯森山をさざえ堂側に降りる途中から撮影した会津若松市内である。静かな佇まいである。


飯森山をさざえ堂側に降りる途中から撮影した会津若松市内
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012.5.2

 ところで、白虎隊自刃の地である飯盛山からの帰途、飯盛山の中腹にさまざま興味深いものを見ることが出来た。
 
 最初は、日本では大変珍しい木造建築物栄螺堂(さざえどう)(旧正宗寺三匝堂)がある。


さざえ堂(1796年)
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012.5.2


さざえ堂の栄螺道の入り口
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012.5.2

 上りと下りで同じ道を通らず抜けられるという仕組みで、国の重要文化財に指定されており、これ目当てで観光に来る客も多い。


日本では大変珍しい木造建築物栄螺堂(さざえどう)
撮影:池田こみち Nikon CoolPix S8 2012.5.2


撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012.5.2

◆栄螺堂(さざえどう)

 江戸時代後期の特異な建築様式の仏堂である。堂内は回廊となっており、順路に沿って三十三観音や百観音などが配置され堂内を進むだけで巡礼が叶うような構造となっている。

 仏教の礼法である右繞三匝(うにょうさんぞう)に基づいて、右回りに三回匝る(めぐる)ことで参拝できるようになっていることから、本来は三匝堂(さんそうどう)というが、螺旋構造や外観がサザエに似ていることから通称で「栄螺堂」、「サザエ堂」などと呼ばれる。

 このような堂は江戸後期に東北〜関東各地の寺院に建てられた。現存するものとしては、二重らせん構造をもつ福島県会津若松市の旧正宗寺三匝堂(きゅうしょうそうじさんそうどう)のほか、長勝寺(青森県弘前市)、長禅寺(茨城県取手市)、曹源寺(群馬県太田市)、成身院(埼玉県児玉町)、西新井大師(總持寺・東京都足立区)などの堂がある。

出典:Wikipedia


白虎隊十九霊像
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012.5.2


つづく