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731部隊ドキュメンタリー

第二次世界大戦と大日本帝国の中国侵略  

  (一本化)
UNIT 731 Documentary Japanese Invasion of China
  Second Sino-Japanese War 1937-45

 
出典:Boston Republic Documentary Feb 25, 2015

青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda 編翻訳
September 30, 2017
独立系メディア E-wave Tokyo

,
米国の731部隊のドキュメント(一本化:編集用)

 以下は米国の Boston Republic Documentary が 2015年2月25日に発表した、UNIT 731 Documentary | Japanese Invasion of China | Second Sino-Japanese War | 1937-45 、すなわち 第二次日中戦争において日本が中国に侵略した際の「731部隊のドキュメント」映像から主要部分を静止画化し、日本語訳をつけたものです。 制作は米国のBoston Republic Documentary Published on Feb 25, 2015です。


1.プロローグ
 1.<手術台の写真> 〜 7.<建物正面玄関> まで


1.<手術台の写真>
 (Harris氏)「そこには、良心も同情も、倫理感もなく、人間性のかけらもなかった。」


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2.<門扉が開いた屏>
 研究所は地獄のような場所であり、常に死と直面していた。


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3.<タンカで運ぶ様子>
(青い服の中国人生き残りの証言)
 「日本兵は軍刀に6人の胃袋を突き刺してもっていた。そして腸がはみ出していた。」 そこに入れられた人々は二度と出てくることはなかった。


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4.<煙突>
(白いシャツの中国人証言)
 「彼らはガス室で殺されたと聞かされた。煙突からは煙が上がっているのを見た。」


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5.<煙突アップ>
 最終的に終戦となって悪事が終わった時、この事件は不問に付された。
 アメリカはこの事実を知っていたにも拘わらず、医学データと引き替えにその事実を葬り去ったのだ。


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6.<首にロープを巻かれた囚人>
 現在に至るまでだれもその犯罪の責任を取っていない。
(女性証言)「誰もが自分たちのやったことについて責任を取らなければならないはずだ。


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7.<建物正面玄関>
 それは731部隊と呼ばれ、このドキュメンタリーはその秘密の話である。


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2.■本編−1:731部隊建設に至る背景
  8. <タイトル> 〜 18.<McGill氏>まで

8.タイトル:
 731部隊 満州の悪夢(Unit 731 The nightmare in Manchuria)

本編−1:731部隊建設に至る背景
 満州のハルビンは一時、極東のパリとも言われ、過去、ロシアに隣接し、独特のヨーロッパの雰囲気を持つ町だったが、現在、ハルビンは周辺地域の製造業の中心都市となっている。しかし、ハルビンに暮らす300万人の中国人にとって今なをおぞましい恐怖の過去がある。


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9.<煙突2本の建物>
 これこそが731部隊だ。


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10.<カラー地図>
 1930年代、太平洋戦争は、日本軍による残忍な中国への侵攻と占領へと進んだ。資源の乏しい日本の人口が拡大し、太陽の帝国(日本)は、資源を求めて中国へと進出してその豊富な物資を得ようとしたのだ。


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11.<旭日旗と地図>


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12.<万歳する日本兵の一団>
 彼らの侵略は、死と破壊そのものだった。町という町は爆破され、破壊尽くされ、多くの人々は野蛮な日本軍から逃げ惑った。
 しかし、そうした中でも日本軍の指導者達は、自分たちが無敵であるとは思っていなかった。ソビエト軍含め周辺の敵国は、日本がもっていない生物化学兵器をもっているという噂があった。
 日本は周辺列強に勝ち、仕返しを恐れずアジアへ侵攻していくためには、彼らがもっていない生物化学兵器工場の開発以外にないと考えたのだ。


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13.<実験室で実験中の様子>-
 その結果、数千人の日本人の医者、歯科医、獣医、科学者、技術者たちのような専門的に訓練された者達が集められ、だれも想像できないような最も残虐な行為に手を染めることになっていった。


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14.<右側に白衣とマスク人>


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15.<解剖の様子>
 Harris氏「彼らは、まだ息のある人間を麻酔もせずに解剖し実験に供し、人体の各臓器がどのように機能しているかを調べたのだ。」


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16.<Harris氏>
 SHERDON H. HARRIS, Author: Factories of Death, Japanese Biological warfare 1932-45, and the American Coverup
シェルドン・H・ハリス氏」『死の工場、日本の生物兵器1932年〜45年とアメリカによる隠蔽』の著者 
  近代の生物化学兵器による戦争は、1950年代、第一次世界大戦の時に始まった。ドイツ軍は...


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17.<サンフランシスコ・クロニクル紙 見出し>
 近代に於ける生物化学兵器は最初に第一次世界大戦中に始まった。ドイツ軍は意図的に塩素ガスを配備することにより、血まみれの塹壕戦争を終わらせようとしたのだ。それは、大きな効果を上げたが、正確には、気象条件によっては見方も毒ガスによる被害を受けることとなった。その後、双方が塩素ガスを定常的に使用するようになっていった。

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18.<McGill氏>
 Peter McGill、Reporter, Asahi Evening News Tokyo Japan. ピーター・マッギル、朝日イブニングニュースレポーター

(McGill氏)「第一次大戦はこの意味でこれまでに経験したことのない規模での虐殺を伴う戦争となった。このような戦争ではどちらも勝利はなく、大量の殺戮が繰り返されただけだった。戦争に勝つためにはどんな兵器を使っても良いと考えるようになり、戦争に於ける道徳というものは極めて脆弱だった」


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■本編−2:石井四郎という人物と731部隊の施設建設まで
  19.<石井四郎の横顔> 〜 31.<建物長官写真> まで

 こうした戦争に於ける莫大な人的犠牲に衝撃を受け、最初に毒ガスが使われてから10年後にジュネーブ議定書において、日本を含む145ヵ国が批准し毒ガスの使用が禁止された。

