シルクロードの今を征く Now on the Silk Road 青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda 共編 掲載月日:2015年1月23日 更新:2019年4月~6月、2020年7月31日公表予定 独立系メディア E-wave Tokyo 無断転載禁 |
| 総合メニュー(西アジア) ターキッシュアンゴラ ターキッシュバン 次はトルコのターキッシュアンゴラです ◆ターキッシュアンゴラ ![]() Source:Wikipedi ![]() ターキッシュアンゴラ(Turkish Angora) Pablo1964, CC 表示-継承 3.0, リンクによる Source:Wikimedia Commons ターキッシュアンゴラ(Turkish Angora)は、トルコの山岳地帯における自然発生種の猫の一品種です。エレガントな外観と繊細なコートを持ち、敏捷で愛情深い中型の猫です。アンゴラはトルコ共和国の首都アンカラの古い呼び名です。 特徴 ![]() オッドアイドホワイトのターキッシュアンゴラ Marinday Turkish Angoras - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる Source:Wikimedia Commons ![]() オッドアイのターキッシュアンゴラ Source:Wikimedia Commons 被毛は繊細で、絹のように光沢があり、非常に柔らかく手触りが良いシングルコート。アンダーコートはありません。 頭部は緩やかな曲線のV字型。 目はつり目がちでアーモンド型です。目色は、ブルー、アンバー、グリーンゴールド、グリーン、オッドアイがあります。 耳は付け根が幅広く、両耳の付け根の間隔は狭く、頭部の高い位置に立った耳の先は尖っていて飾り毛があります。 横顔は鼻から目の上までラインと、目の上から頭頂部までのラインからなります。 ボディはバランスの取れた優美で繊細な骨格に、無駄のないしなやかな筋肉。首は細長く、ボディも細く長いがシャム猫(サイアミーズ)やオリエンタルのようなチューブ状ではありません、胴の中央が卵を細長くした様にオーバル型です。胸幅は狭く、前足より後ろ足がやや長く腰高です。 コート(被毛)やボディの完成には3年程を要します。オスはメスより大きく成長します。 鳴き声の音色は高い。囁く様な鈴声からカン高い声まで個体により様々です。 歴史 マヌルネコから進化した小型の猫が、タタール人により飼いならされたと推測されています。 純粋な原種は、フランスの歴史には16世紀まで遡って記載があり、1900年代初期、ペルシャ猫の繁殖プログラムに取り入れられ、トルコ国外でターキッシュアンゴラは姿を消しました。その後、長毛の猫が単に「アンゴラ」と呼ばれた時代が長く続きます。 1950年代にトルコのアンカラ動物園で保存飼育されていたターキッシュアンゴラがアメリカ軍人により渡米、1968年にアメリカの愛猫家の血統登録団体CFA (The Cat Fanciers' Association, Inc.,)に登録され繁殖が続き現在に至りまする。 CFAではシャム猫やオリエンタルとの交雑を示す毛色(ラベンダー、チョコレート)や柄(ポインテッド)の猫は登録できないことで示される通り、自然派生種であることを尊重し、トルコの猫を元に他の猫種を入れずに繁殖されてきました。シャム (ネコ)猫、オリエンタルを始め、他の猫種を祖先に持つ猫はターキッシュアンゴラとしては承認されていません。 FIFéでもポインテッドパターン、カラーではチョコレート、ライラック、シナモン、フォーンは除外されています。 WCFも同様にポインテッドパターン、カラーではチョコレート、ライラック、シナモン、フォーンは除外されています。 TICAでは全てのカラーとパターンを認めています。 当初はホワイトのみがCFAに登録されていましたが、現在は多様なカラーとパターン(ラベンダー、チョコレート、ポインテッドを除く)のターキッシュアンゴラが作出され登録されています。 ターキッシュアンゴラとターキッシュバンは、どちらもトルコを発祥地とするが、気質、外観の特徴ともに大きく異なります。これらの猫種を維持してきたブリーダーらの努力による長年の改良の結果、その差分は著しい進化を遂げました。 アメリカではターキッシュアンゴラ、または略称としてターキッシュ、ターキーと呼びます。 性格 自由奔放で陽気、気ままで束縛を嫌います。愛情深く遊び好きで活発。ヒトにすり寄って甘え、肩に乗ることを好みます。 飼育 非常に繊細な毛質ですが、アンダーコートのないシングルコートは、もつれにくく手入れはしやすいと言えます。しかし非常に柔らかい毛質なので毛玉ができることもあります。 毎日丁寧にコーミングして抜け毛を取り除く必要があります。 エレガントな外見に反して運動能力は高く、敏捷で高いところに登ることを好みます。成猫になると落ち着いてきますが、じゅうぶんに運動できる環境が望ましいと言えます。 写真ギャラリー ![]() 高い場所を好みます Daly69 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる Source:Wikimedia Commons ![]() angora turc blanc yeux bleus Daly69 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる Source:Wikimedia Commons へつづく |