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C最強パソコンを
リーズナブルにつくる
青山貞一 Teiichi Aoyama
掲載月日:2011年10月22日
独立系メディア E−wave


 さて、今やG860クラスのパソコンを3万5千円程度で自作するのは朝飯前であるが、
最新CPUを使い最強パソコンをBTOでなく、リーズナブルに自作するには、部品の選定が重要となる。

 メール、ホームページ作成、論文執筆など日常的な作業は、従来から使用してきたG6960(G850)で行うこととし、新規に自作するパソコンのCPUの選定では、動画の編集、レンダリング、YouTubeやUSTREAMへのアップロードを中心に行うこととした。

 インテルのCoreシリーズは現在、第二世代に入っているが、その大きな特徴は、グラフィックス機能、とくにGPUのCPUへの統合にある。従来、ゲームや動画編集などグラフィックス機能をGPUが分断していたのだが、インテルの第二世代CPUではCPUのなかにGPUを統合している。

 インテルの第二世代CPUは、通常、Sandy Bridge LGA1155 CPUと呼ばれるが、その選び方では、以下に十分留意する必要がある。

Intel HD Graphics 2000/3000
Sandy BridgeではGPUが完全にCPUに統合された。GPUの性能はこれまでのチップセットに内蔵やClarkdale (クラークデール)に搭載GPUよりも大幅に性能が向上している。もともと、3Dゲームなどを駆使するアプリケーション以外では内蔵グラフィックでも十分な性能になった、第二世代ではGPUがCPUに統合されたことで、さらに機能がアップしたことになる。

 ただ、調べてゆくと、インテル第二世代のGPU付きのCPUの機能を存分に生かすためには、マザーボード、とくにチップセットがそれに対応していなければならない。

 CPUをインテルの第二世代、たとえば、Core i5 2500K のLGA1155のSandy Bridge CPU/GPUを最大限生かすには、 Intel H61 チップセットをもったマザーボードが不可欠となる。

<Intel 第二世代 CPUのトータル性能比較>
Corei7 990X 14000 3.5GHz
Corei5 2500K 13000 3.3GHz
Corei5 2500 13000? 3.3GHz
Corei5 2400 12500 3.1GHz
Corei5 2300 11000 2.8GHz
Corei5 2500S 10500 2.7GHz
Corei3 2120 10500 3.3GHz
Corei5 2400S 10500 2.5GHz
Corei3 2100 9800 3.1GHz
出典 http://maximums.gatt.nobody.jp/cpu.html

 通常、H67とH61との違いは、搭載可能なポートやソケット等をH61が減らしていること、集積回路(チップセット単体)上の使われない機能の消費電力は0に近いため省電力設計となっていることにある。その結果、H61はH67に比べ低価格なマザーボードを支援するチップセットになっている。

 ということで、私は Core i5 2500K を用いた動画編集用の最速強力パソコンを自作することにした。

 パソコンの基本仕様は以下である。

 CPU  Intel Core i5 2500K (LGA1155 Sandy Bridge)
 M/B  H61チップセット付きマザーボード
 Main Memory DDR3 4〜8GB
 HDD  1TB
 OS  Windows 7 Home Premium Edition  64 bits

 以下は購入予定の部品リストである。

@CPU Intel Core i5 2500K             
Aマザーボード  H61MH Ver.6.x(BIOSTAR)  
BOS  MS Windows 7  Premium 64bit
CCase & Power Supply ミニタワー 
DHDD HDS721010CLA332 (1TB SATA300 7200)(Hitachi/IBM)1TB 
EMemory (DDR3 4GB) Kingston 4GB
Fドライブ LITEON iHAS324-27 

つづく