19.<石井四郎の横顔>
 しかし、生物兵器が禁止されたが紙に書かれた議定書の文言は、楽観的な日本軍の幹部が、生物兵器の使用を止めるのに十分ではなかったのだ。石井は密かに、731部隊の構想を進めていた。


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20.<石井四郎 正面>
 その幹部、一方では怪物とも評されたが、他方、天才と呼ばれる人物だった。 それこそが石井四郎なのだ。

 (Harris氏)「彼に対するそうした評価は当たっている。まったく人間性のかけらもない人物だった。」 彼は、家族・子供を愛し、当時の日本の文化の通り、よい父でありよい夫であった。」


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21.<石井四郎家族写真>
 石井四郎は1892年、裕福な家庭に生まれた。彼の家は、地元で最も広い土地を所有し大きな力を持っていたこともあり、特権が与えられていた。


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22.<軍服姿の石井四郎と地域住民の記念撮影>
 石井家の強大かつ封建的な権力は近隣の村にも拡大していった。四郎は、強大な石井家の権力のもとで傲慢な人物に育っていった。自分より低い地位にあると判断した者に対して何らの関心も持たなかった。

(Harris氏)「彼には道徳心のかけらも無かった。彼は、天皇と軍隊に対して忠実だったが、受け取った公金を横領したのだ。彼は、生物兵器を開発するという唯一の野望の実現しか頭に無く、それは首尾一貫していた。単純思考の人物であり、今日では、まさに、「生物兵器の父」と呼ばれるにふさわしい。」


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23.<石井を中心とする集合写真>
 石井中将は、まさに日本軍の官僚機構を操る能力を与えられていた。そして、すぐにその目的を実現するため、仲間を集めることに着手した。


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24.<満州の地図>
 占領した満州において、国が統制する医学研究の施設建設に向けて動き出したのだ。 その研究施設で、彼は全権力を手中にした。


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25.<731部隊建物空撮全景>
 石井はごく側近を除き、研究所における究極の目的である生物兵器開発計画を極秘裏に進めていた。しかし、この友人のネットワークは日本人が現人神と信じていた天皇裕仁につながっていたのだ。

(吉見氏証言)
  YOSHIAKI YOSHIMI (Professor of Modern History, Chuo University, Tokyo, Japan)
中央大学 日本近代史教授、吉見義明
「あらゆる部隊の創設や海外への軍隊の派遣や生物兵器作戦などは天皇の命令なしには行う事はできなかった。」

(Harris氏)
「天皇、その兄弟や親戚たち、中でも重要なのがその叔父であり、彼は実際に(その作戦に)参加し、この死の工場を訪れている。」 1936年、明確な秩序に従って、天皇裕仁が承認したことにより石井の夢が実現することになる。


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26.<建物正面>


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27.<破壊された建物内部>


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28.<ハルビン駅>
 天皇の命を受けて最終的に研究所の建築が決定すると、石井はすぐにハルビンに向けて出発し、世界最大の最新の生物兵器開発を行うための研究施設の建設を細部にわたって管理監督した。皮肉にもその建物は、公式には、関東軍防疫給水部本部と呼ばれていた。石井は彼の集めた科学者をハルビンに呼び寄せ、中国にこの研究所をつくる目的を明かした。

 中国における日本の占領は、彼らの侵略より以上に残虐なものだった。秘密警察が家々をまわり、日本を敵視しているという疑いのある人々を次々に捕まえて囚人とした。中国人と満州に住むロシア人が格好のターゲットだった。石井は、人間の研究材料を大量に必要としていたのだ。

(Harris氏)「彼らはただ人々を殺戮した。はっきりした理由もなく、ただ、殺されるときにどう反応するかを見るために殺したのだ。」


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29.<施設の残骸>


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29<日本兵が銃剣で囚人を突きつけて穴に落とす様子>
 世界に秘密で生物兵器の開発を進めるため、秘密の研究所731部隊は、わざと新たに征服した帝国の中心からやや離れたところに施設を建設した。この作戦の中心人物であった石井四郎は、研究を実行するためには、何のお咎めもなく(罰せられることなく)、外部から隔離した施設で定常的に実験材料が供給できる場所が必要だと考えていた。


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30.<2つの煙突の残骸>
 そこで彼は、研究所の建物をハルビンの郊外であるピンハン(Pingfan)に建設した。そこは、中国人24万人、ロシア人8万1000人とその他中国人以外の民族が住む地域だった。ハルビンからは近く、その刑務所には、既に十分な人数の人間(研究材料)が収容されていた。


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31.<建物鳥瞰写真>
 建物の建築はすぐに始まり石井四郎は細部にわたって監督しなんらの抜かりもなかった。国からは石井が要求したすべての資材、人材のための莫大な資金が投じられた。

 (Harris氏証言)「建物のは巨大だった。管理棟と呼ばれるところは非常に大きく立派なものだったが、あまりに大きくて、最後にピンファンが攻撃されたとき、大きすぎてその建物を破壊できなかったほどだった。」
 研究所管理棟の中央部分には500人までの男、女や子供を含む中国人が囚人として収容できる監獄が隠されていた。


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■本編−3: 731部隊の実態−何が行われていたか
 32.<監獄の床に座る囚人達> 〜 46.<マルタの配置図>


32.<監獄の床に座る囚人達>
 ここは施設の中でも最も秘密とされていた部分である。


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33.<数本の薬の瓶>
 731部隊は大勢の科学者、医学研究者達が集められていた。彼らは、この施設を人体実験の場として活用して先進的な研究施設は悪夢の場所と化したのだ。


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34.<毒ガス散布のような現場>
 ここでは、生物兵器の開発を進めるだけでなく、日本軍が通常兵器とともに生物兵器を敵に対して戦場でどのように使えば効率的かといった実践的な訓練も行われた。


