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法門寺 百度百科9

(宝鶏市、陝西省)

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda 共編
掲載:2015年1月22日 更新:2019年4月~6月、更新:2020年4月1日
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陝西省宝鶏市 法門寺詳細中国百度百科)
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 本稿の解説文は、現地調査や現地入手資料、パンフなどに基づく解説に加え、百度百科中国版から日本への翻訳、Wikipedia 日本語版を使用しています。また写真は現地撮影以外に百度百科、Wikimedlia Commons、トリップアドバイザーさらに地図はグーグルマップ、グーグルストリートビュー、百度地図などを使用しています。その他の引用に際しては、その都度引用名を記しています

 これは中国陝西省宝鶏市にある法門寺の詳細解説(出典・百度百科9)です。

◆法門寺(百度百科9)

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◆展示物について

①舎利(仏骨)



出典:百度百科

 1987年5月5日から12日にかけて、舎利は地下宮が開放されている期間に4つ発見されました。そのうちの二つは白玉で作られたものでしたが、もう一つは、高僧の舎利(遺骨)でした。これら三つはすべて「影骨」とされ、残りのものを保護するために、「霊骨」として放置されました。「霊骨」の色は黄色くて、骨に似た顆粒状の分泌物があり、上下に折りたたまれ、三面は平で、一面はやや高くなっていて、その上は、白色の斑点が星のように点在していました。霊骨の長さは40.03mm、上の幅は12.11mm、上部の穴の直径は13.75mm、下の穴の直径は16.5mm、重さは16.2gでした。専門家の鑑定によると、ひとつだけが、本物の仏骨ということでした。これは今日、世界に一つ唯一無二の仏骨と言うことになり、仏教界にとって至高のこれ以上無い聖なる物となります。法門寺は、本物の仏骨(舎利)が出土した場所として仏教の名勝地となりました。

②八重の宝箱 


出典:百度百科

 八重の宝箱は八つの箱があり、大きさが異なり、一つ一つが重なって入れ子になっていて、次々に開けていくと光り輝き目映いばかりです。八重の宝箱は、外側から内側にの順になっていています。第八箱は、銀で縁を飾った白檀などの香木製の宝箱です。その外観は、繊細な黒の漆を施した木箱で、正方形をしており、長さと幅、高さはすべて30cmとなっており、銀稜で花装飾を施し、全体は非常に貴重な香木で作られており内壁は黒の漆を塗り真っ黒で光沢があります。いわゆる箱の上は、蓋の上の線(稜)は斜面になっています。この木製の箱は発見されたときに激しく朽ち果てていました。

 第七重は、純度の高い金の四天王が各面に描かれた銀製の宝箱です。第六重は、なにもついていないプレーンな銀製の箱。第五重は、純度の高い金で如来の説法する姿を上に描いた銀製の箱。第四重は六本の腕をもつ観音を純金で形作った箱。第三重は、金の宝箱で、螺鈿などで珍しい真珠などの装飾が施された純金の箱。第二重は、金の箱で、宝鈿(金片で作った花形の装飾品,貝殻を木器・漆器に象眼したもの)や真珠で装飾された飾りのある宝石箱。そして、もっとも内側の箱を開けると、第一重の宝箱が出てきます。これは、てっぺんに珠を乗せた単層の庇の屋根と4つの入り口のある純金製の塔で、頭頂には、高く反り返った庇があります。金の塔の座(基台)部分には上には小さな銀の柱がありますが、高さはわずか11cmです。

⇒以下のサイトにクリアな8層の宝箱の写真があります。
中国64件禁止出国展出文物の中のひとつ 八重宝函
(http://www.wenbao.net/html/whyichan/64th/48bachongbaohan.htm)

③金銀器


出典:百度百科


出典:百度百科


出典:百度百科


出典:百度百科


法門寺(百度百科10)
つづく