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35.<ベルトのついた手術台>
 こうした事実について、地域の住民に対しては、「731部隊は無害な木材工場である」と嘘をつき安心させて人々を誤解させていた。

(Harris氏)「彼らは、奇妙なユーモアのセンスがあったのか、収容している実験材料の中国人たちを木材を意味する「マルタ」と呼んでいた。まさに、人を人とも思わず、殺し、焼却していた。」


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36.<線路> 37.<線路と施設の屏>.
 まさに、石井四郎の夢を実現するための生きた(実験)材料には事欠かなかったのだ。

(Harris氏)「仮に足りなくなれば、いくらでも補充が出来た。まちの路上から捕まえてくることができた。」

まさに、片道切符の列車に乗せて次々と実験材料を731部隊に補充することが出来たのだ。施設内で強制的に働かされていた中国人の証言によると、(証言者:FANG ZHENG-YU-Chinese Slave Laborer at Unit 731)

(中国人証言)「列車は8両で到着すると日本兵がドアを開けて、筵のようなものを着せられ金属のロープでつながれた人々を下ろしていた。最初は、何だかわからなかったが、その隙間から腕が出たり頭が動いたり、血が流れたりしているのを見て、日本兵が「マルタ」といっているのは人間であることがわかった。」


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38.<ピンファン駅と線路>


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39.<男性囚人>
 ここに運ばれた囚人たちの運命は、施設に入った瞬間に定められてしまった。誰一人生き残ることは出来なかった。


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40.<篠塚氏> YOSHIO SHINOZUKA (Unit 731 Medical Researcher) 
  731部隊所属の日本人医学研究者の証言。

(篠塚氏)「細菌の効力を確認するため、ワクチンを打たないで細菌を投与した場合、何人が生存可能かを調べる実験を行った。また、別の囚人には、細菌を注射し、しばらく待って抗体がどのように反応するかを観察する実験を行った。最初に、やはり、ワクチンをしなかった人が死んだ。それで私たちは彼らを解剖した。」

 研究者たちにとって、人体が有害な菌にどう抵抗するかを調べるうえで最善の方法は、ほとんど麻酔もせずに生体解剖することであり、またとない研究材料だった。

(篠塚氏)「私は、特別チームのメンバーの一人から、彼らを解剖台に運ぶ前に、体を裸にしてデッキブラシで洗うように指示された。あるチームが体を洗おうとしたとき、その人がナイフをもって聴診器をあてて心臓の鼓動を聞いているのをみて震え上がったのを覚えている。彼が聴診器を耳から外すやいなや、体にナイフを突き刺したのだ。医者は言った。このタイミングこそが最も重要であり、そうしないと、血が飛び散って周りにいる者が感染してしまうことになる、と。」


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41.<手書きの人体解剖図>
 彼らは、病原菌に感染させられて生体解剖されるだけでなく、その他さまざまな驚くような実験にも供された。石井とそのスタッフは、自然に気まぐれ的に思いついたような50種類もの致命的な人体実験を行い、内臓や組織の反応を調べたのだ。


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42.<破壊された建物外観>
 Zing Cheng Ming: Vice Curator, Unit 731 Crime Evidence Museum, Ping Fan, Manchuria 
 満州、ピンファンの731部隊による犯罪証拠博物館の副館長 ジン・チェン・ミン氏

(Zing氏)「この建物は、1973年に建てられた731部隊の実験棟の跡です。様々な実験が行われていた。冷凍機の基礎部分や観察用窓なども残っている。」


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43.<囚人>
(Harris氏)「彼らは冷凍庫も使ってたが、満州は冬には華氏40度から50度にもなるような非常に寒冷な地域なので、中国人囚人の身体の様々な部位を外気に曝して、どのように身体が凍傷になっていくかまさに脱水していくかを観察していた。これは、敵に対する作戦のためだけでなく、日本軍の兵士が凍傷になるのをどうすれば効率的に防げるかという研究でもあった。」


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44.<縛られている身体・腕の写真>


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45.(マルタの配置図:安達特設実験場における「丸太」とその配置)
 ある実験は、もっと乱暴なものだった。日本兵が前線において榴散弾で受ける多様な怪我に対する最善の治療法をさぐるため、中国人の囚人達を直接、榴散弾に被弾させる実験を行っていた。
  囚人達を固定した板に何の防御もない状態で縛りつけ、中心に設置した爆弾から一定の距離を置いて配置して実験したのだ。爆破後は多くの囚人達は死後、検死され研究に用いられた。

(Harris氏)「こうした実験は通常4〜6週間も続いた。そして、最終的に犠牲となったのだ。この実験では、男はもちろん、女や子供も実験の餌食となったことがもっとも憎むべきことだ。」

 死体は、3000マイルも遠く離れたナチが支配したヨーロッパと同じように、火葬炉に放り込まれ、処分された。


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46.(マルタの配置図:安達特設実験場における「丸太」とその配置)

 731部隊爆撃機パイロットであった松本ショウイチの証言
(松本氏)「死体を焼却するための焼却炉には、常に2000から3000本もの木材が準備されていた。2つの焼却炉があり、常に死体を燃やしていた。私は、彼らは研究のために死んだのだと思った。」
 ナチの死の収容所における行為が彼らにとって崇高なものであったように、731部隊に係わった献身的な日本人にとってもこうした行為は崇高なものと考えられていた。

(Harris氏)「天皇に仕え、国に仕えることが彼らにとってすべてであり、実験に供されて死んでいく人々のことは、彼らにとって何の意味もなかった。」


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■本編−4:ハルビン郊外での野外実験による大量殺戮
 47.<気球> 〜 57.<子供達の写真>


47.<気球>
 石井四郎は、研究所の壁を越えてさらに広い地域にその研究成果を応用することを考えていた。彼は、アメリカまでも届く兵器を開発しようとしていたのだ。そして、彼は周辺の農村地域を実験場として利用し始めた。

(Harris氏)「彼らは研究所で人間を研究材料にしただけでなく、まさに、将来の兵器のプロトタイプとして開発し、中国全土を野外実験場として利用し、数千人、数万人もの中国人がこの野外実験で被害を受けたのだ。何万人もの人が病気になり、結果として何万人もの人が殺されることになった。また、数えられない数の人々が病気に感染した」

 731部隊は,第二次大戦中、繰り返し、日本帝国のために恐ろしい生物化学兵器を使用し続けた。石井とその部下達は、研究所で飼育されていた何千匹もの鼠を、病原菌に感染したノミの生産工場として利用することとした。


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48.<薬剤散布の写真>
 彼らにとって重要なことは、病気を蔓延させるためにどのように細菌を拡散・散布するかという問題だった。そして、最初の研究成果として、簡単に運搬し散布できるペスト菌を開発したのだ。ペスト菌に感染すると、高熱を出し、吐血して体中が痛みに震え、呼吸器はやられ、最終的に体中が黒っぽい紫色の斑点で覆われる。
 このペスト菌に感染した4人に3人は死亡した。
 しかし、石井にとって、4人に一人という生存率はまだ高すぎた。より完璧なペスト菌を開発するため石井は周辺の農村地域での実験を行う事を決定した。しかし、一つ問題があった、完璧なペスト菌をつくり完璧な保菌者を生み出せても、それを運搬する手だてが無かったのだ。


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49.<集合写真>
 最初に石井はペスト菌を飛行機を使って散布しよと試みた。 


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50.<飛行機の写真>

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 パイロットのマツモト・ショウイチ氏は、次のように証言している。

<731部隊の爆撃機パイロットだった松本ショウイチさん>
(松本氏)「飛行機の翼の下には、爆弾を取り付けるスペースがあった。そこに、爆弾のかわりに、籠のようなものをとりつけ、その中にペスト菌を入れた容器を装着した。それぞれ1メートルほどの大きさで両側が空いており、中には、恐ろしいペスト(菌に感染させた)ノミが詰められていた。」


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51.<空撮写真>
 実験は直ぐに開始された。標的は不幸にも飛行機の到達可能なエリア内に位置していた中国の農村だったのだ。それ以外になんの標的選定の理由は無く、住民への慈悲などはかけらもなかった。1939年はじめ、不思議なことに村々でペストが流行し多くの農民が次々に死んでいった。こうしたことは1942年まで続けられた。


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52.<WANG XUAN:Representative of Chinese Victims :中国人犠牲者の代表 ワンさん>(ワン氏)「私の村は郡の南部に位置しており、1942年の夏の終わり、ペストが突然大流行した。村民の1/3が死亡。そのうちの8人が私の祖父の家族でみんなペストで死亡した。」
 その他、日本軍は貴重な水の供給システムや井戸水、貯水池などにペスト菌を投入するなどして病原菌を拡散させた。


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54.<FUANG YUEFENG:Chinese Survivor of Unit 731 Field Testing:731部隊の野外実験の生存者 ファンさん>
(FUANG氏)「1941年の初秋から1942年にかけて、ペストの大流行がおきた。最初にペストに感染したのは私の隣人だった。その後その家族に感染し、10日間のあいだに村人30人がペストで死亡した。」


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55.<LI ANGU : Relative of Unit 731 Victims:731部隊の犠牲者の親族であるリーさん>
(LI氏)「1942年、祖父はあっという間にベッドから起き上がれなくなり死亡した。その後、祖母の具合が悪くなり、1〜2日で死亡した。」
 症状と毒性は、まさに、石井四郎が期待していた通りの結果が現れたのだ。

(FUANG氏)「人々は死んでいったがだれもその死体に敢えて触ったり、運ぼうとしなかったので、火葬にせざるを得なかった。


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56.<JING FUHE:Relative of Unit 731 Victims:731部隊の被害者の親戚 JINGさん>
(JING氏)「私の姉妹の喉のリンパ腺は頭の大きさ程まで腫れ上がり、愛する家族が誰も彼女に近づけないまま、彼女は畑に出て行って自殺した。」


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57.<子供たちの写真>
 石井たちは、ペスト菌を散布するだけでは満足せず、石井の部下達は中国人の飢えた子供達に、非常に危険な炭疽菌を塗布した飴を配った。呼吸器や消化器に致命的な症状をもたらす炭疽菌は、呼吸器や消化器システムを破壊し、極めて致死率が高い菌であった。


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6.■本編−5:細菌爆弾の開発へ
 58.<河川敷を歩く人> 〜 66.<弾頭の模式図>

58.<河川敷を歩く人の写真>
 こうした無差別に菌を混ぜた食品を配ったり散布する作業は非常に危険であり、時として日本人も犠牲となった。
 数年の間に、1600人以上の日本兵や研究者たちがバクテリアやウィルスなどの細菌類の取り扱いミスによって死亡したと言われている。石井は、こうした細菌類の散布方法は極めて杜撰なものであることを思い知った。


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59.<3名が野外活動する写真>


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59-2.<3名が野外活動する写真>


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60.<細菌爆弾の写真>
 そこで、石井は次のようなことを思いつくに至った。彼は、通常兵器を改造して、陶器を用いて特殊な容器をつくりその中に、ペスト菌を感染させたノミを仕込んで散布するというのだ。


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60-2.<細菌爆弾の写真>


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61.<野外に大勢の人の写真>
 この生きたペスト感染蚤を詰めた爆弾は投下され、陶器の容器は破壊されて土に混ざり分解されていくことが期待された。こうして、標的となる村を選定し、ペスト菌に感染したノミを詰め込んだ爆弾が運ばれていったのだ。


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62.<白い防護服の写真>
 日本軍はこうしたことを繰り返し、情け容赦ない日本人としては、最終的には最前線でどの程度の感染がおこっているか、その効果を確認する作業を行う必要があった。

(WANG氏)「日本兵は、白い制服を着て、村に入ってきた。長いゴム長靴を履き、マスクをしていた。」


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63.<野外に大勢の人の写真>
 731部隊にとって、細菌爆弾の投下がどの程度の効果をもたらしたのかを研究室での研究と同じように速やかに現場で確認することに大きな価値があった。

(WANG氏)「日本兵は農民達を二つのグループに分け、農地に連れて行き、まだ生きている人たちを開腹した。」


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64.<白衣の男がかがんでいる写真>
 こうした日本兵による屋外での生体解剖や恐ろしい実験は、日本軍が開発した生物兵器の完璧性を確認し、日本に敵対する勢力に用いる上で極めて重要なことだった。


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65.<米国国旗をもった兵隊が並ぶ写真>
 その第一の敵がアメリカだったのだ。石井四郎のお陰で、今や日本は反撃できる兵器を手にすることが出来たのだ。


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66.<弾頭の模式図>


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41-16


67<戦艦>


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7.■本編−6:アメリカを標的とした攻撃へ
 
67.<戦艦が爆撃する様子> 〜 8.<痩せた捕虜の写真>

 第二次大戦は、それまでの戦争とは異なり、今までに無く醜く人種差別的な闘いだった。日本人にとってアメリカ合衆国が最も重要な敵であった。

1.<真珠湾攻撃 爆撃写真>
 真珠湾攻撃の後、日本軍はアメリカ本土を攻撃し、目的を達するため、留まることがなかった。


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2.<爆撃機>


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3.<裸の捕虜が並んでいる>
 末期には、同盟国の囚人を実験に用いることさえ辞さなかった。


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4.<並んで歩く写真>
 戦争の初期の頃、最初の日本の捕虜となった人たちの中には、自からをバターン(注:フィリピンのルソン島)の野蛮人と闘った強者達と自称する人たちがいた。


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5. <カラー写真 元米兵捕虜の集合写真>
 彼らは、1942年の春に囚人達をフィリピンに連れて行き、忌まわしい死の行軍を生き延びただけでなく、


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6。<カラー写真 元米兵捕虜の集合写真>


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7.<マッカーサー>
 マッカーサーの劇的な帰還の直前に船舶でのフィリピンから日本や中国への移送され生き延びたのだ。


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8.<痩せた捕虜の写真>
 彼らの中には、長期間に亘る激戦と栄養失調から骨と皮の状態となっていた。そして、最終的にハルビンから500マイル南のMukden(瀋陽)の町にあるPOWキャンプ(Prisoners-of-War:戦争捕虜収容所)に到着した。


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8.本編−7:連合軍捕虜の証言(終戦直前の様子)
 9.<731舞台の建物> 〜 19.<瀋陽の戦争捕虜だった元米兵ロバートブラウン氏の証言>

 

9.<731部隊の建物>
 1944年の暮、そこではこれまでの野蛮な行為が奇妙に変化していたのだ。


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10.施設内の中国人囚人や米兵の様子
 POWキャンプ(戦争捕虜収容所)では日本人の医者を受け入れるようになっていた。驚くべきことに、3年拘束されている間、その時初めて、医療らしきものが施されたのだ。


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11.施設内の中国人囚人や米兵の様子


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12−13.<建物の写真とHAL LEITHの証言>
(HAL LEITH:Member of Mukden Liberation Team 瀋陽開放チームのメンバーの証言)
(LEITH氏)「興味深いことに、彼らのだれも731のことを何も知らなかった。彼らは、注射をしたり、いろいろなことをしていたが、我々には、「これはただ、健康のためにするものだ」、と言っていた。」


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13.<建物の写真とHAL LEITHの証言>


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14.<手書きの人体解剖図>
(LEITH氏)「彼らは、それが実験であるということを何も知らなかった」


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15.<手書きの人体解剖図>


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16.<ARTHUR CAMPBELL:Former American POW Possible Victim of Japanese Experimentation
 元戦争捕虜で日本の人体実験の犠牲者の可能性があるアーサー・キャンベル氏の証言>

(CAMPBELL氏)「彼らは、私に何種類かの薬(M-track や Scarlet Fever?)を飲ませたと思う。」


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17.<捕虜の名前のリストが流れる画面>


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18.<建物の外壁>
 何人かの人々は、仲間の捕虜達が実際、個別にかつ致命的な関心のために731の破壊された施設に連れて行かれ(実験に)使われたのではないかと確信している。


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19.<瀋陽の戦争捕虜だった元米兵ロバート・A.ブラウン氏の証言(ROBERT A.BROWN: Former American POW of Mukden)>

(BROWN氏)「おそらく我々の仲間の1−2名の捕虜を二階につれていったようだが、その後、彼らがどうなったかまったく分からない。消息を二度と聞くことはなかった。」


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9.■本編−8:終戦後もなおアメリカ本土を狙うための細菌爆弾の開発が行われていた
 20.<建物前の連合軍捕虜> 〜 31.<オレゴン州BLYの地図>


20.<建物前の群衆>
 最終的に瀋陽の収容所が1945年9月に開放されたとき、新たに自由となった捕虜達は事情聴取を受けた。しかし、彼らの証言記録は、公式には非公開となった。


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21.<カラー写真:背広の元米兵数名>
 その後50年たっても彼らの話は、米国政府によって依然として検証されていない。


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22.<白いチューブのような写真>
 戦争の終結に向け、731部隊が作りだした恐ろしい兵器は、アメリカ本土でまもなく使われそうになった。


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23.<白い気球が飛ぶ写真>
(Harris氏)「落下傘に仕込まれた細菌は、太平洋上を飛んで西海岸の都市を攻撃するために飛ばされた。まず、かれらは、爆弾を付けて気球を飛ばして成功したら、次ぎに、細菌を取り付けて気球を飛ばすこととした。」


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24.<丸い気球を下から写した写真>
 数千発の気球爆弾がアメリカ本土に向けて飛ばされることとなった。しかし、


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25.<オレンジ色の気球を飛ばした地図3枚>
 わずか200個の爆弾が発射され、そのうちの一つは気球は、遥か東のミシガンにまで到達した。


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26.<オレンジ色の気球を飛ばした地図3枚>


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27.<オレンジ色の気球を飛ばした地図3枚>


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28.<気球のアップ>
 個々の気球には、焼夷弾が取り付けられていたが、中には途中で爆発し火を出して部分的に破壊されたものもあった。


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29.<新聞記事見出し:5家族が爆発で・・・>
 しかし、それによって命が失われたのはわずか1件だけだった。


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30.(オレゴン州BLYの地図)−(6人死亡の新聞記事見出し-KILLS 6 )
 1945年5月5日、オレゴン州のBLY(ブライ)にある教会の遠足グループに落下し、結果として5人の子供の命と、妊娠8ヶ月だった牧師の若い妻が死亡した。


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31.(オレゴン州BLYの地図)−(6人死亡の新聞記事見出し-KILLS 6 )


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10.■本編−9:第二次世界大戦の終結と731部隊の証拠隠滅
 32.<原爆投下の写真> 〜 42.<死体を運ぶ写真>


32.<原爆の写真>
 しかし、アメリカ人にとって幸いなことに、石井が開発した病原菌を積んだ爆弾が発射される前に、戦争は終結した。

(Harris氏)「私は、日本がアメリカの西海岸やさらにそれより遠くの町を攻撃するための施設を準備していたことは、間違いないと思っている。戦争の状況如何にかかわらず、それが日本人のやり方、取り組み方なのだ。」


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33.<シルクハットの人物と兵隊の起立の写真>
 1945年9月2日、日本の降伏とともに、石井四郎の目的は「生き残ること」へと変わった。そのために彼の才能は大いに役立ったのだ。


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34.<ニューヨークタイムスの日本降伏の記事>


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35.<調印の写真>


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36.<建物正面入り口>


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37.(女性 中国人遺族代表 WAMG XUANさんの証言)
(WANG氏)「戦争が終わったとき、日本軍は天皇からの命令を受け取った。それは、すべての証拠を破壊しなければならないと言うことだった。その時点で、400人の中国人が(731部隊の施設内で囚人として)人体実験材料としてまだ生きていた。400人の中国人がまだ生きていたが、731は証拠隠滅のため全員を殺した。」


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38.<死体の写真をとりかこむ人々>
WANG氏「彼らは、400人全員を殺したのだ。」


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39.<屋外の死体?の写真>
 731部隊の惨たらしい遺産は残された。病気をまき散らす細菌を詰めたパンドラの箱は、終戦後も占領している間、依然として開けられたままであり、中国で使われ、各地にまき散らされた。


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40.<屋外の死体?の写真>

パンドラの箱が開けられた

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41.<病床の写真>
 ハルビンでは1947年にもペストが大流行し、その年だけで30,000人が死亡した。


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42.<死体を運ぶ写真>


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11.■本編−10:戦後の米ソ冷戦下で日本を占領したアメリカが行ったこと
 43.<日本兵が整列する写真> 〜 57.<日本が作成したデータ、グラフの写真,解剖図、手書きメモ>


43.<日本兵が整列する写真>
 それ以上に、731部隊のもっと惨たらしい遺産が、アメリカが日本を占領したときから始まったのだ。


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44.<会議室の様子>
(Harris氏)「アメリカは、日本が降伏した時までに何があったのかを知るうえで、きわめて多くの重要な写真をもっていた。アメリカは日本を占領した後、アメリカ人科学調査団を派遣した。アメリカの科学者たちは、諜報機関が探し出した情報は、アメリカにとって最も関心のある情報であることを確信していたのだ。」


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45.<石井史郎の顔アップ>
 まさに、石井四郎その人が、そうした情報をもっている人物に他ならなかった。


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46.<JAPS SURRENDER 日本降伏のネオンサイン>
 第二次世界大戦の終結は、新たに「冷戦」という戦争の始まりを期すことになった。


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47.<ソ連軍の赤の広場での軍事パレード>
米ソ両国は軍備を競い、アメリカ合衆国はソビエト連邦の一歩先を行き優位に立とうとしていた。

別の形での戦争(=冷戦)

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48.<ロケット発射>
 相手方より優位に立つため、見方にとって有利な情報は手段をとわず、それがもたらす道徳的な結末とはお構いなしに手に入れようとしていた。


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49.<書類の積み上げられた様子>―50.<日本側が米国に情報を提供する様子>
 戦争終結から1週間以内に、731部隊の膨大な研究・実験に係わる資料がアメリカの関心を集めるようになっていった。

おそるべき調査...

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50.<中央大学 近代史教授 吉見義明氏証言>
  YOSHIAKI YOSHIMI:Professor of Modern History, Chuo University, Tokyo JAPAN
(吉見氏)「日本軍の細菌兵器に関する詳細な情報は終戦後長い間、公開されなかった理由の一つは、アメリカ政府が、その情報の扱いについて自ら入手するため、研究で明らかになったことを公開しないようにするための交渉を許可したことにある。」


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51.<日本軍打ち合わせの様子>


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52.<日本軍打ち合わせの様子>


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53.<日本が作成したデータ、グラフの写真,解剖図、手書きメモ>
 日本人は悪夢のような実験で得られた几帳面なデータや情報を保管するだけでなく、彼らは、これらの情報が戦後、自分たちが生き残るための「切符」となるだろうと予見していたのだ。


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54.<日本が作成したデータ、グラフの写真,解剖図、手書きメモ>


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55.<日本が作成したデータ、グラフの写真,解剖図、手書きメモ>


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56.<日本が作成したデータ、グラフの写真,解剖図、手書きメモ>


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57.<日本が作成したデータ、グラフの写真,解剖図、手書きメモ>


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12.■本編−11:戦犯免責のためのアメリカとの取引〜悪魔との交渉
 58.<石井四郎> 〜 79.<中国人女性とその後ろに日本兵>


58.<石井四郎>
 石井四郎は、中国から日本に帰国し、アメリカとのリスクの高いポーカーゲームを始めた。もし、アメリカ側が彼自身やその仲間達を戦犯として訴求しないならば、彼は日本軍の集めたデータをアメリカ側に渡し、彼らが行った研究について解説すると申し出たのだ。



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59.<米大統領執務室?>


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60.<金庫のような箱>
 それは、悲しい結末をもたらすことが明らかな最悪(地獄の)の提案だった。


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61.<Peter McGill:Reporter, The Asahi Evening News, Tokyo, Japan>
(McGill氏)「私が出会った興味深い文書の一つは、1946年にアメリカの化学戦争担当の将校が書いたメモで、そこには、化学戦争について日本人を訴追するすることはアメリカが今後化学戦争に係わっていくときの能力を阻害することになると書かれていた。」


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62.<メモ(文書)>


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63.<メモ(文書)>


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64.<横向きの人物の写真>
(Harris 氏)「アメリカの科学者達は、人体実験のデータを入手することに興奮し魅力を感じた。」


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65.<中央に黒い服の立っている人物と3人の座っている人>


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66.<日本人7名の写真>
(Harris氏)「アメリカでは法的にも倫理的な伝統からも、科学者達は研究室で動物を使うことはあったが、今まさに、人間を実験につかった貴重な金にも値するデータが得られる機会を手にしたのだ。そして彼らは、日本人の科学者仲間と面談し、そのアイディアを買った。彼らはもはや敵ではないし、戦犯でもない、彼らは科学者仲間なのだから、と。」


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67.<日米兵士と米兵の写真>

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68.<日米兵士と米兵の写真>


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69.<日米兵士と米兵の写真>


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70.<モスクワの文字>
 地平線に冷戦が続く中で、アメリカ人は、ソビエトに対する確固たる優位性を求めて必死になり、結果として日本の立場を優位にした。


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71.<空母上の戦闘機>


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72.<日本兵整列>


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73.<実験室 中央に弾頭> 
(Harris氏)「数年後、日本の科学者たちはこうしたアメリカ人科学者たちの人間の実験データに対する熱狂的な動きに対して非常に賢く立ち回り、こう言った。


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74.<顕微鏡を覗く人>


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75.<メモ>−76.−77.<中国人女性3名とその後ろに日本兵>
 多くをあなた方は信じられないかもしれないが、「私たちは、戦争犯罪の訴追から免責権を書面で得るまで、何一つ(あなた方が必要な情報を)を引き渡すつもりはない。と。」


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76.<中国人女性3名とその後ろに日本兵>


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77.<中国人女性とその後ろに日本兵>


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13.■本編−12:石井四郎という人物と医者・科学者の責任
 78.<石井四郎軍服姿> 〜 90.<会食の様子>


78.<石井四郎軍服姿>
 石井四郎とその仲間の戦争犯罪者たちは、アメリカ軍が優位に立たなければならないという熱狂的な要求を背景に優遇された。


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79.<手書きの化学構造・細胞の絵3枚>
(Harris氏)「1948年の春、この取引が成立し、日本の科学者たちは一部のデータをアメリカの科学者たちに渡して、戦犯としての訴追を免れたのである。」


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89.<手書きの化学構造・細胞の絵3枚>


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81.<手書きの化学構造・細胞の絵3枚>


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82.<打ち合わせ>
 ある種の冷血で高度な計算のもと、アメリカ合衆国は、最善の取引を行えたと感じたのだった。


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83.<The Report of "A">
(Harris氏)「交渉過程の中で、アメリカ側の主要な科学者の一人で化学企業に関係する人物が、いかに優位な取引であったかを語っている。すなわち、我々はこの悪魔との交渉の過程で、250,000ドルの取引ができた。結果として買い得だった、と。」


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84.<Chemical Corps Research and Development 文書>


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85.<石井四郎顔>
 石井四郎、731部隊の悪魔であり、この731部隊の生き地獄を作った張本人は、1959年、67歳病死したが、依然として故郷の英雄であった。彼は一日たりとも監獄で過ごすことはなかった。


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86.<カラー写真 Harirs氏>
(Harris氏)「彼は、20世紀における最も腐敗した邪悪な人物の一人と言える。彼はまさに、ヨーロッパの強制収容所の所長であった有名な石井や悪魔から教えを受けたであろうJosef Mengeleと並び称される人物となったのだ。」


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87.<米国軍人>


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88.<中国人立姿>
(MacGill氏)「731部隊の人々と731部隊の隠蔽は、まさに戦後日本の科学界の腐敗の帰結であった言える。多くの科学者、医者が自主的にこの巨大な実験に協力していたにもかかわらず、戦後は政府や学術界で上級職を得ていたのだ」


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89.<日本兵集合写真8名>


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90.<会食の様子>


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14.■本編−13:次第に明かされる731部隊の真実
 91.<斬首の写真>パネル 〜 102.<廃墟に子供が泣いている>

91.<斬首の写真>
 しかし、今日、次第にその曇りは明らかにされつつある。


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92.−93.<博物館の様子>−94.<IRIS CHANG:Author, THe Rape of Nanking 「南京における強姦」の著者 アイリス・チャン氏> −95.<白い幕?>
(CHANG氏)「全世界が次第に731部隊の真実を知り始めている。第二次大戦の太平洋側のホロコーストついて、もし私たちが次世代の子供たちに何が起こったのか教育しなければ、歴史は繰り返してしまう傾向がある。」


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93.<博物館の様子>


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94.<IRIS CHANG:Author, THe Rape of Nanking 「南京における強姦」の著者 アイリス・チャン氏>


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95.<白い幕?>


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96.<高層ビル街の空撮>
 このようなことが再び起こらないという保証はない」


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97.<サンフランシスコ1998>
  (忘れられたホロコースト アジアに於ける日本軍731部隊による生物兵器開発)1998年の夏サンフランシスコで、731部隊の犠牲者を記念する展示が行われた。お互いに決して忘れられない人々、お互い同士を知らない人々が顔を合わせた。


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98.<The Forgotten Holocaust in Asia横断幕>


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99.<IRIS CHANG:Author, THe Rape of Nanking「南京における強姦」の著者 アイリス・チャン氏>
(CHANG氏)「ここには大量殺戮や大量虐殺の根絶について多くのパネルが展示されている。多くのアメリカ人がようやく学び始めたところです。」


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100.<写真パネル:日本兵が銃剣を向けている>


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101.<写真 日本兵が中国人に槍を向けている>
 会議、展示や図書の巡回などによって731部隊の残虐さが次第に世界に広まっていった。事実を明らかにすることが日本に対して過去を直視するように仕向けていった。


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102.<廃墟に子供が泣いている>
 多くの日本人が依然として認めたがらない(否定し続ける)過去。


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15.■エピローグ:日本は歴史を直視し大国としての責任を果たせるのか
 103.<青い服の女性がマイクの前> 〜 最後まで


103.<青い服の女性がマイクの前>
(女性)「確かに、誇り高い国は過去の不正を認めたくないが、偉大な国家はその誇りを乗り越え、痛ましい真実に直面しなければならない。」


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104.<右向きの中国人女性>
(Harris氏)「多くの日本の教科書では、第二次世界大戦における日本の役割についてほとんど教えていない。」


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105.<日本兵が銃剣で殺している様子の写真>
(Harris氏)「多くの日本人は、日本人は攻撃的な人間ではない、と教えられている。」


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106.<Harris氏>
(Harris氏)「それどころか、日本は原爆を落とされたために、日本は第二次大戦の犠牲者であると教えられ、その思い込みが長い間多くの日本人に染みついている」


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107.<731部隊の展示パネル>
 日本と決して仲直りしない中国政府は、731部隊の記憶を残すため、あらゆることをやっている。今日、ハルビンに残っている施設跡を博物館にし、観光施設としている。それによって、そこで亡くなった過去の怨霊を忘れ去ることは許されない。


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108.<生徒達が並ぶ建物前2枚>


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109.<生徒達が並ぶ建物前2枚>


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110.<731部隊被害者遺族代表 WANG XUAN 氏証言>
(WANG氏)「それは単なる怒りではない。ごまかしてはいけないのです。私は犠牲者の子孫で、彼らの血を受け継いでいます。だから、私は彼らのために何かしなければなりません。なぜなら私は事実を知っているからです。」


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111.<部屋(窓とベッド)>
 「真実を知れば、そこから逃げることは出来ないはずです。」


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112.<死体の写真>
 「ここで亡くなった人々のために何かしなければ。」


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113.<昭和天皇>
 「また、日本政府はこの戦争の残虐行為について否定し続けているのです。彼らは人間なんです。彼らはまるで虫けらのように死んでいったのです。」


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114.<カラー 煉瓦の建物に紅葉>
 731部隊の真実は、国籍や愛国心を遙かに超え、20世紀の人類の経験として心を打ちます。そして、今後も次々とその実態は明らかにされていくこととなります。


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115.<施設内の写真 墓?>


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116.<赤ん坊の写真>
WANG氏「私たちは犠牲者のために正義を持たなければなりません。犠牲者の尊厳と人間としての権利を守らなければならないのです。」


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117.<日本兵の記念撮影>
 「そして、戦争犯罪人を罰しなければいけないのです。」


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118.<FANG YUNSHENG: Relative of Unit 731 victims>
731部隊の犠牲者の親戚 ファン氏の証言
(FANG氏)「少なくとも彼ら(日本)は戦争中に何が起こったのかを認め、公式に我々中国人に対して、謝罪する必要があります。」


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119.<前を向く中国人>
つづき「また、犠牲者に金銭的な補償を行わなければなりません。」


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120.<3人の中国人>
 日本政府の中には賢明な動きもみられが、謝罪し補償したとしても、我々が失ったもの・犠牲に報いることとはほど遠いのです。」


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121.<731部隊 医学研究者 篠塚よしお氏証言>
(篠塚氏)「私は731部隊から去ることができ良かった。私は当時ほんとうに愚かだった。戦犯拘留センターに送られもう一度人間性を取り戻すことができたと感じました。」


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122.<日本兵と中国人囚人が話す様子>


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123.<日本兵整列写真>


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124.<日本国旗>
 ただ、日本を責めるだけでは十分ではない。アメリカも過去に向きあわなければならない。


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125.<老婆の手を引く写真>


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126.<展示を見る人物>
Harris氏「アメリカ合衆国は、恥ずかしさに向き合い乗り越えてなければならない。


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127.<裁判の様子?>


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128.<Harris氏>
「そして、アメリカは、こうした人々をヨーロッパにおけるホロコーストのスローガンに向かわせる役割を果たしたという事実を知って困惑するだろう。」


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129.<731部隊跡の破壊された建物の壁>


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130.<手術道具>
 「日米や旧ソビエト連邦とその他の国々の間での生物兵器開発競争するようなスローガンは、二度とあってはならない。」


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131.<鉄路と壁>


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132.<鉄条網>


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133.<破壊された建物跡>
つづき「あのような悲劇は20世紀だけで十分であり、21世紀は命にとってよりよい所であるべきなのだ。」


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FIN

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